「我が子を食うサトゥルヌス」という絵画がある。「裸のマハ」や「着衣のマハ」などで有名なゴヤの作品だ。薄気味悪い作品だが私は妙に気に入っていて、学生時代はこのポスターを部屋に貼っていた。
ローマ神話のサトゥルヌスはギリシャ神話のクロノスに当りゼウスの父だ。クロノスはクロックの語源となっているように「時の神」でもある。時の神が我が子を食うことが現実になりつつある。
高齢者が若年層を食い物にしている。以前であれば老人は子孫を頼りにした。多少不自由であろうとも我慢して「老いては子に従う」ことは決して女性だけのルールではなかった。ところが現代の老人は若者から搾取することを当然の権利と考えている。我儘のし放題であり、未納や滞納があっても「年金が少ない」と制度に責任転嫁をする。自業自得という意識を欠いた我儘老人による社会破壊を放置すべきではなかろう。
「理想は現実的であるべきだ」と私は常々考えている。非現実的・空想的な理想は狂人の妄想に等しい。例えば高福祉・低負担はあり得ない。高福祉を望むなら高負担が付随するし、低負担を望むなら低福祉になる。現在の70歳以上の高齢者は超低負担だった。甘やかされ過ぎた老人が特権を要求している。これが呪うべきシルバー民主主義だ。
ギリシャが追加支援を求めている。しかし追い貸しを受けるためには返済力を証明する必要がある。放漫財政の末に借金まみれになったギリシャに対する追加支援など可能だろうか。8兆円も貸し出して、あろうことか債権の一部放棄まで求められているドイツ人の怒りは当然だ。返済の確約か担保でも無ければ踏み倒されかねない追い貸しなどできない。これは他山の石ではない。約581億円のサムライ債の第一回返済期限が14日に迫っている。これが返済されなければ日本人もドイツ人の怒りを少しは理解できるだろう。
日本の老人の厚かましさはギリシャ人に似ている。無制限な高齢者優遇を要求する。優遇の裏には若年層に対する冷遇があることを理解しようとしない。ドイツを始めとするEU諸国は身勝手なギリシャに食われ、日本社会は身勝手な老人に食われている。日本人の寿命が長くなり過ぎたことが不幸の根源なのだろうか?
ローマ神話のサトゥルヌスはギリシャ神話のクロノスに当りゼウスの父だ。クロノスはクロックの語源となっているように「時の神」でもある。時の神が我が子を食うことが現実になりつつある。
高齢者が若年層を食い物にしている。以前であれば老人は子孫を頼りにした。多少不自由であろうとも我慢して「老いては子に従う」ことは決して女性だけのルールではなかった。ところが現代の老人は若者から搾取することを当然の権利と考えている。我儘のし放題であり、未納や滞納があっても「年金が少ない」と制度に責任転嫁をする。自業自得という意識を欠いた我儘老人による社会破壊を放置すべきではなかろう。
「理想は現実的であるべきだ」と私は常々考えている。非現実的・空想的な理想は狂人の妄想に等しい。例えば高福祉・低負担はあり得ない。高福祉を望むなら高負担が付随するし、低負担を望むなら低福祉になる。現在の70歳以上の高齢者は超低負担だった。甘やかされ過ぎた老人が特権を要求している。これが呪うべきシルバー民主主義だ。
ギリシャが追加支援を求めている。しかし追い貸しを受けるためには返済力を証明する必要がある。放漫財政の末に借金まみれになったギリシャに対する追加支援など可能だろうか。8兆円も貸し出して、あろうことか債権の一部放棄まで求められているドイツ人の怒りは当然だ。返済の確約か担保でも無ければ踏み倒されかねない追い貸しなどできない。これは他山の石ではない。約581億円のサムライ債の第一回返済期限が14日に迫っている。これが返済されなければ日本人もドイツ人の怒りを少しは理解できるだろう。
日本の老人の厚かましさはギリシャ人に似ている。無制限な高齢者優遇を要求する。優遇の裏には若年層に対する冷遇があることを理解しようとしない。ドイツを始めとするEU諸国は身勝手なギリシャに食われ、日本社会は身勝手な老人に食われている。日本人の寿命が長くなり過ぎたことが不幸の根源なのだろうか?