なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

世界遺産 仁和寺の春

2022-04-16 06:00:44 | お出かけ

昨日は御室桜を少しでも早くお見せしたくて先走りました。
今日は、お寺のご紹介も兼ねて、桜以外の様子をご紹介~

まずは行き方から。
京都旅行に来られる方は多いですが、きっと仁和寺への行き方には悩まれるかも。
バスは渋滞するので、京福電車(嵐電)御室仁和寺駅から行くのがベストです。
でも、その嵐電に乗るのはどうしたらいいか?
私はJR京都駅から嵯峨野線に乗り換え、嵯峨嵐山駅で下車、嵐電嵐山駅から嵐電にのりました。
出来るだけ早く行きたかったので、嵐山に着いたのは朝7時過ぎ。
せっかくなので、少しだけ渡月橋を見学。


さすがに人が少ないです。それに山には少し桜が残っているようで春らしい光景。


仁和寺の御室桜が開園する前に行きたかったので、橋の見学も早々に嵐電嵐山駅へ。


ここから帷子ノ辻まで行って北野線に乗り換え、御室仁和寺で下車。
下りたらもう正面にどどーんと大きな仁王門が見えます。


御室仁和寺は仁和4年(888年)創建の古刹です。
宇多天皇が譲位後門跡となって仁和寺に入られて以降、仁和寺は門跡寺院となりました。
平安~鎌倉までは最高の格式を保っていたのですが、応仁の乱で焼失・・・
約160年後の寛永11年、時の将軍家光公に再興を認められ、御所から紫宸殿、清涼殿を下賜。
12年後にようやく創建時の姿にもどったそうです。
それ以降も門跡寺院として皇室出身者が住職をされていましたが、江戸末期にその歴史が終了。
(親王であったご住職が還俗されたそうです)
今は、真言宗御室派の総本山となっています。

世界遺産にも登録され、広い敷地に国宝や重文の建物が点在する様子は、京都のお寺とも思えないほど雄大です。
中でも一番目につくのが五重塔(重文)。
御室桜と五重塔の光景も素敵でしたが、他の花とのコラボもなかなかのもの。
そろそろ説明を読むのにもお疲れのことでしょうから、ここらで五重塔&花のコレクション、ご覧くださいませ~

五重塔とヤエザクラ


五重塔としだれ桜(塔が見えへんがな)


ミツバツツジと塔
     



境内は御室桜だけではなく、しだれ桜や咲き始めの八重桜もあちこちに咲いています。
ヤマザクラも・・・


ピンクのヤマザクラが可愛いです。


金堂は国宝です。
こちらが元々御所の紫宸殿だった建物を移築したお堂とのこと。
元は檜皮葺だったのを、お寺らしく瓦屋根に作り替えたそうです。
そもそも紫宸殿は御所の正殿のはずなのに、作ってわずか10年ほどでお寺に移しちゃたんですね。


重文の経堂。何とかしてミツバツツジと一緒に撮ろうとして写した写真がこちら。
イマ億通り越してますね。


先ほどから「ミツバツツジ」と言ってますが、蕊の数が10本くらいあるのでコバノミツバツツジでしょうか。


ここ仁和寺にある「御殿」は見学することができます。
門跡寺院だけあって、御所風の造りは見ごたえがあります。
ほぼ撮影フリーなのも、ポイントが高いです。
ただ、人の多さは・・・それと、有名な黒書院が工事中で見られなかったのが残念です。

入ってすぐの建物のお部屋には色々な芸術作品が展示されていました。
古い襖絵との対比が面白い・・・


こちらは白書院から見える「南庭」と呼ばれるお庭。
左向こうに見えているのが「右近の桜」と呼ばれている桜です。


一番大きな建物は宸殿と呼ばれ、ここから見える塔をのぞむお庭は見事!


結構な人出でしたが、手すり手前のスペースにすわってほけーとお庭を眺めるのもなかなかいい感じ。
空いていたら、ごろんと寝ころびたいくらいでした。


上の2か所のお庭を上から一望。


襖絵も見事です!


ということで、いかにも不十分な紹介でしたが、お庭や古い建造物に興味のある方にはとてもいい場所だと思います。
お寺の売店の女性がおっしゃるには、「昨日までは人がずっと少なかった」とのこと。
急に暖かくなり、ほんの2,3日で御室桜が満開になったからでしょうね~
結局詳しく説明したのは、電車での行き方だけという(笑)
お寺のHPにももっと詳しい説明が出ていますので、興味のある方はどうぞ!

【撮影:2022/4/9 仁和寺】

コメント (14)
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