【千葉で赤門といえば焼肉屋のこと】
赤門=焼肉
この方式、千葉県人なら全く当たり前に理解している案件だが、もうすっかりあの頃の勢いを失っている同店は、すでにあの「ケンミンショー」でも取り上げない案件になっているほど、かつて飯時になると毎日行列を作るほどの人気だった勢いはすでにない。
実際に自分自身もそうした雰囲気などをここのブログでも何度か記事にしている。
よかったら、本記事を拝見する前に一度当記事らをご覧いただけたら幸いだ。
・ 久々に赤門を往訪したら、ガッカリだらけだった(2018年8月)
・ 焼肉「宝島」は「赤門」千葉最強説を覆せるか(2018年9月)
話を戻して、千葉県においてそれでも他の有名チェーン店がなかなか台頭してこないのは、やっぱり赤門の存在があってのことなのかとも思っているし、身の回りの意見など聞いても人気が下降線ながら揺るぎがないところなのかもしれない。
【でもやっぱり凋落ぶりは隠せない】
平成15年くらいまでの平成前半期までは、2週間に1度以上訪れていた同店だったが、ここ最近については年に1~2回行くか行かないかの利用頻度となっている。
それは、上述の2記事でも綴っているように、肉本来の質低下は勿論、低コスパだったハズの価格帯もステーキより高くなってしまった設定からそうさせている。
もっとも売りだったはずの「おいしいカルビを安価で腹いっぱい食べさせる」というテーマは逸脱してしまい、不景気から織りなす店員の質低下もその原因だ。
そう理解するようになって、ここ5年くらい本当に何かないと行かない店になってしまった。
今回も、理由があって訪れたのだけど、本来はそこまで行きたくなかった。
その日は居酒屋へ向かうため仕事帰りの通勤路を急いでいたのだけど、高速道路の大渋滞に巻き込まれてしまった。
穴川インターで一般道に下りた時点で、居酒屋も時短の網があることで当該店に行けなくなることが確定する。
そこで思いついたのが、焼肉赤門での夕食だ。
千葉に土地勘のある方なら、「あ~穴川出口から程近いあの店ね」と理解してくれることだろう。
【あれ?なんか違うぞ??】
夜7時過ぎ、ここ数年で新装したであろう千葉市内にある店へ車を滑り込ませた。
当時、もっとも多く訪れたであろう店舗であるが、今は周辺が多少様変わりしていた。
なお、その当時だったら、こんな時間にクルマで来たら対岸の第二駐車場じゃなきゃ停められなかったくらいなのに、店舗下のピロティ駐車場へ4割以下の駐車率だったことからあっさり駐車できた。
どうしてどこの店舗(平面店の穴川店以外)も駐車場が停めにくいのだろうか?という疑問は誰しもが持つことだと思うこのテーマを久々に反芻しながら入店した。
着席して、まず目についたのは名物であるハズの種類豊富のタレ類が、あのガラス瓶ではなくなっていたことだ。
これにはかなり驚いたことだった。
(味噌系のタレやカリカリ梅はガラス製の容器だったが、いつものタレなどは店舗販売でもするようになったためなのかすっかりパック容器へと変貌していた。)
【肉質は戻ったのか、店舗によって違うのか?】
おひとりさまが赤門に来たら、基本的にセットを頼むしかない。
そのセットも以前のようにどれにしようか悩むということはなく、どれも変わり映えしなかったのですぐ決めることが出来た。
なにより、これまで散々語っている通り、赤門ならではのお得感が一気に失っているわけだから、選択肢はそもそもないに等しいともいえた。
そこで、売りであるはずのカルビが最も食べられる「ジューシーカルビスーパーギガ定食(2380円)」をチョイスした。
・・・だけどね、免疫があるとはいえ、肉以外の提供品がなんとも寂しいといったらない。
振り返ってみれば、ご飯も当時はどんぶり飯だったし、スープも陶器製の手の平大はある大きなものだった。
サラダも普通のサラダボウル並にあったはずだったが、ご覧のようにそれらすべて小さい茶碗サイズに変化していた。
デフレ化がいまだ進むこの世の中にあって、肉以外のボリュームを半減させて販売価格を釣り上げてきたから、企業努力も当然なされてきたとは思うがやっぱり客も離れるよな・・・って改めて考えさせられる。
この日に訪れたようなハプニングがなければ、また再訪しようとはやっぱり思わないなぁと考えながら、肉を食べ始める。
「・・・あれ、肉質は戻ってきたかな??」
赤門に行かなくなった理由として肉質の低下があるのだけど、その低下を感じた理由の中には、ペラペラ肉だったり切り落としの端っことかを普通の定食で放り込まれていたこともあるんだ。
だけど、今回はそれがほとんどなかった。
肉もかつての厚さもあったし、熟成したハラミにも似た触感とほどよい脂身が心地いいと思うほど美味しくいただけたのだ。
ここの店舗限定なのか、全店そうなのか確かめたくもなった。
そうだな、赤門らしいカルビが感じられたから、その他店舗も食指が動くということだな。
でもね~ちょっとそう考えたけれど、これにお酒を加えたら居酒屋レベルの出費になるから、赤門に行く場合はハプニング時限定になる可能性のほうが大だな(笑)
【ある意味、きちんと期待にも応える店員】
肉が美味しくいただけるなら、普段は一切食べないご飯も美味しくなる。
そうなるとかつてドンブリ飯だった赤門のライスが今ではその半分以下となってしまった一人前だと、当然足りない。
そこで、オカワリ無料のサービスは継続しているため、一杯だけお願いすることにした。
若い女性スタッフが茶わんを取りに来たと思ったら、露骨に面倒くさそうな顔をしながら戻っていくんだわ。
オレもこの辺りの行動を見てしまうと、普段なら「チッ!気分悪いわ。」と思うところなのだけど、上述まで語った通り赤門ってこんなに完ぺきだったっけ?と赤門への抱いていた印象から、このような店員の態度が期待通りだった様子を見て、
「そうそう、そうでなくっちゃ」
と、逆にニコニコしてオカワリを待つことになった。
もう期待通りの展開に、マジで嬉しくなっちゃったもんなぁ。
客の入りも3~4割くらいしかいないし、ホール担当も余裕がありそうに見えるからそこまで忙しくないはずだから、そんな面倒くさそうな顔なんかしなくていいはずなんだよ(笑)
オレもおかしくなっちゃったかな??
そう思いながらライスを待っていると、間もなくライスが運ばれてきた。
今度は違う20歳前後の細身の男の子が運んできた。
「お待たせしました~~」
彼は、一度も立ち止まることなく、そしてこちらを一度も見ることなく、ライスの茶碗を置いていく。
当然、少しライスの茶碗がテーブル台を滑っていくのだけど、そんなことはお構いなし(大笑)
「いやぁ~やるねぇ、バイト君。そうでなくっちゃ!!!」
さすが店員の質はクソだった。
いつ行ってもクソだと思う店員がいるのって、逆に素晴らしいことだよ、さすがとしか言いようない。
【PS:食べ放題チェーンの進出】
実は、何度か焼肉きんぐに行く機会も出てきた。
このことは、近所に新店舗が出来たこともあるのだけど、案外おひとり様でも行けるんだということに気づいたからだと思う。
加えて、肉についても選択する肉種さえ間違わなければ、少なくても安〇亭が提供するような肉より断然いい。
もっともちゃんとしているのは、タッチパネルで網交換などもオーダーできるようなことは勿論、店員の教育が徹底していることだろう。
少なくても今の赤門級の店員は、焼肉きんぐではまず見かけたことがない。
そうなってくると、赤門とカルビの質はトントンもしくは若干落ちるとしても、不愉快な気持ちになるリスクが減るんだったら多少赤門より値は張っても行く機会は増えるだろうなと素直に思った次第。
味もそうだが、店員の教育不足も赤門の凋落につながっているように、オレは改めて感じたのだけどどうだろうか。
今後もコロナ禍のこともあって、焼肉屋と喫茶店は増えていくというから、赤門もその渦中にあるのだけど・・・?
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