【はじめに】
今回、公害防止管理者等国家試験(以下“当試験”という。)については、水質第4種の汚水処理特論だけ受験してきたのでレポートしたい。
すでにタイトルでオチはついているが、この1科目だけで10万円くらい投資している身として、出題を見て、ムチャクチャキモが冷えたことから、以下感想戦として綴らせていただこうと思う。
【受験対策】
今回は、主催の産業環境管理協会が行った事前対策講習会の参加に加え、公式テキストの購入、通信教育などを利用してこれ以上ない万全の準備だった。
しかし、計算問題は捨て問がテーマのオレとして、ここの科目だけはそんな投資によって、捨て問を一部に限った。
さらに平成18~29年度の過去問12年分を取り揃えて反復学習し、自分が指定した捨て計算問題以外は、満点が必ず取れるほど仕上げて試験に臨んだ。
正直、25問中20問は楽勝だろうと踏んでいたのだが。
【しかし1問目からキャ○タマ袋が縮こまる事態に】
第1問は、過去12年に出題のない問題でいきなり面食らってしまったオレ。
そして第2問も数少ない捨て計算問題でヤマ張りに失敗し、第3問は過去12年間で空気弁という出てきたことないフレーズに翻弄された。
第4問は、同じく12年で出たことのない殺菌力というフレーズ、第5問も実際値では展開していたがグラフでの理論値を示せという凡例はこれまで示されたことがなく、第7問も「そっちかーい」という出題であったため、序盤の段階で「おいおい、やりやがったな」と恨み節が出そうなオレ。
正直、この時点で合格点を取れる自信がゼロになってしまっていた。
第8問からはヤマを張っていた計算問題のおかげで第15問までクリアできた。
第16問目は、曝気時間と滞留時間をマークしていたところでウラスジを突かれて失速、以下得意としていた維持管理問題と分析問題を連続で答えられない事態が続いた。
終盤は、なんとか乗り越えたかったが、まさかのフローインジェンクション(流れ分析)から出題されたり、みたこともない組み合わせ問題が登場したりして、正直試験中に天を仰いでしまった。
一通りマークし終わって、ざっくり自信のあるなしで簡単に獲得点数を見積もったところ、25問中20問はおろか当落ラインの15問もギリギリのところだった。
こんなにも過去問がそこまで当てにならない試験は、正直はじめてだったかも知れない。
【明暗を分けたのは計算問題】
問3の計算問題は、個人的には理解に苦しく、勉強を始めた段階でも、試験対策講習会で講義を受けても捨て問題にすることを決めていた。
だけど問13~15の計算問題は、ここだけは捨てられないと必死に反復計算で覚えたところ。
もしこの3問を捨てていたらと思うとぞっとする。
やはり、負荷量を伴う計算(容積負荷と汚泥負荷、汚泥生成量)は、マストで憶えておくべきと考えていたので大いに助かった。
ちなみに、BODやCODの計算は、マスト以上にソラで暗唱出来ていないとそもそもアウトだぜ。
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