【まえがき】
ある日、近所のJTBに出向いたんだ。
再三語っているのでご存知の方もいられると思うが、その理由は11月に県外出張&一人旅が控えているためで、いよいよ出発の1ヶ月前になったからなのだけど…。
【しなの3号ってあずさ3号よりヤバかった】
練りに練った自作の工程表を示しながら、オレについてくれたベテランの担当サン、あるところでピタリとスムーズだったキーボード入力の手が止まる。
難しい顔をしながら、延々と記載したオレの計画表を凝視して、首をかしげながら、オレに放った言葉がこれだ。
「(当日のしなの3号が)指定席はグリーン車を含め、いっぱいです」
まさかまさかの事態に、椅子が壊れるんじゃないかと思うくらい踏ん反り返ったオレ。
早くから宿までとって準備していた計画について見直す必要が出てきたということもあるが、この列車に乗れないということは、宿泊地も変える必要があるということ。
アタマが真っ白にこのときはなったが、ひとまず、チケットの購入は続けなければならないので、折衝は継続するのだけど。
まあ、詳細は過去ログの「特急ワイドビューしなの3号事件」を参照していただきたい。
【私鉄は原則代理店で買えない】
一人旅のほうは、翌日見直したことで二日がかりでなんとかJTBで購入することが出来た。
(修正購入→指定席以外は手数料220円生じたが仕方ない。)
しかし出張で必要なチケットのほうは、どうしても近鉄線を事前に購入する必要があったため、同じくJTBで購入しようとしたら「きっぷ1枚につき、手数料が1080円生じますけど・・・」との回答が。
それでは現地で買うしかないとも考え、また逆に面倒なことだからJTBで買ってしまおうとも考えたが、都合4枚(二人分の往復)買うということを鑑み、JTBでの購入は断念した。
正直、大手私鉄の指定席券のチケットが日本最大の旅行代理店でスムーズに購入できないとは驚きだった。
ちなみに、JTBでチケットの手配をお願いしている最中に、スマホでネット検索していたら、近ツー(近畿日本ツーリスト)なら近鉄線が手数料無料で買えることが判明。
その場でベテランの担当者さんに、「近鉄線は近ツーさんなら買えるんですね~」と独り言を聞こえるように発したら、「そーなんですよねー」と聞こえるか聞こえないくらいの声で応答(笑)
待ち時間の間、そこらかしこの代理店と私鉄のチケット事情を調べていたら、直営もしくはその子会社でなければ100%手数料をとって対応かもしくは販売すらしないという徹底振り。
(たとえば名鉄線を買う場合、名鉄観光以外から買おうとすれば手数料が発生するのは当たり前の世界だということ。)
裏話として、手数料とっても買えるところについては、現状赤字対応のサービスだということもネットの記事に記載してあったため、あくまで欲しい人には売るけれど、実際には面倒で迷惑な手続きと受け止めるところもあるということになる。
なるほどね~、売らないという選択もしている代理店も納得できる。
当たり前の話なのだろうけど知らない人には知らない話だよね、なかなか勉強になりましたわ。
【ほかにも旅行代理店には様々な制限がある】
今回自分が買った旅券の中には、JRの駅発のJRが途中私鉄に乗り入れしている私鉄の最終駅までの片道乗車券も購入した。
この乗車券と同時に、JRの指定席券および私鉄の指定席券も購入したのだけど、前述の一件に照らし合わせると、本来手数料が生じるおそれは否定できない。
ついでにJTBのベテランスタッフさんにこのことを尋ねたら、JRを使いJRの指定席を使い、JRが乗り入れしている駅までであれば、たとえ私鉄のほうが長い距離であっても手数料無料で手配することが可能だという。
(直通相互乗り入れの場合は、もっと問題なく可能:たとえば“旧あさぎり・現ふじさん“のようなケースとか)
まあおそらく、こういったこと以外も様々ルールがあると思うが、今回自分が計画した複雑な乗車券を購入することで色々勉強になったことは事実だな。
【参考までに】
近ツーは、現在でこそ近鉄と別会社であるが、近ツーの歴史として当時子会社の「近畿観光」と民間が合併した経緯があることから、近鉄線単独の購入がどこでも可能になっている。
また、JTBについては、かつて外郭団体から一部分離して今の業態がある。
どこの外郭団体だったのかは、どこにも記されていないが、おそらく当時の運輸省とか国鉄の財団だったことから、JR線を中心に対応する旅行会社になったのではないかと推察される。
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