宇治市植物公園のサクラ、ソメイヨシノの開花はまだでしたが、その他のサクラは花盛り・・・
昨日の続きになりますが、色々な角度からサクラをご覧くださいませ。
いつもの修景池の対岸から眺めた光景。
ザ・春!
これで池に水があれば言うことないのですが・・・
そういえば、ここは池といいながらヨシやガマやハスがびっしりと生え、どちらかというと湿地ですね。
ハナナとベニスモモのコラボ。池側からハナナを見てみました。
エドヒガンとラクウショウのコラボです。
さすがにラクウショウの背の高さには負けますね~
ここに現れたのが少し濃いめのピンクのサクラ。
満開です。
何やろ?綺麗やな~と思って写真を撮っていると、
「綺麗やね、何のサクラやろ」とおっちゃんに話しかけられました。
宇治のおっちゃんも人懐こい!?
それはともかく(笑)、樹名板を見ると「ジンダイアケボノ(神代曙)」と。
これが噂のジンダイアケボノだったんですね!
何度も来ているのに、一番いい季節に来たのは初めてかも。
ソメイヨシノは戦後一斉に植えられたので、60年以上経っている木が増えています。
ソメイヨシノは単一クローンであり、病気に弱く、樹齢を重ねると樹勢が衰えてしまうそうです。
それで、ソメイヨシノが枯れた後には、ソメイヨシノより丈夫なジンダイアケボノを植えよう!
と日本花の会ではすでにソメイヨシノの配布を取りやめているようです。
そこまで進んでいたのですね・・・
ジンダイアケボノの「アケボノ」は、アメリカで生まれたソメイヨシノ系の雑種「アケボノ」(日本名:アメリカ)が由来。
「アメリカ」を接ぎ木で増やそうとしたとき、別の性質を持つ木が発見されたそうです。
この木、名無しの権兵衛では可哀そうなので、神代植物園の依頼で専門家が調査、新品種であることが分かったとのこと。
それで、神代と曙の名前をとって、「神代曙」と名付けられました。
(ジンダイアメリカじゃなくて良かった・・・)
写真の通り、ソメイヨシノに比べて花が少し大きく、ピンクが濃くとても華やかです。
今、ソメイヨシノが各地で満開ですが、白に近い淡いピンクのソメイヨシノがこのジンダイアケボノに変わったら・・・
随分、お花見名所の景色も変わるかもしれませんね。
最後にもう一回、木全体像をどうぞ!
さて、これ以外に宇治市植物公園で見られた桜をまとめてご覧くださいませ。
やっぱり有名なのがしだれ桜です。
これらはライトアップされ、夜間開園の時に見ることができます。
私も2年前に一度見に行きました。
結構綺麗でしたが、わたし的には昼間の方が好きですね~
この普通っぽいサクラは・・・コシノヒガンザクラという樹名板がありました。
それでは次に行きましょう。
クイズです。このサクラは何サクラでしょうか?
よく聞いたことのある品種です。
全体像はこんな感じ。
結構沢山咲いていますね!
答えは、ジュウガツザクラでした~
十月という名前なので秋に咲くと思われがちですが、春と秋(時々冬も)に咲きます。
やはり春の方が勢いがありますね。
でもこれまで気づいていませんでした・・・
つぎはどうでしょう?
こちらは何となく分かりますよね。
花付きは先ほどのジュウガツザクラに比べるとずっとまばらです。
こちらはフユザクラ。
冬やのに何でまだ咲いてるねん、なんて言わないでくださいね。
今年は寒さが長引いたので、色々な桜が同時に見られました。
ヤエザクラ付近から園内を見下ろしたところです。
ねえねえ、どの桜が好きやった?
ソメイヨシノがジンダイアケボノに変わるってどう思う?
なんで黄色い桜ってないのかな~
・・・ペーター君、元気そうでよかったね!
明日から2回、サクラ以外の宇治市植物公園で見た花をどうぞ~
【撮影:2022/3/27 宇治市植物公園】