今日の主役はこちらです。
この花はミツガシワ(ミツガシワ科ミツガシワ属)です。
湿地や浅い水中に生え、春に沢山の毛が生えた白い花を総状に咲かせます。
先走ってしまいました。
今回、京都府立植物園に行った後、どうしてもミツガシワが見たくて深泥池まで足を延ばしました。
(深泥池の手抜き説明はこちら)
京都府立植物園から深泥池までは府道103号線と府道40号線の重複区間を進みます。
2つの府道が分かれるところから、40号線の方に進むと、右手に深泥池が現れます。
この辺り、道がせまくなるのですが、池の西岸近く、手が届きそうな場所にミツガシワが咲いていました。
以前秋に行った時、池の中に特徴のあるミツガシワの3枚葉を見つけ、花を見たいと思っていました。
今回は、他の方のブログでちょうど開花していることを知り、疲れた体に鞭打って出かけたというわけです。
《ミツガシワの葉》
自生地で見るのは初めてです。
本来寒冷地に生える植物ですが、氷河期の名残でこの池に取り残されたようです。
天然記念物なのでゆめゆめ引っこ抜いて家で育てようなどと思わないように。
そもそも、家では簡単には育ちません。
こんな感じで広がっています。
一面に咲いているわけではなかったですが、花が見られただけでも十分です。
池の南側に回ってみました。
こちらの方にもポツポツ咲いています。白い花と緑の葉が爽やかですね~
この後、歩道が整備されたという東側の池沿いの道を行きます。
こちら入り口に鹿よけの戸があり、ロックを外して入ります。
(入った後、またロックするのを忘れないように!)
さて、こちらのエリアを歩いていると、ピンクの花が目に付きます。
そう、もう何度も登場したミツバツツジですね。
蕊が10本あるので、コバノミツバツツジと思われます。
ちょうど満開で、すご~く綺麗でした。
それはそうと、歩道が整備されたとはいうものの、まだまだ狭い場所が多くちょっとドキドキしました。
これはおそらく池の北東側方向だと思います。奥が高山、手前の半島の丘がチンコ山です、
こちらにもミツバツツジが見えますね。
北側の斜面にも沢山のミツバツツジ。
陰になっていると色が違って見えますね。
突き当りの半島で見た木。
ここでクイズです!といきたいのですが、自分でも名前が分かりません。
ご存じの方、教えてくださいませ~
なんだか分かりそうで分からないのがもどかしいです。
ここでUターンします。
今度は池の方を見ながらゆっくり戻ります。
アオサギ君、お散歩中。
浮島
そこに咲くミツガシワをどうぞ!
シカの食害でかなり減ったと聞きましたが、まだ残っていて良かったです。
今回も、無理やり「府道を行く」、失礼しました~(笑)
【撮影:2022/4/9 深泥池】