出産数は平日の昼間が圧倒的に多いらしい。誕生日なら誰でも知っているが誕生曜日を知っている人は少ないから意外な盲点だ。年末年始が誕生日の人が少ないことは割と知られているが、日曜・祝日生まれも少ない。
何とも奇妙な話だが、こんな異常なことが起こるのは人為が働くからだ。医師が陣痛促進剤を使って出産日時をコントロールしているからこんなことになる。自然分娩では深夜から早朝にかけての出産が多いらしいから明らかに歪な操作だ。
これを善意に解釈することはできる。スタッフが充分で父子のご対面もし易い時間帯に生まれれば何かと好都合だ。島根県のあるショッピングセンターでは爆買いする中国人の来店時刻に合わせて中国語の通訳を急遽50人も雇ったそうだが、買い物であれ医療であれスタッフが充実した時間のほうが安心・安全だろう。
しかし母子のためにこれは良いことだろうか。陣痛促進剤の量を増やして出産日・出産時刻を強制的に早められて無害であるとは考えられない。これは母子のためではなく医師と看護師の都合のために無理やり産まされているのではないだろうか。休日や夜間に働きたくない医師や看護師の都合に出産日時が合わせられているのなら本末転倒ではないだろうか。
これは決して杞憂ではない。陣痛促進剤を過剰に投与されて植物状態にされた女性の裁判が先月18日からさいたま地裁で始まった。詳しい事情はよく分からないが、どんな薬にも必ず副作用があり、陣痛促進剤が母子に悪影響を与える可能性は決して低くない。医療機関従業員の勝手な事情のために妊婦が危険に晒されている現状は問題視しても良かろう。
妙な理屈を使うが、妊婦は一人ではない。胎児と合わせて二人だ。法的にはともかく実質的に妊婦は二人の命を預かっている。妊婦の安全を軽く扱うことは二人の命を軽視することになるだろう。病院側にそんな自覚があるのだろうか?
何とも奇妙な話だが、こんな異常なことが起こるのは人為が働くからだ。医師が陣痛促進剤を使って出産日時をコントロールしているからこんなことになる。自然分娩では深夜から早朝にかけての出産が多いらしいから明らかに歪な操作だ。
これを善意に解釈することはできる。スタッフが充分で父子のご対面もし易い時間帯に生まれれば何かと好都合だ。島根県のあるショッピングセンターでは爆買いする中国人の来店時刻に合わせて中国語の通訳を急遽50人も雇ったそうだが、買い物であれ医療であれスタッフが充実した時間のほうが安心・安全だろう。
しかし母子のためにこれは良いことだろうか。陣痛促進剤の量を増やして出産日・出産時刻を強制的に早められて無害であるとは考えられない。これは母子のためではなく医師と看護師の都合のために無理やり産まされているのではないだろうか。休日や夜間に働きたくない医師や看護師の都合に出産日時が合わせられているのなら本末転倒ではないだろうか。
これは決して杞憂ではない。陣痛促進剤を過剰に投与されて植物状態にされた女性の裁判が先月18日からさいたま地裁で始まった。詳しい事情はよく分からないが、どんな薬にも必ず副作用があり、陣痛促進剤が母子に悪影響を与える可能性は決して低くない。医療機関従業員の勝手な事情のために妊婦が危険に晒されている現状は問題視しても良かろう。
妙な理屈を使うが、妊婦は一人ではない。胎児と合わせて二人だ。法的にはともかく実質的に妊婦は二人の命を預かっている。妊婦の安全を軽く扱うことは二人の命を軽視することになるだろう。病院側にそんな自覚があるのだろうか?