うたかたの夢暮らし 睡夢山荘にて(Dream life of Siesta hut)

夢から覚めた泡沫のごときだよ、人生は・・
せめて、ごまめの歯ぎしりを聞いとくれ

アメリカの崩壊

2025-03-24 23:11:35 | 国際事象
東洋経済オンラインの記事に、実に明快な論説が有った。
トランプがあれほど、プーチンにすり寄った和平交渉を進めている訳が!!

要するに、アメリカは早晩プーチンロシアの崩壊とそれに伴う中国との覇権争い?と、云うより、ロシアの膨大な資源を中国に取られまいとしているのだと!!

トランプはウクライナの事などは全く眼中に無く、崩壊後のロシアの資源を巡って、中国との争いに先んじて策を労しているのだ。
 そして世界の支配構造は大国間の取引によって決して行くことになり、大国とはアメリカ、中国、EU(が1枚岩に成っての前提で)位だろう。
 しかし、アメリカはトランプの妄想デール外交によって、実質崩壊するだろう。
 各小国の何処かで窮鼠猫を噛む事態が一つでも興れば、各国は続々と同様な反発にを起こしトランプ政策は停滞を起こすだろう。
これに符合して国内からの、こんな筈では無かったとの反発でトランプアメリカは崩壊の一途に陥るだろう。
さて、そうなった時に世界はどうなるのか??
中国はどう動くのか?
EUは大国としての一枚岩の体制を築けるのか?
日本はどう漂流するのか?

今のマスコミの論調、解説に全くこのような視点が無く、トランプの妄想無知が原因で先が読めないのだと言うだけの解説しか聞こえてこないのは、マスコミにすり寄って稼ぐ学者や評者の類いだからだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インド人とタンドリーチキン

2025-03-22 16:07:54 | グルメ
友人がインド人を連れて来訪した。
インド人だからと至極安易に、タンドリーチキンとインドカレーを作ろうと思い立った。
ネパールトレッキングの際に購入してきたスパイスが役に立つ ! !
鶏肉をタンドリーチキンスパイスとニンニクと生姜とヨーグルトで、数時間マリネして、焼けば出来そうだ。
 本場の料理では、コリアンダー、クミン、パプリカ等々のスパイスを配合して作るのだが、便利にもタンドリーチキン用の配合スパイスが有る。
 あとは、プレーンヨーグルトの水抜き(ホェー抜き)してマリネ用のドロドロを作れば良いのである。  珈琲カリタにヨーグルトを流し込み数時間で水抜き完成、ニンニク、ショウガの擦り下しとスパイスを混ぜ合わせて、この中に鶏肉を漬け込んだ。
 半日程度だが来訪が待ちきれずにお先に、ハイボールと併せて試食。
絶品である。
同様にホットカリースパイスを使って、カレーライスを準備した。


なのになのに、来訪したインド人Nayak君は菜食主義者であった ! !
一日掛けた努力が雲散霧消というところである。
美味しいのにな~ ~ ~

フルーツヨーグルトと醤油餅に喜んでくれたのが救いの顛末であった。
因みにNayak君はインド グジャラート州の出身で、来日8年目36歳でお子様2人の4人家族、ソフトウェアの優秀なエンジニアだそうである。
山居して土を喰らいながら、グローバルな知己を得た老爺であった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南海トラフ地震と原子力発電所

2025-02-23 10:29:56 | 南海トラフ地震
今更ながらだけれども、南海トラフ地震の恐怖が語られるのに、これに伴う具体的対策に原発立地とその対策が大きく取り上げられないのに疑問を思う。

地図上で見ても、確かに川内原発、伊方原発、浜岡原発は南海トラフ地震の影響下に有るだろうと、素人目にも思えるのだ。


しかし、原発災害での対策の中に、南海トラフに関する対処策が具体的に出てこない。

南海トラフ地震では、被害想定範囲に含まれる原発で見地震発生時の運転を各事業者が原子力規制委員会から承認を受けた規定に基づいて判断します
と、出ています。

南海トラフ地震が国家的危機に瀕する被害が想定されていると騒いでいるのに、原発に関しては事業者の判断に任せているのです。
肝心のところの判断を政府や国家が放棄して、事業者へ任せているのです。

こんなレベルじゃなくて、今直ぐにでも、対象原発は停止、廃炉の判断が政府国家的に必要だろう。
南海トラフ地対策の中でも最優先施策だろうと誰も言わないのだろう??
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雛飾り

2025-02-15 09:03:27 | 懐旧
妻が雛飾りを出した。
我が家のは、内裏雛と三人官女のつましいものである。

娘が産まれたほぼ一年後辺りに、祖父母からの資金提供が有って、内裏雛2体を揃えたものである。
 当時は六畳と四畳半のアパート住まいであれば、妥当なところであったのだろう。
それでも高度成長期の走り出した時代だ。
 自分達の子供時代には手に入れられなかった分、眩しいばかりの贅沢品であった。
それから、三人官女を揃えたのは娘が中学生になった年であっただろうか!!
家族三人で、岩槻の人形の町で買い求めた物である。

幸いにも娘も縁付いた今、老妻と人形を愛でる陽だまりである。
老妻に厳しく諌められる、左右大臣が欲しいと言う老爺である。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヘルマン・ヘッセを読む

2025-02-15 00:08:38 | 本と雑誌
1967年に読んだらしい、ヘルマン・ヘッセの孤独な魂を、57年ぶりに読んだ。
表紙も帯封もボロボロになった角川文庫である。
全くと言って良いほど、覚えていなかった。
本題をゲルトルードと言ったことさえ、初耳だと思うほど覚えていない。
栞紐が1/4の辺りに有ったから、恐らくそこら辺で飽きて読むのを止めてしまったのかも知れない。
だから、何にも記憶に無いのだろう!
 導入部分はヘッセの子供時代の心象や風景描写が、哲学的な文章で、延々と続くような気がする。
物語性が見えないので、エッセーの類いか哲学本かと思ったのかも知れない?
当時のM少年と違って、老年になり眼は衰え角川文庫の細かな文字は読み辛らくなったが、退屈と思える心象風景が、スルスルと頭に入ってくるのである。
そして、若い主人公の事が、若い時と変わらぬ思いで共感できて、同じ様に恋をしているのである。75歳になった今でも!!

 主人公の三角関係の恋を巡る痛ましい物語なのだが、テーマは若者の死と老人の生の対比に在るのだと知った。
 自死に至る若者は、青春は死ぬほど苦しいが、老人は安らかな生を送れると語る。
一方、死を目前にし老人は、若者は自分の為に死ぬのだが、老人は他者への奉仕で生きるのだと語る。

 いつ頃からだろうか、自己実現に命を賭しても構わぬと思っていた僕が、ボランティアや後世代の事を心配し始めたのは??
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする