スティーブ@茅ヶ崎さんからの投稿です。
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ナンシーさん
今朝、駅へ向かう途中に美しい朝顔を発見。
つい携帯で写真を撮りましたが、お陰で電車を1本乗り過ごしてしまいました。
ここでふと思い出したのが例の加賀千代女の有名な「朝顔に つるべ取られて もらい水」です。なんとも風流で気持ち温まる傑作です。
私も一句浮かびました。
朝顔のシャッターチャンスで乗り遅れ
↓
携帯で 朝顔撮って 乗り遅れ
↓
朝顔が 幻なのか 気をとられ
↓
朝の露 朝顔見ながら 酒の名を
んーん、どうも決まりません。もう少し時間をください。(汗)
では薀蓄で、
この加賀千代女の句は、港区三田にある薬王寺で詠まれたものです。
俳人加賀千代は、諸国歴遊の途中に薬王寺の井戸水が霊水であるとの噂を耳にしここへ立ち寄りました。
千代はここで、「朝顔に釣瓶取られて もらい水」(朝起きて外へ出てみると、井戸の釣瓶に朝顔がからみついて咲いているので、それをちぎって水を汲むには忍びないと思い、そのままにして近所からもらい水をした、の意)と詠んだのです。
その井戸は現在も残っていまして「朝顔の井戸」と言われております。
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ご投稿ありがとうございました!