当たり前の話だが夏に梅雨がある訳ではない。日本の季節は四季ではなく五季だ。春夏秋冬プラス梅雨だ。ところが今年は梅雨明け後も梅雨時のような気圧配置が続いている。つまり南の太平洋の暖気と北の大陸(オホーツク海)の寒気が、日本列島の上空で拮抗し続けている。例年であれば太平洋高気圧の勢力が強まって日本列島がすっぽりと覆われて夏になるのだが、今年はいつまで経っても拮抗したままだ。
こんなことは1993年以来のことだ。この年はいつ梅雨が明けたのか分からず、夏らしい夏を迎えないまま秋になってしまった。夏大好きの私としては最も嫌な年だった。冷夏と日照時間の不足のせいで米が戦後最大の不作になり米泥棒まで出没した年だ。
今年の8月の日照時間は平年の半分以下らしい。降水量はたっぷりあるが、こんな気候は農業のためには良くない。今のところキューリやナスビなどに影響が出ているらしいが、このままだと少なからぬダメージになるだろう。
最近の天気予報が当たらないのは予報官のレベルが下がったからではなく特殊な気圧配置のせいだ。普段であれば天候は西から東へと動く。西にあった高気圧や低気圧が東へと動くのだから予報し易い。ところが今のように南北の大気のバランスで天候が決まる時には予想が困難だ。前線が南へ動くか北へ動くかは南北の大気の力次第だ。まるで大相撲で両力士ががっぷり四つになっているようなものであり、どちらへ動くかは予想し難い。私は毎日何度も天気図を見て考えているので、予報し易い日としにくい日があることを知っている。天気図を全く見ない人が気象庁任せにして外れたら文句を言うのはフェアではない。天候が読める日もあれば読めない日もあるものだ。気象予報士は無責任な地震学者などとは違って「予知できる」などと大言壮語を吐かない。可能な範囲で知恵を絞って予報の精度を上げようとしている。
8月が終わった時点でマスコミは異常気象だと騒ぎ立てるだろう。確かに特殊な気象ではあるが所詮20年に1度のレベルだ。20年に1度と言えば珍しいように思えるが、20回に1度の外れクジのようなものだ。月単位で把握すれば2年に1度程度(12か月÷20年)だから誤差の範囲内だろう。
こんなことは1993年以来のことだ。この年はいつ梅雨が明けたのか分からず、夏らしい夏を迎えないまま秋になってしまった。夏大好きの私としては最も嫌な年だった。冷夏と日照時間の不足のせいで米が戦後最大の不作になり米泥棒まで出没した年だ。
今年の8月の日照時間は平年の半分以下らしい。降水量はたっぷりあるが、こんな気候は農業のためには良くない。今のところキューリやナスビなどに影響が出ているらしいが、このままだと少なからぬダメージになるだろう。
最近の天気予報が当たらないのは予報官のレベルが下がったからではなく特殊な気圧配置のせいだ。普段であれば天候は西から東へと動く。西にあった高気圧や低気圧が東へと動くのだから予報し易い。ところが今のように南北の大気のバランスで天候が決まる時には予想が困難だ。前線が南へ動くか北へ動くかは南北の大気の力次第だ。まるで大相撲で両力士ががっぷり四つになっているようなものであり、どちらへ動くかは予想し難い。私は毎日何度も天気図を見て考えているので、予報し易い日としにくい日があることを知っている。天気図を全く見ない人が気象庁任せにして外れたら文句を言うのはフェアではない。天候が読める日もあれば読めない日もあるものだ。気象予報士は無責任な地震学者などとは違って「予知できる」などと大言壮語を吐かない。可能な範囲で知恵を絞って予報の精度を上げようとしている。
8月が終わった時点でマスコミは異常気象だと騒ぎ立てるだろう。確かに特殊な気象ではあるが所詮20年に1度のレベルだ。20年に1度と言えば珍しいように思えるが、20回に1度の外れクジのようなものだ。月単位で把握すれば2年に1度程度(12か月÷20年)だから誤差の範囲内だろう。