もう宇治市植物公園に通い始めて何年になるでしょう。
1996年の開園当時から知っているので、かれこれ25年になりますが、木々の花に興味をもったのはこの10年くらい。
その後は毎年季節季節に通って、季節の変化を楽しんでいます。
特に、何もない冬から木々の花が咲き始める春!
ウキウキと園内の定番木を巡ります。
まずはミヤマウグイスカグラ(スイカズラ科スイカズラ属)。
お~、先月は1,2輪しか咲いていなかったのに、今回は満開に近いです。
毛が生えているのがウグイスカグラとの違い・・・はもう何度も書いていますが。
花弁や萼だけではなく、雌蕊の花柱にまで毛が生えているのには驚きます。
これだけ毛深いのに、遠目にはスッキリ見えるのが不思議です。
東屋の手前の木にも花が咲いていました。
風情を狙ったのですが、撃沈・・・
園路を歩いていると、咲いてる、咲いてる!
シデコブシ(モクレン科モクレン属)が満開・・・というか、盛りを過ぎていました。
こちらのシデコブシはちょっと色が濃いですね。
コブシ同様かそれ以上に花弁があっちゃこっちゃ向くので、撮りようもありません。
しかも、下から見上げるので花の後ろからの写真ばかりに・・・
唯一こっちを向いてくれていた花です。
お次は、モミジ林を通りすぎて少し行ったところのハナノキ(ムクロジ科カエデ属)です。
この間大阪市大理学部附属植物園で四苦八苦して撮ったハナノキの花・・・
こちらの木はそれほど高木ではないので楽々撮れます。
ほ~、赤く見えるのは萼片だったのでしょうか。
蕊は黄色く、全体の雰囲気が違って見えました。
調べてみたら、雌雄異株なので、この木は雄株だと思ったのですが・・・
別の場所の花をアップで撮ってみるとこんな感じで。
どうみても、花からひょろひょろ2本出ているのは雌蕊にしか見えません。
もうちょっとアップの画像を見ても、雄蕊の姿はなく、雌蕊のみ。
一本の木のなかに、雌株と雄株が合体!?
どなたか分かる方、教えてくださいませ~
全体を見上げたところです。
小さい木といいながら、結構大きいです。
いつもこの辺で出てきてくれるジョビ子ちゃんももういません。
次の場所に向かいます。
ラクウショウの林の手前にあるトサミズキ(マンサク科トサミズキ属)。
雄蕊が赤いのが特徴です。
別の場所でも・・・
サンシュユ(ミズキ科ミズキ属)はもう終盤ですね。
ハナズオウ(マメ科ハナズオウ属)はまだ蕾。
先日「発見」したタペストリー裏側につながる園路、ツバキが咲いているかと思ったのですが・・・
新たに見たのはこの「佐味の春」のみ。
こちらはピンクに白い縁取りですが、他には白メイン、赤メインなどありました。
変化が大きく楽しい品種のようです。でも全部傷んでいました・・・
あとはお決まりのガス漏れの匂いのヒサカキ(モッコク科ヒサカキ属)ばかり。
可愛い花なんですけどね~
今回は下から写してみました。
キチョウを今年初めて見ました!
ということで定番の木々の花、変わらず咲いているととても嬉しいです。
それにしても、宇治市植物公園の木々をご紹介するときに欠かせなかったオトコヨウゾメ。
枯れてしまったのがとても残念です。
ネタにしすぎたのではと、ちょっと反省です・・・
【撮影:2022/3/27 宇治市植物公園】