なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

奇跡の歌声~ミソサザイ!

2022-04-03 06:08:44 | 自然

3月下旬になったら再訪したいと思っていたあの場所。
やっと行くことができました~
その場所とは・・・宇治田原町湯屋谷(やんたん)です。
週末ほとんどすれちがいの星夫が、久~しぶりに「今日は時間ある」と同行申し出。
結構途中工事現場などもあるので、ありがたく一緒に行くことに。

途中の林で見たヤブツバキ。


町道の付け替え工事をしているそうで、大掛かりな工事現場をすり抜けるように通っていきます。
やっと大滝へ向かう杉林の入り口が見えてきました。


薄暗い林の中は、予想以上に何も生えていません。
結構寒い日が続いたからな~
赤いものが見えたと思ったら、アオキでした。


結局大滝手前までほとんど草系はなし。
少し明るくなってきたあたりで、ようやくヤマネコノメソウ発見。


その時、林の方からすごく綺麗な鳥の鳴き声が聞こえてきました。
すごい音量で、メロディーも美しく、思わず聞きほれてしまうほど。
なんの鳥でしょう?
ひょっとしてひょっとしたら・・・川の方を見下ろすと、苔むした木の上に鳥さん発見!
尾羽がぴょこぴょこしています。
あ~やっぱり!慌ててカメラを向けますが、ちょこまか暗い木の陰で動き回るので撮れません。

諦めて、大瀧大明神の鳥居をくぐり・・・


滝で~す!・・・さむっ


するとまたあの鳥の鳴き声が。こちらの方に移動してきたようです。
しかもすごく近い所から聞こえてきます。
目を向けると、な、なんと!
建物の屋根の端で大きく口を開けて囀る小さな鳥さんの姿が。
もう間違い様もありません。ミソサザイです!!


そこにいる間に何回シャッターを押したか。
逃げるのが怖いので近づけなかったのと、暗かったので鮮明ではありませんが・・・




尾羽がピンと上に立っているのが特徴的!


後ろ姿。
この後飛び立ち、あっちの隙間、こっちの隙間を覗き込んだあと、林の中に入っていきました。
まるで私たちに歌を聞かせるために来てくれたような感じでした。


ミソサザイはミソサザイ科ミソサザイ属、漢字で鷦鷯、または三十三才と書くそうです。
日本に住む鳥の中では最小の部類だそうで、体重は10g前後!
小さじ2杯分の水の重さしかないなんて、信じられません。
それであの音量で鳴くのですから、すごいの一言です。
どうぞ皆さん、ミソサザイで検索して、鳴き声を聞いてみてくださいませ。

ということで、今回何もないとぼやいていましたが、もうこれで満足です。
行きは見逃していたクロモジや


キブシや


ヒサカキや


シキミなど、眺めながら帰りました。


これはテングチョウでしょうか。
私が歩く先へ、先へと飛んで、案内してくれました。


そして、車を停めた場所の近くの公園には、こんな足跡が沢山。
子供じゃなくて、シカが遊ぶ公園!?


楽しい季節の始まりです。
身近な府内の里山や低山など、去年同様、今年も花を求めて彷徨いたいと思います!
・・・って、行きたいとこ多すぎやろっ(笑)

【撮影:2022/3末 宇治田原町】


コメント (16)
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