ひねりのないタイトルでお恥ずかしい・・・
なつみかんの聖地、京都府立植物園の植物生態園では、今春の山野草が色々咲いています。
その中でも、白系の花が目立っていました。
梅園横の入り口(今咲いている花の写真が貼ってあるところ)から入ってすぐのところに咲いていたのがこちらです。
ユキモチソウ(サトイモ科テンナンショウ属)
テンナンショウの仲間は気味が悪いと嫌いな人もおられますが、こちらはいかがでしょう。
花の中央に白い雪のようなもの(付属体なんだそうです)があることから、雪餅草の名前が。
私は何度見てもこの白い付属体が雪見〇い〇くアイスにしか見えません。
でもテンナンショウの仲間はどれも刺激毒があるので、ゆめゆめパクっとしないように。
見つけても、冷凍庫に入れて人をだましてはいけませんよ!ってしないか^^;
お次はこちら。
イチリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属)です。
野生ではなかなか見られない花がこちらで見せていただけるので有難いです。
キンポウゲ科ではよくありますが、花弁のように見えるのは萼片です。
一輪ときたら二輪でしょう!
というわけで、ニリンソウです。
イチリンソウと同じく、キンポウゲ科イチリンソウ属。
一か所から2本の花茎が出ているのですが、咲くのは時間差なのでほとんどの花が一つしか咲いていません。
こちらは白いトキワイカリソウ(メギ科イカリソウ属)です。
冬も葉が残るイカリソウの仲間です。
関東以西の日本海側に分布するそうで、以前新潟の弥彦山に行った時、葉っぱを見かけた記憶があります。
(11月だったので、当然花はなし・・・)
ピンボケですが小さい小さい白い花を見つけました。
ちゃんと名札があります。ん?「オオバイカイカリソウ」?
この花のどこが「オオ」やねーん!
ピンボケやし・・・
確かにバイカイカリソウに似ていると思いましたが、それもそのはず、トキワイカリソウとバイカイカリソウの雑種です。
中国地方東部に分布するそう。
お次ももう最盛期を過ぎてちょっと見栄えがイマイチですが、ヒゴスミレです。
スミレ科スミレ属。その名の通り九州の山地に自生しています。
葉に切れ込みがあるのが特徴的。
そしてトリは純白の大きな花をつけるヤマシャクヤク(ボタン科ボタン属)です。
こんなに綺麗な花なのに、毒々しい真っ赤な実をつけることでも有名。
蕊が派手ですね~
トリは私ですよ~と、愛想よくポーズをとってくれたシロハラに言われました。
確かに、トリでした・・・
それにしてもこれで愛想のいい顔なの?
シロハラはまだ里山などにいるようで、独特のココココという声を時々聞きます。
さて、明日は白くない山野草たちです。
ますますやる気なさ全開の写真ですが、4月上~中旬に咲いている花の参考にしていただければと思います。
【撮影:2022/4/9 京都府立植物園】