四つんばいリレーで監督「やめてくれ」走者は骨折
【①・岩谷産業の選手の件】
このレースで起こったこの一件、オンタイムで観戦していたが、あまりに目を覆いたくなるほどの光景で「なぜすぐにでも止めなかったのか」と自分以外にも多くの人が感じたことだろう。
しかし、このレースを見ていれば、この走者が”怪我明け”であることに加え、1走からのたすきリレーに失敗していることは視聴者全員が知っていたことだ。
それで第2走の彼女が、その遅れを挽回すべくなのか責任を感じてなのかは分からないけど、おそらくオーバーワークも手伝って故障が再発した可能性は否定できない。
【②・三井住友の選手の件】
続いて第3区でも、先頭を走っていた三井住友の選手が、脱水症状によって折り返し地点の見極めも出来ないくらいフラフラの状態が映像によって映し出された。
まずコースを間違った時点で、すぐに誰かその状況を伝えられなかったのか?
映像では、高齢の運営管理者なのかガラケーを片手に右往左往している様子も映し出されていた。
結局、あっちだこっちだとやっている間に、彼女は意識を失ってしまった様子まで映像に映し出されていた。
【ずさんな運営が明るみに】
①の件については、公式発表がないので推察の域を出ないが、おそらく呼び出しが伝わっていなかったにせよ、彼女のスタンバイが遅れたにせよ、故障が発生した事実は変わらずと仮定すると、やはり200m長の距離を四つんばいになってまで走らせた運営の責任は重い。
監督判断を仰いだというが、情報伝達があまりに遅いし、そもそも過去の駅伝レースでそんな光景を見たことがあるかよ!(激怒!)。
っていうか、骨折発症をした時点で大きく最下位に沈んだわけじゃんか、予選通過も考えたら・・・
彼女の気持ちもわかるが、自身の将来を含め、チームのことを考えたら、あの光景を多くの視聴者に見せるべきじゃなかったと冷静に判断してほしかったこともある。
あと、あの状態での続行は手のひらの怪我や膝の怪我を生むという二次のリスクをはらんでいることに加え、チームや監督の理念がそうさせているのかという誤解まで生む。
加えてもし、呼び出し問題が運営側のミスであったなら、責任者らが腹を切っても許される問題ではないと思うがどうか。
②の件も、運営側と監督側の伝達がスムーズだったら、もっと早く中止できていたこと。
しかし、前述のとおり、そもそも折り返し地点が分からなくなるくらいの状態に陥っていたのなら、その時点でレースを止めるべきだ。
こちらのほうは、一の件よりももっと命にも関わることだ。
(解説の増田明美氏は、早くから彼女を止めるようコメントしていたし。)
ガラケーでゴチャゴチャやっているシーンを見せられて気分悪く、視聴者はどう思うのか放映側の判断もどうかと思うぜ?
【さいごに】
ネットニュースだけだと、運営側のコメントが出てこない。
一回、テレビ局側と共に記者会見でもやって関係者に向けて視聴者の前で謝罪すべきではないか?
ずさんな管理体制であったことをな。
駅伝負傷選手はいずりに賛否…監督棄権も伝わらず どうすればよかったのか?
→→ 明確な基準がないだと???そんなところが日本人の悪いところ。
本当に、体の一部を削ったり命を削ったりしてまでやるスポーツって、本来のスポーツなのか考えてもらいたい。
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