ウルトラマンがなぜ無条件にヒーローであり得るのか?それは市民を襲う怪獣を倒すからだ。ヒーローになるためには極悪の強敵がいなければならない。日本が怪獣や宇宙人に襲われなければウルトラマンの出番は無い。ヒーローという立場のためには悪役が欠かせない。
中国共産党がヒーローであるためには悪人を退治しなければならない。長い間、その悪役は大日本帝国軍だった。日帝は残虐・卑劣極まりなく、それを破った共産党はヒーローだという物語にするために、日帝を悪く・強い敵として描き続けて来た。
しかし時代を経ればこの論法は通用しなくなる。毛沢東であれば抗日戦の英雄だったが、現在の共産党幹部は抗日戦に参加さえしていない。現在の幹部はヒーローたり得ない。そのせいかどうかは分からないが、かつてのテレビドラマとは違って、最近のドラマの日本兵は弱く、カンフーの達人に蹴飛ばされれば木端微塵に砕け散るそうだ。だから新しい悪役が必要になった。選ばれたのが汚職政治家だろう。汚職政治家であれば人民の敵と言える。こうしてスケープゴートに選ばれたのが薄熙来氏であり周永康氏だろう。人民は喝采した。
この作戦は一石二鳥だ。自らがヒーローになれるのと同時に政敵を粛清できるからだ。
抗日戦勝利では最早ヒーローになれない。前の世代がちっぽけな島国に負けなかったという情けない話にしかならない。既にGDPで中国に追い越された日本ではヒーローの引き立て役として不充分だ。共産党独裁を正当化するためにはもっと巨大な敵、しかも人民を苦しめる巨大な悪でなければならない。
ここで大きな矛盾にぶつかる。共産党独裁の中国において共産党以外に巨大な権力は無い。従って内部抗争にならざるを得ない。これは血で血を洗うような権力闘争になる。共産党独裁を正当化するための活動が熾烈な権力争奪戦になる。こうして中国共産党は内部抗争と恐怖政治によって自滅する(?)
中国共産党がヒーローであるためには悪人を退治しなければならない。長い間、その悪役は大日本帝国軍だった。日帝は残虐・卑劣極まりなく、それを破った共産党はヒーローだという物語にするために、日帝を悪く・強い敵として描き続けて来た。
しかし時代を経ればこの論法は通用しなくなる。毛沢東であれば抗日戦の英雄だったが、現在の共産党幹部は抗日戦に参加さえしていない。現在の幹部はヒーローたり得ない。そのせいかどうかは分からないが、かつてのテレビドラマとは違って、最近のドラマの日本兵は弱く、カンフーの達人に蹴飛ばされれば木端微塵に砕け散るそうだ。だから新しい悪役が必要になった。選ばれたのが汚職政治家だろう。汚職政治家であれば人民の敵と言える。こうしてスケープゴートに選ばれたのが薄熙来氏であり周永康氏だろう。人民は喝采した。
この作戦は一石二鳥だ。自らがヒーローになれるのと同時に政敵を粛清できるからだ。
抗日戦勝利では最早ヒーローになれない。前の世代がちっぽけな島国に負けなかったという情けない話にしかならない。既にGDPで中国に追い越された日本ではヒーローの引き立て役として不充分だ。共産党独裁を正当化するためにはもっと巨大な敵、しかも人民を苦しめる巨大な悪でなければならない。
ここで大きな矛盾にぶつかる。共産党独裁の中国において共産党以外に巨大な権力は無い。従って内部抗争にならざるを得ない。これは血で血を洗うような権力闘争になる。共産党独裁を正当化するための活動が熾烈な権力争奪戦になる。こうして中国共産党は内部抗争と恐怖政治によって自滅する(?)