身近に機械が溢れているせいか、人間を含めた動物をまるで機械のように思っている人が多い。飼っていたカブト虫が死んだ時に「電池を替えて」と言う子供がいるそうだ。子供だけではなく大人まで、医学・生理学においては人間を機械と混同している人が大半だ。メインテナンスについて2つの大きな間違いを冒している。1つは自然治癒力に対する無理解であり、もう1つはエネルギー論だ。
自然治癒力に関しては最近かなりしつこく書いているので余り詳しく書かないが、もし自動修復機能を持った機械があればトラブル時にどう動くかを想像して欲しい。本来の機能を停止して修復作業に取り掛かるだろう。このメカニズムを知らない人であれば機械が狂って異常行動を起こしたと誤解して、この「異常行動」を停止させるために手を尽くすだろう。こんなことを避けるために自動修復機能を備えた機械には必ずパソコンのように「修復中」と表示するだろうが、人体には「修復中」と表示する機能が備わっていない。だから人体の「異常行動」に対して対症療法を行ってしまう。自然治癒力の妨害をすることは治療ではなく自傷行為だ。
もう1つはエネルギー論を模倣したカロリー論だ。機械であれば動くためにのみエネルギーが使われる。必要なエネルギー量は動く量とほぼ比例する。動物はそうではない。摂取する栄養の大半が体のメインテナンスに使われ、動くために使われるものなどほんの一部に過ぎない。こんな事情を無視してエネルギー論を模倣したカロリー論を使うから栄養学は砂上の楼閣になった。事実から懸け離れた机上の空論に堕した。必要なのは蛋白質と脂質とビタミンとミネラルだ。エネルギー源にしかならない炭水化物など殆んど必要無い。
人類は多分元々は肉食動物だったと思う。それはセルロースを分解する能力を持っていないからだ。総ての草食動物は微生物と共生して、微生物の力を借りてセルロースを消化吸収する。セルロースを分解できない人類が草食動物であったとは考えにくい。身体能力が高くない人類の祖先は多分、小動物や屍肉を漁っていたのだろう。
自然治癒力に関しては最近かなりしつこく書いているので余り詳しく書かないが、もし自動修復機能を持った機械があればトラブル時にどう動くかを想像して欲しい。本来の機能を停止して修復作業に取り掛かるだろう。このメカニズムを知らない人であれば機械が狂って異常行動を起こしたと誤解して、この「異常行動」を停止させるために手を尽くすだろう。こんなことを避けるために自動修復機能を備えた機械には必ずパソコンのように「修復中」と表示するだろうが、人体には「修復中」と表示する機能が備わっていない。だから人体の「異常行動」に対して対症療法を行ってしまう。自然治癒力の妨害をすることは治療ではなく自傷行為だ。
もう1つはエネルギー論を模倣したカロリー論だ。機械であれば動くためにのみエネルギーが使われる。必要なエネルギー量は動く量とほぼ比例する。動物はそうではない。摂取する栄養の大半が体のメインテナンスに使われ、動くために使われるものなどほんの一部に過ぎない。こんな事情を無視してエネルギー論を模倣したカロリー論を使うから栄養学は砂上の楼閣になった。事実から懸け離れた机上の空論に堕した。必要なのは蛋白質と脂質とビタミンとミネラルだ。エネルギー源にしかならない炭水化物など殆んど必要無い。
人類は多分元々は肉食動物だったと思う。それはセルロースを分解する能力を持っていないからだ。総ての草食動物は微生物と共生して、微生物の力を借りてセルロースを消化吸収する。セルロースを分解できない人類が草食動物であったとは考えにくい。身体能力が高くない人類の祖先は多分、小動物や屍肉を漁っていたのだろう。