前回は、お正月に意識することという、年に一度(旧暦を入れると二度)の特別イベントを書かせていただきました。
今回は、前々回に戻って、参拝時に意識するようになったことの2点目をご紹介いたします。
今回の内容は、所作に関することで、いろんな考え方があるので、私がしっくりきたことをご紹介するという位置づけで捉えてくださると幸いです。
神さまが出てきて、こういう所作をしろ!と決められたことはないので、先人たちからのさまざまな伝承を聞きつつ、ご自身がしっくりきたやり方が重要でしょうから。
「恥ずかしがらずに所作を丁寧にする」
という観点と同時に意識したのは、それぞれの礼の深さを意識すること。
鳥居をくぐって、ご神域に入る際の礼は、小揖(しょうゆう)と呼ばれる15度の礼をする。
90度、深々と礼をすることが礼儀正しいと思い込んでいた私にとっては、小揖という所作は新鮮そのものでした。
90度、礼をするのは、神さまに対してやるもの。
ご神域に入る際には、深々と礼をするのは、玄関でいきなり土下座をするような感覚と言われたことが私にとってはしっくりきた表現でした。
そして、二拝二拍手一拝の前後にも、小揖をする。
最初の小揖には、これから吉報をお伝えします。という意味が込められているとのこと。
いくつかの神社で正式参拝させていただいた際、神職の所作を拝見したところ、小揖をされている方がおられたことに気づき、私のしっくり感は加速しました。
この所作を意識して、恥ずかしがらずに実践すると、とてもすっきりした気分になれるから不思議です。
ごくごく当たり前と感じられることが多いかも知れませんが、あなたが次回の参拝時に意識してみようかな?!と感じる観点があったら嬉しい限りです。
本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございます。