まずこちらの写真をご覧ください。
見たことある!
とおっしゃる人も多いはず。今の時期、水辺に美しく群生しているオオカワヂシャです。
灰色がかった薄紫の花は、見る人の心を和ませる・・・のですが、、、
(下の写真で、中央にこんもり見えているのがオオカワヂシャの群れです)
可愛いからうちで育てよう♪と持って帰ったら、それだけでも処罰の対象となります。
それというのも、オオカワヂシャは「特定外来生物」に指定されているからです。
これまでも、特定外来生物に指定された植物については何度か紹介し、注意してくださいと書いてきました。
でも「特定外来生物ってなに?」という説明は(面倒なので)避けていました。
この機会なので、簡単にまとめてみますね。
特定外来生物は、「外来生物法」という法律で「生態系や人の生命・身体、農林水産業に被害を引き起こす
(恐れのある)外来生物」として指定された生物のことです。
勝手に輸入や販売をした場合だけではなく、自分で育てたり、野に放ったりしたら重い罰則があるそうです。
(詳しくは、環境省のHPで「外来生物法」の説明を見てくださいね)
ね、うかつに近づけないでしょう。
植物の場合、生態系を乱すというのが大きな理由となるようです。
このオオカワヂシャの場合、在来のカワヂシャを駆逐する、遺伝的にかく乱する(交雑種ができる)というのが指定の理由です。
で、そのカワヂシャですが、地元の田んぼで偶然発見しました。
オオカワヂシャに比べると花は小さく、色も薄く、数が少なく、とても地味です。
でも初めて見つけたので大感激でした。
(暗くて写真がほぼ全滅だったのが痛恨です・・・)
歩いても歩いても外来種ばかりだと思っていましたが、案外身近に貴重な自然が残っていることに気づきました。
可愛いんだから、そこまで目くじらを立てなくても・・・なんていう気持ちがないでもなかったのですが、
このカワヂシャがなくなったら、それはやっぱり悲しいです。
なんでも度を超すとだめなんですね。
うまく共存できればいいのですが・・・
【撮影:オオカワヂシャ 2020/4/26, 5/6、カワヂシャ 2020/4/15 いずれも宇治市】
明日も続きの投稿をする予定なのですが、特定外来生物を始め、侵略的外来種で繁栄しているのは綺麗な花を咲かせるものが多いです。
日本のクズなんかも、外国から見たら「侵略的外来種」なんですから、物事は裏表で見ると、一概に外来種が悪いとは言えないのかもしれませんね。
世の中グローバル時代なので、世界のどこかで元気にしていたらいいのでしょうけど、在来種はたいてい消えてしまうのが問題ですね・・・
オオカワヂシャ、色も落ち着いたブルーで、日本の自然によく似あう素敵な花なんですけどね。
オオバナミズキンバイは悪名高すぎるので、初めて見かけたときは、禍々しいまでのどぎつい黄色にドキっとしました。
オオキンケイギクも蕾が膨らみ、もう咲きかけています。こちらも可愛いので、草刈りの魔手から逃れています。
オオカワヂシャ、ここ数年私の地元では増え方が尋常ではない気がします。
三面コンクリートの植物が生えそうもない水路のわずかに溜まった泥から咲いているのを見たときは、目が点になりました。
今日の投稿にアオスジアゲハの写真を載せましたが、沢山の虫を呼び寄せているようです。
その分、繁殖するのでしょうね~
また、水辺に咲くので、種が運ばれて範囲も広がるのかもしれません。
ナガミヒナゲシもおっしゃる通りですね。
種ができたところを抜いて放置しておくだけで、中から無数の種が飛び散って、さらに増えると聞きました。
駆除したつもりが散布していると・・・
本当に難しいですね~
そんなことおっしゃるから、調べてしまったではないですか~(笑)
他にオオが付くのは、オオハンゴンソウとオオフサモでした。
オオハンゴンソウはあまり近場では見かけませんが、オオフサモはK池でも山科川でも見かけます。
おっしゃるように、どれも綺麗な花や姿をしていますね。
指定はされていませんが、オオキバナカタバミもそうです。
やはり、大きくて綺麗だから「オオ」なんでしょうね。
オオバナミズキンバイはその中でも強烈なので、重機で駆除したあと、人の手で完全に取り除くらしいですね。
確か琵琶湖には抜いた草を入れるポストとかもあったのでは・・・あれはブルーギルか(笑)
そういえば、近所の池に昼に行くと、沢山のカメが甲羅干しをしていますが、100%ミシシッピアカミミガメですね。
これもミドリガメを捨てたことから始まっているのですね。
花も、観賞用に輸入したものが逃げ出したり、飼料に混じっていたり、色々あるみたいですね。
確かにおっしゃる通り、時代が経つとうまく共存しているものもありますよね。
セイタカアワダチソウなどは、最初茶花、次に悪者、今は濡れ衣も晴れ、秋のススキと並ぶ姿には風情を感じます。
セイヨウタンポポは悪者扱いには全然されていませんが、実際には、日本タンポポの遺伝子を調べたら、雑種になっているものも多いみたいですよ。
なんだかな~って思いますね。
オオカワヂシャもカワヂシャも見たことが無いと思います。
川沿いなどに生えるようですね。
後から入って来た外来種、大体強いもの。が多いような気がします。
だから日本の生態系を狂わすのでしょう。
駆除するのは大変だと思います。
現にここにオオカワヂシャの群生があっても、急には駆除されそうにないですね。
オオキンケイギクもオオキバナカタバミも綺麗ですもの。
あれ、私前に何か特定外来生物のコメントしてましたっけ?
もう忘れてる(笑)
調べるきっかけになったのは、うっかり投稿したらまずいよって誰かに教えてもらったからです。
それ以来、やたらと綺麗な花の群落があった時には、一応確認しています。
オオカワヂシャは最近売り出し中(笑)の特定外来生物です。
写真でみてもらって分かるように、すごく綺麗で、持って帰りたくなるほどです。
(水の中に咲くから、無理だけど)
特定外来植物はだいたい綺麗な花が多い印象です。
そのせいか、他の草が抜かれていても、「特定外来」だけがわざわざ残してあることもあります。
増えすぎても、他の植物とかに悪さしなかったらいいんですけどね><
オオキバナカタバミなども危ないですね~
先日持って帰っちゃいましたが、種ができるまえに花茎を切り取りました^^v
自然に任せたら、庭中オオキバナカタバミになるようですよ~
朝早くからコメントありがとうございます!
この投稿のきっかけになったのは、「カワヂシャ」を近くの田んぼで見つけたからです。
以前から、こんなに綺麗なオオカワヂシャがなぜ特定外来生物にまで指定されるのかと思っていましたが、ひ弱そうな在来のカワヂシャを見て、なるほど~と思いました。
で、がらにもなく、こんな投稿をしたわけです(笑)
ちゃんと調べてくださって、さすがですね~
つい数ヶ月前まで整備工事をしていた川縁に
オオカワヂシャが群生していましたぁ(生命力凄っ)
咲いている様は綺麗だけど・・・
ナガミヒナゲシなども可愛らしさに惑わされて放っておくと他を駆逐する勢い。
やはりバランスを崩すのは嫌ですネ~(';')
おはようございます。
川沿いを歩いているとオオカワヂシャによく出会います。いつも通報している、オオバナミズキンバイにもよく遭遇します。
オオキンケイギクもそうですが、みんなオオと名がついているようですね。
在来種より花が大きくて、目立つからでしょうか?
飼っていた亀が池や、川に逃され、増える話を聞きます。
花ももちろん、外国から単純に来たものもありますが、
微妙な歴史の花もありますよね。
個人的な感想なんですが、一時期、そういう増え方を
していたんですが、そうじゃないものも、増え、共存しているものも感じます。
そうは言っても、増えてしまうのもあるから、駆除も必要ですね(T_T)
はい、何度か私の投稿にもコメントいただきましたが、今回解りました。カワヂシャ、貴重な花がみられて良かったです。両方の名前も知らなかったです。
ありがとうございました!
このオオカワヂシャもカワヂシャも全く知りません。
多分見たこと無いかも??
「特定外来生物」なんとも多い事!!
再来種を絶やしてしまうのはほんと困りますね。
こんなの結構聞くけど、なかなかなつみかんさんのように奥まで掘りさげない・・・
流石勉強家!!
それで自宅でのお勉強タイムに突入しました
ネットで検索すると、その記述があちらこちらに「あるわあるわ」で見つかりました。
漢字表記で大川萵苣
同じ仲間にはオオイヌノフグリ(宇宙へ捨てたいとか)も
脳が劣化進行しないように朝からお勉強
今日は有意義な一日になりそう・・(*^_^*)