地方の過疎化が進むのは当然だろう。地方には農家と漁師しか残らないのではないかと思うほど格差が大きい。地方の過疎化を防ぐためには何らかの優遇策が必要ではないだろうか。そうでなければ「平等」ではない。
私は母の世話をするために田舎帰りをしたものの不便さに呆れている。私のような老人でさえそう感じるのだから行動的な若年層であればもっと不満に思うだろう。商業施設は貧弱だし労働環境も悪い。高校時代の同級生で地元に残っているのは教師を含めた公務員と医者と地方銀行員だけだ。
雨が降れば泳げない。これは当たり前のことのようだが、大阪に住んでいた頃は雨でも屋内プールで泳げた。夏の晴れた日は屋外で、それ以外の日は屋内で泳いでいた。大阪では高級リゾート地のような生活を低価格で楽しめた。
今住んでいる伊勢市での主な交通手段は自転車だ。競泳の萩野公介選手が骨折事故を起こしたように自転車は余り安全な乗物ではないが、雨が降れば更に危険性が高まる。視界が悪くなりブレーキは利きにくくなりスリップもする。これでは怖くて出掛けられない。電車もバスも便数が少なく、都会と比べれば割高だから利用する気にならない。だから雨の日は家に籠ることになる。
伊勢市は決してド田舎ではない。人口13万人の地方都市だ。それでも都会と比べれば随分不便だ。流石に「♪オラの村には電気が無エ♪」ということは無かろうが「電車が無エ」という町、あるいは日に数便しか無い町は少なくなかろう。
伊勢では土曜の夕刊が無い。まさかと思われるような話だが日経新聞と地域紙の中日新聞以外の土曜日の夕刊を見たことが無い。それにも拘わらず月間の購読料は都会と同じ4,037円だ。月に4・5回夕刊が少ないにも拘わらず料金は同じなのだから、全国共通の筈の新聞料金でさえ差が生じている。
本を買うのも大変だ。大型書店は都会にしか無いから頼りにするのはブックオフ・オンラインだ。しかし書名だけを頼りにして購入するからしばしば失敗する。親切なブックオフは以前にブックオフで買った本であれば告知してくれるが他所で買った本はフリーパスだ。これまでに何度重複購入をしたことやら。だから大阪へ出掛ける度に10冊ぐらいは纏め買いをする。
大阪へ出ようとすれば近鉄特急で1時間50分掛かる。距離的にはもっと遠い名古屋から大阪までは新幹線でたった50分だ。近鉄特急は1時間に2本程度しか無いが新幹線なら10本以上ある。しかも始発は早くから、終電も遅くまである。大阪へ出るための電車は伊勢よりも名古屋のほうが圧倒的に便利だ。都会のほうが便利なのだから人は必然的に都会に集まる。地方の長所は住居費の安さだけだ。不便な場所ほど安くなる。
私は母の世話をするために田舎帰りをしたものの不便さに呆れている。私のような老人でさえそう感じるのだから行動的な若年層であればもっと不満に思うだろう。商業施設は貧弱だし労働環境も悪い。高校時代の同級生で地元に残っているのは教師を含めた公務員と医者と地方銀行員だけだ。
雨が降れば泳げない。これは当たり前のことのようだが、大阪に住んでいた頃は雨でも屋内プールで泳げた。夏の晴れた日は屋外で、それ以外の日は屋内で泳いでいた。大阪では高級リゾート地のような生活を低価格で楽しめた。
今住んでいる伊勢市での主な交通手段は自転車だ。競泳の萩野公介選手が骨折事故を起こしたように自転車は余り安全な乗物ではないが、雨が降れば更に危険性が高まる。視界が悪くなりブレーキは利きにくくなりスリップもする。これでは怖くて出掛けられない。電車もバスも便数が少なく、都会と比べれば割高だから利用する気にならない。だから雨の日は家に籠ることになる。
伊勢市は決してド田舎ではない。人口13万人の地方都市だ。それでも都会と比べれば随分不便だ。流石に「♪オラの村には電気が無エ♪」ということは無かろうが「電車が無エ」という町、あるいは日に数便しか無い町は少なくなかろう。
伊勢では土曜の夕刊が無い。まさかと思われるような話だが日経新聞と地域紙の中日新聞以外の土曜日の夕刊を見たことが無い。それにも拘わらず月間の購読料は都会と同じ4,037円だ。月に4・5回夕刊が少ないにも拘わらず料金は同じなのだから、全国共通の筈の新聞料金でさえ差が生じている。
本を買うのも大変だ。大型書店は都会にしか無いから頼りにするのはブックオフ・オンラインだ。しかし書名だけを頼りにして購入するからしばしば失敗する。親切なブックオフは以前にブックオフで買った本であれば告知してくれるが他所で買った本はフリーパスだ。これまでに何度重複購入をしたことやら。だから大阪へ出掛ける度に10冊ぐらいは纏め買いをする。
大阪へ出ようとすれば近鉄特急で1時間50分掛かる。距離的にはもっと遠い名古屋から大阪までは新幹線でたった50分だ。近鉄特急は1時間に2本程度しか無いが新幹線なら10本以上ある。しかも始発は早くから、終電も遅くまである。大阪へ出るための電車は伊勢よりも名古屋のほうが圧倒的に便利だ。都会のほうが便利なのだから人は必然的に都会に集まる。地方の長所は住居費の安さだけだ。不便な場所ほど安くなる。