昨日(26日)昼のNHKのニュースでの三重県の天気予報には呆れた。天気予報では一日中曇としておきながら三重家県のほぼ全域に大雨注意報を出していたからだ。当たり前のことだが大雨の可能性よりも雨の可能性のほうが高い。雨と予報せずに大雨に対する注意を促すとは一体何を考えているのかと思った。結果としては、伊勢ではごく短時間、小雨が降っただけだった。これは万一大雨が降った場合に備えた責任回避なのだろうか。そんな無責任な予報をしていればイソップ寓話の狼少年のようになりかねない。
こういう論理的に誤った告知は意外としばしば見受けられる。こんなパズルをご存知だろうか?
A氏は大学の哲学科を卒業してサラリーマンになった。彼は定年退職後どう暮らしているだろうか。最も可能性が高いと思うものを選べ。①年金受給者②ブログを書く年金受給者③時々働く年金受給者。
もし②か③を選んだ人がいれば論理学を基礎から学んだほうが良かろう。「最も可能性が高い」のは①だ。②も③も①に条件が加わるのだから可能性は①よりも低くなる。
癌と診断された人は俄かに死について考えるようになる。これは奇妙な話だ。人は必ず死ぬ。人が死ぬ確率は100%だ。だから癌と診断されて初めて死を意識するのではなくそれ以前から意識すべきだろう。交通事故や心疾患などで明日にも死ぬかも知れない。だから人は自分や肉親や知人の死について備えておく必要がある。しかしそんなことは縁起が悪いという理由で考えまいとする。
起こり得ることはたとえ考えなくても現実になり得る。これは災害に遭遇した人が目を塞いでも危機を免れ得ないのと同じことだ。見えなくなっても現実は変わらないし考えなくても起こるべきことは起こる。もし考えないことによって死亡率が下がるなら考えないほうが良かろうがそんなことはあり得ない。だから自分や関係者の死について予め考えておいたほうが良い。
戦争は悲惨だ。だからそんなことは起こって欲しくない。しかし戦争について考えなければ戦争を回避できる訳ではない。戦争が起こらないように、そして仮に起こっても軽微な武力衝突程度で済むように準備をしておくことが大切だ。戦争などについて考えることさえ忌まわしいと考えて何もしなければ、いざという時に正しい対応ができない。備えあれば憂い無し。
こういう論理的に誤った告知は意外としばしば見受けられる。こんなパズルをご存知だろうか?
A氏は大学の哲学科を卒業してサラリーマンになった。彼は定年退職後どう暮らしているだろうか。最も可能性が高いと思うものを選べ。①年金受給者②ブログを書く年金受給者③時々働く年金受給者。
もし②か③を選んだ人がいれば論理学を基礎から学んだほうが良かろう。「最も可能性が高い」のは①だ。②も③も①に条件が加わるのだから可能性は①よりも低くなる。
癌と診断された人は俄かに死について考えるようになる。これは奇妙な話だ。人は必ず死ぬ。人が死ぬ確率は100%だ。だから癌と診断されて初めて死を意識するのではなくそれ以前から意識すべきだろう。交通事故や心疾患などで明日にも死ぬかも知れない。だから人は自分や肉親や知人の死について備えておく必要がある。しかしそんなことは縁起が悪いという理由で考えまいとする。
起こり得ることはたとえ考えなくても現実になり得る。これは災害に遭遇した人が目を塞いでも危機を免れ得ないのと同じことだ。見えなくなっても現実は変わらないし考えなくても起こるべきことは起こる。もし考えないことによって死亡率が下がるなら考えないほうが良かろうがそんなことはあり得ない。だから自分や関係者の死について予め考えておいたほうが良い。
戦争は悲惨だ。だからそんなことは起こって欲しくない。しかし戦争について考えなければ戦争を回避できる訳ではない。戦争が起こらないように、そして仮に起こっても軽微な武力衝突程度で済むように準備をしておくことが大切だ。戦争などについて考えることさえ忌まわしいと考えて何もしなければ、いざという時に正しい対応ができない。備えあれば憂い無し。