フィリピン国際結婚・菜の花の主婦日記goo版

南国フィリピン便りー結婚しフィリピン在23年。22才長女、20才息子、9才末娘のお母さんである私の毎日ー

フィリピン音楽家や画家の作品

2012年07月08日 04時19分36秒 | 芸術・音楽・バレエなど
桃ちゃんもまだ風邪が残っているし、主人もまだ足の骨折や痛風(?)で歩くのが遅いし、
今日はずっと家の片付けしてました~。

そうしたら主人が昔買った、フィリピン人有名画家の作品集が出て来ました。
元の作品は大きなキャンバス絵ですが、A4くらいの大きさに印刷されたもの。

フィリピン人の芸術家はあまり知られていませんが、中には素晴らしい方もおられます。

音楽家も昔(多分19世紀後半か20世紀初め頃)、コンディーマンと言うフィリピン語の歌曲やオーケストラ曲など作曲したニカノール・アベラルドやフィリピン語でオペレッタなど作曲した方(名前は忘れましたが)もおり、最近はそう言えばあまり演奏されなくなりましたが、ヨーロッパの模倣ではなく、フィリピン的で、独創的な感じなんですよ。

もっとも独創的と言うのはフィリピンを知ってる方は納得されるかもしれません。フィリピン人は個性派が多くて、個性を大事にすると言うよりは個性を守ろうとする生き方をする方が多いと思います。

ニカノール・アビラルド作曲の演奏を見つけたので載せておきますね。興味がある方はお聴き下さい。






それでは、こちらも興味がある方のみご覧下さい。うちで発掘され出て来た絵を写真に撮ってみました。真上から写真撮ると光ってしまうので斜めから撮り、そのせいで見にくくてごめんなさい。





題「風景」 ディオスダード・ロレンソ作(1906年) 油
(国立美術館)









題「Fluvial Procession(河川での祭り行列)」1956年作 ドミナドール・カスタニエダ(1904-1967) 油
個人所有











題「田植え」1943年作 フェルナンド・アモルソロ(1892-1972) 油
フィリピン大学コレクション












題「洗濯する女達」 1943年作 フェルナンド・アモルソロ 油
フィリピン中央銀行所有














題「田植え」 1921年作 ファビアン・デラローサ(1869-1937) 油 
マラカニアン大統領邸コレクション












題「鶏への餌付け」 1890年作 シモン・フローレス・イ・デラローサ*(1839-1904) 油
国立博物館所有

*名前に「イ(y)」が付いているのはスペイン語の習慣で、この時代の人のお墓にもこの「y」が付いているのをよく見かけます。これは父親の姓は「フローレス」で母親が結婚する前の姓が「デラローサ」という意味です。今のフィリピンではこの母親の姓をファースト名と父親の姓の間に入れており、多くの場合はイニシャルだけで省略が認められています。

ちなみに私は日本人なのでこの苗字を名前に入れないで下さいと銀行や保険会社の人を説得するのが結構大変です。正式書類は全部日本(又は日本大使館)から来るのでこれを入れると何かあった時にこの名前(私なら日本の元の苗字)の名前が入った正式書類は何処からも発行されないので同一人物と確認されなくなる可能性があります。
(女性の場合は最初は母親の結婚前の苗字ですが、結婚すると今度は父親の苗字になります。)
それでも言い張る人が多いので子どもの学校やスーパーなどの登録では入れたりしています。

あ、でも日本の場合は女性が外国人と結婚しても結婚届を出して半年以内に氏変更届けを出さないと日本の苗字のままに戸籍がなったままになるので注意が必要です。結婚して出来た子どもが外国籍を選ぶ場合は良いのですが、日本国籍を選んだ場合、日本の苗字のみしか使えなくなります。そうなると何が困るかと言うと、今まで例えばフィリピンの学校でお父さんの苗字を使って来た学校の卒業証書や仕事した場合の証明も苗字が違うので同一人物でないような感じになります。それを証明するのは一苦労です。そしてフィリピンで日本国籍を持ったまま引き続き暮らす場合は銀行口座から生命保険から厚生年金まで全部名前変更しなくてはなりません。氏変更届けを出すと旦那さんの苗字に変更されるので外国のカタカナ苗字になりますが、特に外国に住む場合は便利だと思います。何かあって離婚した場合は当然また日本の苗字に戻ります。












題「El Fuego (火事)」1889年作 ロレンソ・ゲレーロ(1835-1904)作 油
個人所有












題「La Banca(小舟)」1876年作 フェリックス・レスレクション・ヒダルゴ(1853-1913) 油
個人所有





国立博物館や美術館はフィリピン政府経営の場合、休館日などを事前に調べておいた方が良いと思います。決まった日や時間に従わない事もたまにあるので(例えば休館にして職員の遠足に行ったとか)、また融通が利かないので嫌な思いをされるかもしれません。

私営のアヤラ博物館(マカティ)などではそういう事はないと思いますが。

いつも応援に感謝しております!






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<どうでもいい菜の花家の食卓>



ミルクフィッシュのパクシウ(酢煮込み)。塩と酢、ニンニク、生姜で魚を煮込み、茄子とオクラを上にのせて蓋をして蒸します。

私が大好きなフィリピン料理。でも主人は食べません~。









昨日のヘチマで作ったスープ。ほんの少し豚肉を入れます。ヘチマの美味しさはあの繊維質。タワシを噛んでるみたいな歯ごたえは本当にはまりますよ~。食べてみれば「あ~なるほど、繊維の部分が美味しい」って意味が分かると思います。













海老フライ
(何の変哲もない普通の海老フライ)












ご近所に頂いたパパイヤ、やっと熟れて食べれる様になりました。パパイヤは便秘にとてもいい果物ですよ。お肌にもいいらしくて石けんにもなってます。

右側にフィリピンのお金が写ってしまいました~。フィリピンのお金は色分けしてあるんですよ。面白いですね。その方が間違いがないんだと思います。











これは失敗した春巻き。
あると思ってた春巻きの皮がカチカチで、仕方なくライスペーパーで代用してみました。中身は先日のチャプチェ(韓国の春雨和え)。







ところが油に入れたとたんに空気が膨らんできて・・






爆発しました!

主人と2人で2つずつ、スイートチリソースで頂きました~。パリっと揚がって見た目よりはずっと美味しかったです。
(かなり負け惜しみです)



いつも応援有り難うございます。