この春から 参加している 「身近な薬草の会」で
武田薬品工業株式会社の 京都薬用植物園へ行ってきました。
整備された 広い敷地に植えられた さまざまな薬用植物
ここはハーブの エリア
実物はよく知らないけど 聞きなれたハーブの名前はいろいろありました
へ~ぇ こんなんだったのかと 小さな感動の連続
(花もたくさん咲いていましたので 次回で紹介しますネ)
ハーブは 根っこで ものすごく繁殖していきます。
ここでは それを防ぐために それぞれを植木鉢ごと埋めてるそうです。
私は一つの植木鉢にいろいろ植えていますので
その内に、分けなくては・・・と思いました。
漢方薬として 現在認可されてるのは294処方。
その一つの漢方薬に対して使われている薬草が
まとめて植えてある 一角がありました。
葛根湯 には 7種類 その薬草がまとめてありました。
薬草一つ一つ これは何に…といわれても
なるほどと思っても ピンと来ないものです。
すごくわかりやすくて 素晴らしいと思いました。
ちなみに 葛根湯は 元気で体力のある人が
風邪の初期に飲むもので
体力のない人には 葛根湯から 葛根と麻黄を抜いた
桂枝湯 がよいとのことです。
こんな具合に いろんな話を聞きました。
一番興味をひかれたのが 芍薬甘草湯
こむら返りにいいそうです。
見学に来る人が これはいいよという話をよくするそうです。
以前からこむら返りには悩まされていましたので
一度 試してみようかという気になりました。
この薬草園の周りに 色とりどりの生け垣がありました。
普通生垣は 一種類の木で作るので 色とりどりだと
枯れてるのでは??と思います。
ちょっと不思議に思ってみてたら
最初は100種類ほどの木を植えて 短く刈り込んで作ったものだそうです。
その内 周りの木々の勢いに負けたりして 無くなった木もあり
現在は80種類ほどになってるとか・・
この道の横に たくさん植えられていたのが ニッケイの木
昔よく食べた ニッキをとった木です。
京都で有名なお菓子 「八つ橋」にも使われていました。
ところが 絶滅危惧種となってしまい ここで大切に育ててるそうです。
今は 輸入したシナモンが代わりに使われてるそうです。
葉っぱも いい匂いがしてました
樹木園の 急な山道も上りました
ここにもたくさんの木や植物が 自然に近い状況で育っていました。
頂上(174m)まで登ると いい眺めが!
この武田製薬工業㈱の 薬草植物園は
通常は一般公開されていませんが
時々希望者を募って 見学させてくれてるようです
6月にもあるようですので 興味のある方は申し込んでみては
叡山電車 修学院駅から ちょっとわかりにくい細い道を くねくね歩きます。
途中 なんとなく不安に。
畑仕事をしている おばさんを見つけ 声をかけようと近づくと
案山子さん でした
今回も長々と書いてしまいました
最後までありがとうございます