同期入社の女子社員に京大卒と阪大卒が一人ずついた。二人とも役職に就く前に結婚退職した。非常に性格の良い部下がいて誰からも好かれていた。彼女も役職に就く前に結婚退職した。有能な部下がいた。彼女は結婚・出産後も働き続けて今では管理職になっている。彼女が仕事を続けられたのは夫婦揃って大阪市の出身で、どちらの実家も市内にあるという稀有な幸運に恵まれていたからだろう。
私はこの4人のそれぞれの生き方を批判しない。当たり前だ、それぞれが最善と思う進路を選んだのだから他人がとやかく言えることではない。浅田真央選手がどれほど優れたアスリートであろうともその進路を他人が指図できる訳ではない。
社会的地位の高い女性が少ないことは日本社会の大きな欠陥だと私も思う。しかし個人の力でそれを克服することは困難だ。家電や外食の充実によって殆んどの家事が著しく楽になった。しかし育児だけはそうではない。育児は片手間ではできないしIT化も今のところ困難だ。家事と仕事を両立できるのは政治家か公務員か自由業者だけだろう。民間の仕事は女性であろうと深夜勤務を強いる過当競争の社会だ。仮に育児と仕事を両立できる程度しか働かなければ、エリートから落ち零れに格下げされる。つまり高い地位など望みようが無くなる。
解決策は1つしか無い、親との同居だ。妻の側は実母との同居を望むだろうが、それに賛成するマスオさんのような夫ばかりではない。多くの夫は自分の両親との同居を希望するだろう。これは解決し難い問題だ。夫の両親と同居して姑から嫌味を言われながらもキャリアウーマンの道を歩めるものだろうか。それよりも仕事を諦めて専業主婦になったほうが自由に生活できると考えるだろう。
多くの鳥が一夫一妻制を採るのはそれだけ子育てが大変だからだ。両親が全力で子育てに励まなければ雛は育たない。人間の子育ては鳥以上に大変だ。両親が共に長時間労働者であれば育児は殆んど不可能だろう。子供か仕事かの二者択一であれば、子供を選ぶことは決して間違った選択とは思えない。
私はこの4人のそれぞれの生き方を批判しない。当たり前だ、それぞれが最善と思う進路を選んだのだから他人がとやかく言えることではない。浅田真央選手がどれほど優れたアスリートであろうともその進路を他人が指図できる訳ではない。
社会的地位の高い女性が少ないことは日本社会の大きな欠陥だと私も思う。しかし個人の力でそれを克服することは困難だ。家電や外食の充実によって殆んどの家事が著しく楽になった。しかし育児だけはそうではない。育児は片手間ではできないしIT化も今のところ困難だ。家事と仕事を両立できるのは政治家か公務員か自由業者だけだろう。民間の仕事は女性であろうと深夜勤務を強いる過当競争の社会だ。仮に育児と仕事を両立できる程度しか働かなければ、エリートから落ち零れに格下げされる。つまり高い地位など望みようが無くなる。
解決策は1つしか無い、親との同居だ。妻の側は実母との同居を望むだろうが、それに賛成するマスオさんのような夫ばかりではない。多くの夫は自分の両親との同居を希望するだろう。これは解決し難い問題だ。夫の両親と同居して姑から嫌味を言われながらもキャリアウーマンの道を歩めるものだろうか。それよりも仕事を諦めて専業主婦になったほうが自由に生活できると考えるだろう。
多くの鳥が一夫一妻制を採るのはそれだけ子育てが大変だからだ。両親が全力で子育てに励まなければ雛は育たない。人間の子育ては鳥以上に大変だ。両親が共に長時間労働者であれば育児は殆んど不可能だろう。子供か仕事かの二者択一であれば、子供を選ぶことは決して間違った選択とは思えない。