2月と3月は 母の事で 参加できなかった植物園案内
久しぶりに参加してきました
【ヒメコウゾ】
紙の原料となることで有名なコウゾは 長い繊維を取るために
ヒメコウゾとカジノキを交配したのではないかとの説明
ちょうど花の時期でした
茶色っぽい丸いのがオバナ 赤い毛の生えたようなのがメバナ
オバナはオシベが丸まって 花被片に覆われていますが
少しづつ伸びて 弾けて花粉を飛ばします
↑ 右の白っぽいのが弾けたオバナ
木を見ていると 時々 煙が上がるように 弾けた花粉がふわっと
飛ぶ様子が見れました
ヒメコウゾには 雄花と雌花が 付きますが
コウゾは 雌雄異株のため 雄花と雌花が別々の木に付きます
コウゾもヒメコウゾもとてもよく似ているので
見分けるに 一番分かりやすい方法です
【ケヤキ】
今若葉の季節なので 一番きれいな時かもしれません
ケヤキの花はすでに終わり 小さな実が付いていました
ケヤキの枝には 葉だけの枝と 実の付く枝があります
葉っぱにも 変化が見られます
実の付く枝の葉は小さめ 葉だけの枝の葉は大きい
【クスノキ】
常緑樹ですが 今は 古い葉と新しい葉が入れ替わる時期
古い葉(赤ぽくなったもの)は どんどん落ちます
クスノキの下は 枯れ葉でいっぱいです
【タンポポ】
よく見るのが セイヨウタンポポですが
カンサイタンポポも 割とよく見ます
見分け方は 花の下のガクです
セイヨウタンポポは下に向かって反り返り
カンサイタンポポは 反り返らないで上に伸びたまま
最近は セイヨウタンポポと カンサイタンポポの雑種が増えていて
その数がどんどん増えてるらしいです
ちなみに 大和川の土手には カンサイタンポポが多いそうです
【フジ】
フジがちょうど 咲き始めていました
単に フジと呼んでいますが 正しくはノダフジというそうです
【クヌギ】
クヌギは 雄花(左)だけで 雌花は すでに小さなドングリができ始めていた
クヌギのドングリは 2年かかるので
今年大きくなる 去年のドングリも大きくなり始めていました
サトザクラ【フゲンゾウ】
花の中央に見える 緑の細い葉のようなものは雌蕊が変化したもの
これが 普賢菩薩が乗っている普賢象の鼻に似てるから付いた名前だとか
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【イスノキ】
イスノキは 虫こぶが多いことが特徴というか
虫こぶが多いことが イスノキだと判断する目安になるらしい
十数種類の 虫こぶができるようです
去年の実(茶色) 今年の実 手前の緑で赤い触覚が付いたもの
去年の実がたくさんできてるように見えますが
虫の住み家になっていて ほとんど種はできていない
その実をよく見ると 小さなツノのようなものが
これは イスノキミコガタフシのサナギの抜け殻
たくさん付いてました
最後に ウワミズザクラの仲間だそうですが
よく見る ウワミズザクラとは 違いますね
綺麗な花でした
今回もたくさん 参加