9日から10日にかけて三重県全域に大雨などの特別警報が出されそれを受けて市町村が57万人に避難指示を出したが、実際に避難したのはたった4,671人で負傷者数は僅か6人だったそうだ。結果的には一部の地域で床上浸水があった程度であり50年に1度レベルの災害とは言い難かった。特別警報を出して注意を喚起したから災害を未然に防げたと弁解することは可能だが空騒ぎだった。大体なぜ三重県全域が特別警報の対象になって周辺県が対象外になるのかさっぱり理解できない。自然災害は人工的な県境とは無関係だ。三重県は南北に長いから北部と南部とでは気候が全然違う。今回の大雨は北部に偏っていたのだから全県ではなく三重県北部で充分だっただろう。
特別警報が出されたのはこれで3度目だが、昨年9月の京都府等も今年7月の沖縄も大災害には至っていない。逆に、土石流災害のあった昨年10月の伊豆大島では特別警報が出されず避難勧告も無かったということで散々批判された。
こんな風潮では騒いだほうが得だ。危険かどうか分からなければとりあえず特別警報を出して市町村は避難勧告をする。空騒ぎに終わっても構わないのだから免罪符のようなものだ。こんなことが続けばイソップ寓話の「狼少年」の話のようになってしまう。
他の動物と同様に人類も恐怖に敏感だ。恐怖という感情に最も敏感に反応する。しかし電気ショックを受け続けた犬がそのうち無反応になってしまうように、空騒ぎが続くと人も無反応になってしまう。このことこそ恐ろしい。
マスコミは危険を煽りたがる特性を持っている。人類が臆病な動物であり危険情報に敏感だから、その弱点を突くことによる商業的メリットが大きいからだ。
我々に必要なのは適切に怖がることだ。飛行機を怖がる人は少なくないが、航空機事故による死亡確率は25億㎞当り1人であり自動車よりも25倍も安全だ。こんなことをマスコミは報じない。基準値の2倍の食品添加物が検出されれば危険と騒ぐが、基準値が安全値の1/100以下に設定されていることは報じない。その一方で、東北地方での基準値を超えた放射線量は極力報じないようにする。こんなダブルスタンダードを使われたら我々は混乱する。自力で補正できなくなるからだ。
朝日新聞と赤旗が最も読みやすい新聞と言われている。偏りが一定であれば自分で補正をすることによってかなり中立的な情報を得られるが、ダブルスタンダードやトリプルスタンダードを使われたら素人は訳が分からなくなる。正しく怖がるための情報が望ましい。
特別警報が出されたのはこれで3度目だが、昨年9月の京都府等も今年7月の沖縄も大災害には至っていない。逆に、土石流災害のあった昨年10月の伊豆大島では特別警報が出されず避難勧告も無かったということで散々批判された。
こんな風潮では騒いだほうが得だ。危険かどうか分からなければとりあえず特別警報を出して市町村は避難勧告をする。空騒ぎに終わっても構わないのだから免罪符のようなものだ。こんなことが続けばイソップ寓話の「狼少年」の話のようになってしまう。
他の動物と同様に人類も恐怖に敏感だ。恐怖という感情に最も敏感に反応する。しかし電気ショックを受け続けた犬がそのうち無反応になってしまうように、空騒ぎが続くと人も無反応になってしまう。このことこそ恐ろしい。
マスコミは危険を煽りたがる特性を持っている。人類が臆病な動物であり危険情報に敏感だから、その弱点を突くことによる商業的メリットが大きいからだ。
我々に必要なのは適切に怖がることだ。飛行機を怖がる人は少なくないが、航空機事故による死亡確率は25億㎞当り1人であり自動車よりも25倍も安全だ。こんなことをマスコミは報じない。基準値の2倍の食品添加物が検出されれば危険と騒ぐが、基準値が安全値の1/100以下に設定されていることは報じない。その一方で、東北地方での基準値を超えた放射線量は極力報じないようにする。こんなダブルスタンダードを使われたら我々は混乱する。自力で補正できなくなるからだ。
朝日新聞と赤旗が最も読みやすい新聞と言われている。偏りが一定であれば自分で補正をすることによってかなり中立的な情報を得られるが、ダブルスタンダードやトリプルスタンダードを使われたら素人は訳が分からなくなる。正しく怖がるための情報が望ましい。