先日、足の指を捻挫したらしく足を大きく腫らした。腫れた足は当然熱を持った。
こんな時、冷やすべきか温めるべきか?現代の常識では冷やすことが奨励されている。スポーツ選手はコールドスプレイやアイシングを使う。スポーツ医療は何らかのエビデンス(根拠)に基づいてアイシングを勧めているのだろうが、これは炎症を防ぐことと傷の治療との関係について根本的な誤りを犯しているのではないだろうか。アイシングによって投手の肘の炎症は軽減されるかも知れないが、肘の手術は却って増えているように思える。炎症という症状の軽減は全くの対症療法に過ぎず、損傷の治療とは言い難い。炎症は治癒のために必要な自然治癒力の活動でありそれを抑えることは快癒に対する妨害なのではないだろうか?
風邪の誤った治療法と同じ間違いを犯しているのではないかと疑う。風邪をひけば体温が上がり全身がだるくなる。これは症状ではなく実は抗ウィルス反応だ。前者によって免疫力が高まり、後者によって不要な行動を抑制して体力を温存する。解熱剤によって熱を下げれば免疫力が低下するだけではなく安静を怠り勝ちになるので却って風邪を悪化させてしまう。捻挫した時の炎症と痛みは風邪に対するこれらの生体反応と同じものなのではないだろうか?
本来の怪我は関節部の損傷だ。ところがこの時その周縁部で炎症が発生して痛む。これは損傷を治癒するための働きだろう。炎症を起こすことによって血流が増えて代謝機能が活性化し、痛みによって傷んでいる場所の使用を抑制する。風邪における抗ウィルス反応と非常によく似たメカニズムだ。炎症を抑え痛みを和らげることは対症療法であって損傷部分の治癒には全く役に立たない。むしろ治ったと錯覚させることによって損傷を悪化させかねない。
自然に治癒する時には痛みがバロメーターになる。痛ければ動かさないし、痛みが和らげば治癒が進んでいるのだから徐々に動かす。痛み止めで誤魔化してしまえば自己診断さえできなくなる。
二日酔いの時の迎え酒のように、冷やすことは楽にさせるが実は悪化させているのではないだろうか。機械であれば熱を持つことは悪い兆候だ。オーバーヒートの状態だからだ。しかし自己修復力を持つ動物の体を機械と同等に考えるべきではあるまい。修復のために発熱していると考えられるからだ。
こんな時、冷やすべきか温めるべきか?現代の常識では冷やすことが奨励されている。スポーツ選手はコールドスプレイやアイシングを使う。スポーツ医療は何らかのエビデンス(根拠)に基づいてアイシングを勧めているのだろうが、これは炎症を防ぐことと傷の治療との関係について根本的な誤りを犯しているのではないだろうか。アイシングによって投手の肘の炎症は軽減されるかも知れないが、肘の手術は却って増えているように思える。炎症という症状の軽減は全くの対症療法に過ぎず、損傷の治療とは言い難い。炎症は治癒のために必要な自然治癒力の活動でありそれを抑えることは快癒に対する妨害なのではないだろうか?
風邪の誤った治療法と同じ間違いを犯しているのではないかと疑う。風邪をひけば体温が上がり全身がだるくなる。これは症状ではなく実は抗ウィルス反応だ。前者によって免疫力が高まり、後者によって不要な行動を抑制して体力を温存する。解熱剤によって熱を下げれば免疫力が低下するだけではなく安静を怠り勝ちになるので却って風邪を悪化させてしまう。捻挫した時の炎症と痛みは風邪に対するこれらの生体反応と同じものなのではないだろうか?
本来の怪我は関節部の損傷だ。ところがこの時その周縁部で炎症が発生して痛む。これは損傷を治癒するための働きだろう。炎症を起こすことによって血流が増えて代謝機能が活性化し、痛みによって傷んでいる場所の使用を抑制する。風邪における抗ウィルス反応と非常によく似たメカニズムだ。炎症を抑え痛みを和らげることは対症療法であって損傷部分の治癒には全く役に立たない。むしろ治ったと錯覚させることによって損傷を悪化させかねない。
自然に治癒する時には痛みがバロメーターになる。痛ければ動かさないし、痛みが和らげば治癒が進んでいるのだから徐々に動かす。痛み止めで誤魔化してしまえば自己診断さえできなくなる。
二日酔いの時の迎え酒のように、冷やすことは楽にさせるが実は悪化させているのではないだろうか。機械であれば熱を持つことは悪い兆候だ。オーバーヒートの状態だからだ。しかし自己修復力を持つ動物の体を機械と同等に考えるべきではあるまい。修復のために発熱していると考えられるからだ。