生物にとってハイブリッド(雑種)化が好ましいことは明白だが、日本人にとってそれが良いことなのかとなると疑問が生じる。人間は本能だけではなく文化に基づいて生きているからだ。本能はどの民族にも共通だが、異文化、特にイスラム文化は日本人には受け入れ難い。自由であることにすっかり馴染んでしまった日本人が戒律だらけのイスラム文化に耐えられるだろうか。
酒は飲めないし豚肉も食べられない。断食や1日5回の礼拝を強制されるわ、美女のグラビアを見ることも禁じられるし、キリスト教的文化は本も映画も楽しめない。多分、仏教も神道も否定される。これだけの不愉快に耐えてまでムスリム(イスラム教徒)を伴侶にする人はかなりの変人だろう。多くの場合、相手に信仰を放棄させているのではないだろうか。
それだけにイスラム系民族との混血の著名人は少ない。ダルビッシュ有投手以外には思い当たらない。キリスト教についてなら日本は明治維新以来かなり受け入れているからさほど違和感が無いがイスラム教とのギャップは埋め難い。しかし文化の壁を乗り越えて生まれたハイブリッドは素晴らしいアスリートや美男美女揃いだ。
野球では世界のホームラン王の王貞治氏や連続試合出場記録保持者の鉄人・衣笠祥雄氏、あるいは元祖・甲子園のアイドルの太田幸司氏などヒーローが綺羅星の如く並ぶ。大横綱の大鵬関やハンマー投げの室伏広治選手もいる。身長によるハンディが大きいバスケットボールやバレーボールの選手のことを私はよく知らないが多分、大勢の混血選手が活躍しているだろう。
芸能界はもっと凄い。最近は混血であることを「売り」にしてローラさんなどのように片仮名の芸名を付ける人が多いが、漢字・平仮名の芸名を持つ混血の芸能人は昔から少なくない。松坂慶子、鰐淵晴子、前田美波里、南沙織、安室奈美恵、宮沢りえetc.etc.。
こうして見ると妙にアスリートと芸能人に偏っていることに気付く。文化人は一人も思い浮かばない。両親から異なった文化を教えられてその葛藤を通じて真にグローバルな思想を説く人など全く思い当たらない。生物としてはハイブリッド化が好ましいことであっても、人類には文化という第二の天性がありその壁は高く険しい。動物と同一視すべきではなかろう。猿でさえ他の群との協調は難しいのだから、先駆者は大変な苦労を強いられるだろう。
酒は飲めないし豚肉も食べられない。断食や1日5回の礼拝を強制されるわ、美女のグラビアを見ることも禁じられるし、キリスト教的文化は本も映画も楽しめない。多分、仏教も神道も否定される。これだけの不愉快に耐えてまでムスリム(イスラム教徒)を伴侶にする人はかなりの変人だろう。多くの場合、相手に信仰を放棄させているのではないだろうか。
それだけにイスラム系民族との混血の著名人は少ない。ダルビッシュ有投手以外には思い当たらない。キリスト教についてなら日本は明治維新以来かなり受け入れているからさほど違和感が無いがイスラム教とのギャップは埋め難い。しかし文化の壁を乗り越えて生まれたハイブリッドは素晴らしいアスリートや美男美女揃いだ。
野球では世界のホームラン王の王貞治氏や連続試合出場記録保持者の鉄人・衣笠祥雄氏、あるいは元祖・甲子園のアイドルの太田幸司氏などヒーローが綺羅星の如く並ぶ。大横綱の大鵬関やハンマー投げの室伏広治選手もいる。身長によるハンディが大きいバスケットボールやバレーボールの選手のことを私はよく知らないが多分、大勢の混血選手が活躍しているだろう。
芸能界はもっと凄い。最近は混血であることを「売り」にしてローラさんなどのように片仮名の芸名を付ける人が多いが、漢字・平仮名の芸名を持つ混血の芸能人は昔から少なくない。松坂慶子、鰐淵晴子、前田美波里、南沙織、安室奈美恵、宮沢りえetc.etc.。
こうして見ると妙にアスリートと芸能人に偏っていることに気付く。文化人は一人も思い浮かばない。両親から異なった文化を教えられてその葛藤を通じて真にグローバルな思想を説く人など全く思い当たらない。生物としてはハイブリッド化が好ましいことであっても、人類には文化という第二の天性がありその壁は高く険しい。動物と同一視すべきではなかろう。猿でさえ他の群との協調は難しいのだから、先駆者は大変な苦労を強いられるだろう。