俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

10大誤審

2014-06-18 10:09:32 | Weblog
 サッカーのワールドカップ・ブラジル大会の真っ最中だが、FIFAは2006年に創立100周年を記念したDVDを発売しその中で10大誤審も発表した。DVDなので映像が残っている1962年以降しか選ばれていないが、驚くべき内容だ。
 1位はアルゼンチンのスーパースターのマラドーナによる「神の手」だ。1986年のメキシコ大会の対イングランド戦でのことだ。
 6位から9位には呆れる。総て2002年の日韓大会でどれも韓国に有利な判定だ。6位・7位は対イタリア戦で、8位・9位は対スペイン戦だ。ここまで極端だと単にホームタウンデシジョンとは言えまい。八百長だろう。昔は「中東の笛」が問題にされたものだが今では韓国の笛のほうが酷いようだ。
 審判だけではなく選手にも問題がある。ラフプレイが多いので韓国との親善試合は嫌われ勝ちだ。実際に試合を見ていても審判の目を盗んだ反則が非常に多い。日本の「お行儀の良い」サッカーとは大違いだ。
 勝つために手段を選ばないのが韓国の特徴だ。だからこそソチ・オリンピックで金ヨナ選手が銀メダルに終わったことにクレイムを付ける。自分達が日常的に不正をしていることを投影して審判団による不正があったと決め付ける。これはスポーツだけではなく政界や芸能界などにも蔓延している。隣国であっても「和を以って貴しと為す」日本とは余りにも違い過ぎる。
 私自身、仕事上で韓国の企業と付き合ったことがある。相手に大使館による推薦を求めたところ、かなりいかがわしい企業も含めて殆んどの企業が最も良い企業とのお墨付きを持って来たことには心底呆れ果てた。どうやら大使館員が勝手に公印を使って公文書を乱発しているらしい。公文書でさえこんな有様なのだから契約など全くアテにならない。中国から夜逃げする企業が後を絶たず社会問題化しているそうだ。不正が蔓延る韓国を文明国扱いすべきではないようだ。

安全な社会

2014-06-18 09:39:25 | Weblog
 安全な社会は同時に低コストな社会だ。呼吸をするためにマスクは要らないし殆んどタダ同然で清潔な水道水が飲める。護身のために武器を携帯する必要も無ければ自宅に警備システムを備える人も殆んどいない。女性や子供の一人旅でも安心だ。
 アメリカやフィリピンなどの宝石店には銃で武装した警備員が常駐する。その警備員が強盗になったら大変だから身元の確かな人をある程度高給で雇わざるを得ない。実際に銃を使うことは殆んど無いのだから全く予防だけのための投資であり高過ぎる保険料だ。
 万引きが多ければ経営が圧迫される。万引きロスまで織り込んで売価が設定されればその割高な価格を負担させられるのは善良な消費者だ。
 かつてイザヤ・ベンダサン(山本七平氏)は「日本人とユダヤ人」で「日本人は、安全と水は無料で手にはいると思いこんでいる」と衝撃的な指摘をして多くの人が目から鱗が落ちる思いをしたものだ。44年も前のこの指摘を改めて噛み締めるべきではないだろうか。安全な社会の有難さを日本人は再び忘れてしまっている。
 日本は世界で一番安全な社会だろう。ブラジルに限らず海外旅行をすれば日本がどれだけ安全かを痛感せざるを得ない。海外旅行初心者の頃の私は散々嫌な思いをして、怖くて夜は出歩けずホテルに籠っていたものだ。
 この安全な社会を破壊すればそれは国民にとって大きな負担となる。経済的な負担だけではない、精神的な負担も大きい。相互信頼の社会が相互不信に変われば憎悪の連鎖さえ起こるだろう。安全な社会が急激に危険な社会へと変わり得る。
 低賃金労働者の安易な輸入に私は断固反対する。それは日本中に西成や山谷のドヤ街を拡散させるような愚行だ。国民の安全を守るべき政府が国民を危険に晒すような政策を選ぶべきではない。低賃金労働者の輸入は外国人からの搾取であり奴隷の輸入にも等しい蛮行だ。外国人であれば低賃金でこき使っても構わないという人種差別でもある。こんなやり方は本人のためにも日本のためにもならない。働いていない高齢者や女性などを有効に活用できれば充分に日本の社会を維持できる。外国人からの搾取に頼るべきではない。悪業に頼ればそれはもっと酷い事態を招く原因ともなり得る。