なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

京の花の寺(後編)~平等院のフジ

2022-04-27 05:21:18 | 植物

京の花のお寺巡りの後編は、地元宇治平等院のフジです。
こちらも、そろそろ見頃を迎えそうという記事を見て、勇気を出して出かけることに。
平等院はいつも大勢の人でごった返しているので、人混み嫌いのなつみかんにはハードル高いのです。
なんせ世界遺産の超有名寺院ですから。

ということで、朝一番、車をいつもの天ケ瀬に置き、徒歩で途中の花など眺めながら平等院へ。
楽々、開門前に到着!と思ったらもう長い行列が・・・
それでも何とかラッシュのようになる前にフジを見ることができました。
前に一度行った経験から、まずは「平等院と藤」の写真が撮れる場所にダッシュ。
何とか他の見物客が入らない写真が撮れました~


あとは自由に七分咲きのフジをご覧くださいませ~
そうそう、ツツジも満開でしたね。


根元が立派です。こちらの藤棚のフジは樹齢400年。
4本のフジの木から、約12000本の穂がぶら下がるそうです。


フジはご存じの通り、マメ科フジ属のつる性落葉樹です。
ここ平等院のフジはノダフジだそうで、私が行った23日時点で花穂の長さが80cm~1m!


花はマメ科特有の蝶形花。
黄色い蜜標があり、沢山のクマバチがぶんぶん飛んでいました。




ほんの少し時間が経っただけで、平等院と藤の写真が撮れる場所は黒山の人だかり。
カメラの先を歩く人の姿も増えてきました。
早めに行って良かった!


一通り写真を撮ったので、鳳凰堂が見える場所に移動することにしました。
(平等院のマップはこちら
真っ赤なツツジがまさに満開の見頃!


3匹のアゲハチョウがふわふわと蜜を吸いに来ていました。


朝はどん曇りだったのですが、この頃になって青空が出てきました。
平成26年に屋根の吹き替えと朱塗りの塗装が行われ、昔の姿がよみがえりました。
ご覧ください、こちらがザ・鳳凰堂です!


鳳凰堂は平安時代後期の1053年、時の関白であった藤原頼通によって建立されたお堂です。
当時は阿弥陀堂や、ただ御堂と呼ばれていたそうですが、鳳凰が翼を広げたような建物の形や、
屋根の上の鳳凰から、江戸時代に鳳凰堂と呼ばれるようになったそうです、
現在は国宝に指定され、ご本尊の阿弥陀如来は現存する唯一の定朝作の仏像なんだそうです。
前の阿字池越しに、そのご尊顔を拝することができます。
屋根の上の鳳凰も金色に輝いていました。
 

池とお堂を中心とした庭園は、浄土式庭園と呼ばれる庭園だそうです。
モミジの新緑が綺麗でした。


池にはスイレンが浮かび・・・


ちょうど花が咲いていました。これも朝に行ったご褒美ですね。


カメさんものんびりと・・・


お堂の向かって左側の池の端から藤棚方向を見た光景。


御朱印をいただいてから、お堂の裏側に回ります。
ヤエヤマブキが綺麗でした。




そしてもう一度藤棚のところへ。
もう一度撮影チャレンジ!








クマバチは頭をフジの花に突っ込んで蜜集めに余念がありません。


先の方まで咲いたらもっと雰囲気が変わるのでしょうか。
下の方はこんな感じの蕾でした。
でもこの位がちょうどいいのかも・・・


宇治市名木の看板がありましたが、消えてしまって読めない(笑)
大きな4本の木の根元、分かりますでしょうか。


ということで、今回の平等院のフジは大満足。
今回は本堂拝観(別料金)は1時間半待ちなのでパス。
いつでも行けると思うから、全然行けないんですよね~(笑)
また天ケ瀬まで戻らないといけないので、帰りは南門から出ました。
出たところにあった見事な白藤の壁!


久しぶりの平等院で人も多かったですが、フジを見られただけでも行って良かったです。

【撮影:2022/4/23  京都府宇治市】


コメント (17)
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