なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

春日大社初詣と参道の木々

2024-01-10 05:36:47 | お出かけ

当ブログでも毎年のようにご紹介している通り、なつみかん家の初詣は氏神さんと奈良の春日大社。
例年混雑を避け、三が日には行かず、松の内の休日に星夫と出かけます。
今年は4日に行ってきました。
ちょっと間が抜けたタイミングでの投稿ですが、今年の春日大社の様子をご覧くださいませ。

この日はあいにく午前中雨が降ったりやんだりのお天気でした。
午後には晴れの予報だったので、2人で1本の折りたたみ傘を持って出発。
JR奈良駅に到着したのはもうお昼前だったので、時間節約のためタクシーで一の鳥居まで。
こちらが一の鳥居、結構大きいです。



鳥居そのものより、柱についているご神木が気になります。


普通サカキだと思うのですが、なんとこちらではナギでした。


しかも両側ではなく一方だけに付いているのも不思議です。
色々検索して調べてみたら、
「猿沢の池に住む龍が鳥居の上の木に頭を北(左側)にして寝そべっている。
右にご神木が付いていたら尾が当たってくすぐったいので、古儀に則って右は取っている」
なんだそうで!
ご神職さんから聞いた話として紹介されていたので、本当だと思います。

参道は朝からの雨でドロドロ。
はねを上げないように慎重に進みます。一応右側通行ですが、誰も守ってない・・・


参道の両側には大きな木が沢山生えています。
スギが多いのですが・・・

去年の実と今年咲く蕾が両方見られます。

こちらは見た感じ「どんぐりの木」ですね。
昨秋からのドングリのマイブームが続いているので、慎重に観察します。


しかーし、地面にはドングリがひとつも落ちていません。
それもそのはず、シカが好物のドングリを全部食べてしまっているのです。
仕方がないので、葉をパチリ。


最初イチイガシかと思ったのですが、後で本当のイチイガシを発見。
樹皮の感じがスダジイさんにそっくり。
ゆるい鋸歯が葉の先の方だけつき、葉の裏が茶色っぽいのもスダジイの特徴。
ということで、スダジイに決定~(多分)

で、そのイチイガシなんですが・・・


こんな樹皮の木が点在。
葉はというと、先ほどのスダジイに比べて細い感じ。
裏は少し茶色っぽく、鋸歯は先の方だけ。


帰宅後調べてみましたが、多分予想通りイチイガシだろうと・・・

奈良公園には沢山のイチイガシの巨木がありますが、こちらはちょっと華奢でしたね。

この日は15時に人と会う約束があったので、あまり時間がありませんでした。
それでも木を見ると写真を撮りたくなる~
いやいや、先に進まなくては。
この辺りは道の両側にクスノキの巨木が沢山ありました。


一の鳥居から二の鳥居までは結構距離があります。
約1キロくらい歩いたところで、道の左側に露店が現れます。
なるほど、帰りに屋台のすぐ横を通るように、右側通行にしているのですね。


やっと二の鳥居まで来ました。
ちなみに駐車場は二の鳥居のすぐ横なので、以前早朝に来ていたときはここがスタートです。


春日灯篭が道の両側に沢山。
屋根が苔むしているのが風情あります。


ノキシノブが沢山。


おっと、シカが顔を出しましたね。
鹿特集は明日の予定~


もうすぐです。


着きました!
本殿にお参りします。


こちらのご祭神は何度か書いている通り、
武甕槌命(たけみかづちのみこと)」
「経津主命(ふつぬしのみこと)」
「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」
「姫大神(ひめのおおかみ)

の四柱です。
たけみかづちのみことが、白鹿に乗ってはるばる鹿島神宮から来られたと伝えられています。



このあと破魔矢を購入、おみくじを引いて、急いで帰路に着きました。
ちなみにおみくじは大吉。
喜んだのもつかの間、中を読むと、待ち人は来ないし、願いは叶わないと散々。
ひとつもいいところのないおみくじは境内に結んできました。

最後にクイズです。
この建物はなんでしょうか~


こちらは興福寺の中心をなす建物の中金堂です。
こんなに立派な建物が復元されていたことに長い間気づいていませんでした。
こんどは時間をかけて興福寺をめぐりたいと思います。

ということで駆け足春日大社初詣レポはここまで。
どなたですか?春日大社ではなく、樹木レポだっておっしゃってるのは。
まあ、その通りです(笑)

明日は今日載せなかった鹿さん中心にご紹介します。

【撮影:2024/1/4  春日大社】

コメント (12)
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