花鳥にゃん月

カメラにはまり、心に入り込んだものを写して遊んでます。
日常のどこにでもある風景・・・

木の実と鳥

2015年12月27日 | 長居公園

毎月 行われている 『長居植物園案内』

今月も参加してきました

 

主に植物 特に木々の話が中心なのですが 今回は ”木の実と鳥”

 

いつもは 植物担当の学芸員さん(長谷川さん、横川さん

時々昆虫の初宿さんなど数人で 説明して下さるのですが

今回は鳥に詳しい 学芸員の和田さんも参加

 

思った以上に 面白い観察会となりました

 

まずはクスノキ

今年はクスノキは豊作で たくさんの実をつけています

いつもなら この時期はもう実は残っていないのに

今年はまだたくさん実が残っています

 

和田さん曰く 実がたくさんつく年は 鳥が来ない

つまり 北からくる鳥は 東日本辺りで 十分満足

西までやってくる 必要がなくなるからじゃないかと

 

クスノキの下は のように小さな枝が たくさん落ちています

長居公園内 どこもこんな状態です

今までは クスノキは いらない枝を 自分で落とすと聞いていました

ところが今日は いやこれは カラスが落としてるとの

カラスが落とすところも目撃したので確かだそうです

 

落ちた枝を観察すると 普通自分で落とす枝は

切れ目の部分がきれいなはず

ところが 拾って見ると 引きちぎったようにギザギザでした

これは 鳥の和田さんとの意見交換があって 分かったことのようでした

とはいえ やはり枝の先端部分の細いものは 不要な枝なので

多分自分からも枝を落としているはずだそうです

 

こういう状態(枝がたくさん落ちてる状態)は 当たり前だと思っていたが 

他の地域の人に話すと  そんなの見た事無いと 非常に珍しがられるそうです

かといって よそでは全くないかというと そうでもないらしく

今後の研究課題にしたいので 他県へ出かけた際には 

ぜひ観察して 長谷川さんへ状況報告をしてほしいと言われました

 

次はエンジュ

エンジュも まだ実が残っていますが 今年は少ない

クスノキは一年交代で 不作と豊作があるが

なぜか エンジュはその逆になっているそうです

クスノキが豊作だと エンジュは不作

エンジュが豊作だと クスノキが不作

 

エンジュの実は ヒヨドリが良く食べに来るが

出来立ての緑色のジューシーなものしか食べないそうです

エンジュはマメ科なので 豆は青い方が美味しいかもね 

 

ユズリハ

ヒヨドリは 常緑で肉厚の葉っぱを好み 

ユズリハやトウネズミモチの葉を食べるそうです

若葉が特に好きらしく 木の上の方は 枝先だけになってる事もあるとか

 

 ヒヨドリが かじった跡

 

すると 植物担当の長谷川さんが びっくりして

えっ 今まで 虫が食った跡だとばっかり思ってた・・・

 

和田さん曰く ユズリハを食べるのは いつもという訳ではなく

何かの条件(今のところ不明)が そろった時にしか食べないそうです

 

植物斑と動物斑とのやり取りを聞いていると

それぞれ 自然の中で いろいろ観察されてるのでしょうが

立場が違えば 知らないことが多いんだなって 感じました

 途中 ツグミの群れが飛んだ時には

長谷川さん・・あれがツグミですか~

長居植物園には 毎年冬になると ツグミがたくさんいるのに

興味が無いにしても せめてツグミくらいって 思ったのですが

私たち素人は 広く浅く興味を持ちますが

研究者というのは 狭く深くなんだなと 改めて感心しました

 

エノキ

園内には 大きなエノキの木があります

この木の下にも 実の付いた枝が 落ちています

エノキの場合は 自分で落とすか 鳥が実を食べに来た時に

簡単に落ちるようになってるようです

実の付いた枝先には 冬芽はついていなくて

冬芽の付いた枝先には 実が付いていません

 

先ほど見た クスノキの枝のように 切れ目はギザギザじゃなく

きれいな切れ目でした

 

次も大きな木の ムクノキ

 

この木の実も まだ残っています

実は この木は鳥に嫌われてるんだそうです

他のムクノキは 実は全部食べられるのに

この木だけは毎年 実が残るんだそうです

 

だれかが 大きくなりすぎて 実が美味しくないんじゃないのって

言っていましたが どうなんでしょうね??

 

        

今回は 鳥と植物の専門家が一緒だったという事で 行く先々で

行われる 先生同士のやり取りが とても楽しかったです

 

違う立場で 同じものを見ると こんなにも違うのかと

普段では気づかないような 話も聞けました

これからも こういう観察会をしてほしいですね 

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奈良 王寺~法隆寺

2015年12月21日 | バードウォッチング

お天気のいい 日曜日

奈良 王寺駅から 大和川・竜田川沿いを 法隆寺まで歩きました

雲一つない 真っ青な空の下 鳥を探しながら ぶらぶら

気持ち良かったですよ~

 

大和川の河川敷 たくさんのカモが ブロックの土手を

必死でよじ登ってきていました

誰かが エサでも蒔いているのかと思いましたが

特に何もなかったので 草を食べているのかな~・・・??

 

川にもたくさんのカモ

今年は姿を見ないなと 思っていたヒドリガモ

たくさんいましたよ

 

クサシギと イソシギ 両方に出会いました

よく似てますでしょ

左が クサシギ 右が イソシギ

一番の見分け方は 肩の部分に 白い切れ込みの有り無し

 

ビンズイと メジロ

 

モズ

 

イソヒヨドリの メス

餌を取る瞬間も 目撃しました

 

今回は カワセミと キセキレイに

あちこちで 出会えて ラッキーでした

 

大きな木が 真っ赤に見えるほど

たくさんの実を付けた ハナミズキ

 

紅葉も 微妙な色の変化が いいですね

 

法隆寺近くの 古い街並みを歩いて帰りました

 

今回は 35種ほど 見れました

上で紹介した以外で見た鳥

ハクセキレイ セグロセキレイ ケリ シジュウカラ エナガ

アオジ タヒバリ ウグイス ツグミ 

ダイサギ アオサギ オナガガモ ヨシガモ オオバンなど

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滋賀県 能登川へ

2015年12月14日 | バードウォッチング

滋賀県 能登川へ 鳥見に 行ってきました

ここは 二度目です

前回は めちゃめちゃ寒かったのですが

今回は 寒くもなく 楽しい鳥見となりました

 

鳥は それなりに見れましたが 

やはり いつものごとく 証拠写真程度でした

 

モズ

 

ジョウビタキの オス(左)とメス(右)

 

オオジュリン(左)と ケリ(右)

他には

ツグミ カワラヒワ ハクセキレイ セグロセキレイ 

オオタカ  トビはたくさん

 

伊庭内湖には たくさんのカモがいましたが

とても遠くて 何がいるのか 見分ける事もできませんでした

 

でも カンムリカイツブリだけは 近くで確認できてラッキーでした

数年ぶりです

 

そして この辺りでは チュウヒが 見られるということで

しっかり見てきました

 

お天気も良く ちょっと歩きすぎました

2万歩を超えていました…クタクタ

 

帰る途中見つけた ネコ

ハート模様が可愛い

 

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わが家の奇跡

2015年12月10日 | ナナとくぅ

今まで 何度書いた事でしょう・・・

ナナと くぅの 中の悪さのことを

 

常に 一触即発の毎日

 

その二匹が なんと 一緒に水を飲んでる 

急いで 撮りましたよ

この瞬間を 逃してなるものか~~!ってね

わが家にとっては 夢のような瞬間 

 

皆さんには ごくごく 当たり前の風景にしか

見えないでしょうね・・・

 

くぅが 我が家に来て以来 餌も 水も 全部別々の器

でも 最近 別々にですが 同じ器の水を飲んでるようなので

水を入れる器を 大きめにして 一つだけにしてみました

 

それで こんなに可愛い瞬間が 見れるなんて・・・

ちょっと オーバーですが 奇跡です

 

ナナは 目も耳も だめなので 

最近は 定位置からほとんど動きません

 

でも ここ数日 ポカポカ陽気

ベランダを 散歩する気になったようです

 

何を思ってるんでしょう・・・

 

そんな時 くぅは 見張っているのか 見守っているのか

じっと睨んだまま 目を離しません      

 

満足したかな~・・・ ナナちゃん おかえり~

 

ベランダの ムラサキカタバミ

 

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