goo blog サービス終了のお知らせ 

気まぐれ猫の徒然の日々

気楽に、時々思いついたことなどを書きつづっていきたいと思います・・・。
諸般の事情で絶賛引きこもり中。

話を変えて・・・。

2009-11-22 07:20:35 | その他

え~、お散歩写真ばかりになっているので、ここらでちょっと目先を変えて・・・。

と言って、結構面倒な話になるかもしれないので、興味のない方は読み飛ばしてください。


前にもちょっと書いたけど、最近、買い続けている物が 「日本陸海軍機大百科」 である。
今、五号まで出ていて、写真は左から三号~五号の “雷電二一型” “九七式艦攻一二型” “飛燕一型甲“ である。



ほぼ正面からだから判りにくいかも・・・。
模型は、ダイキャスト製で、なかなか良く出来ているんだけど、飛燕は、機体下部のラジエーターが、機体色と同じ色で塗られているのがちょっと残念。
空気の取り入れ口と排気口は、せめて黒で塗って欲しかったなぁ。

飛行機、特に戦闘機は大好きだ。
ただし、俺は兵器として好きな訳では無く、純粋に飛行機として、性能を突き詰めた “機能美” があると思うのだ。
だから、ジェットもレシプロも大好きである。

特にアスペクト比 (翼の縦と横の長さの比) の大きい逆ガルウイング (正確には、翼中央部が水平なので逆ガルウイングではないのかな?) の九七式艦攻は綺麗だなと思う。
(カモメの翼のように、中央部が上を向きV字型になっていて、翼端部が下に下がっている翼の形状を “ガルウイング” と呼び、その逆の形の物つまり正面から見てW型の翼を “逆ガルウイング” と呼ぶ。)

今のようにコンピュータによるアシストが得られない時代の低翼 (機体の下側に翼が付いている飛行機) 式の飛行機には、必ずと言って良いほど上反角 (正面から見てV字型の角度) を付けてある。
この上反角が付いてない低翼機は、翼による揚力 (主に翼で発生している、飛行機を持ち上げる力) の中心より機体重量の中心が上に有る為、機体はひっくり返ろうとしてしまう。
これを避ける為、上反角が付いているのだ。
上反角が付いていれば、機体が傾こうとした場合、下になった方の翼の揚力が増え (上から見た翼の面積が増える為、揚力が増す。) 上になった翼は逆に揚力が減る為、傾きを元に戻そうとする力 “復元力” が発生し、機体が安定するからだ。

ちなみに、最近のジェット戦闘機には “下反角” が付いている物がある。
これは、わざと機体を不安定にし、ロール (機体を錐のように回転させる動き) 速度を上げる為。
で、水平飛行の時は、コンピュータがひっくり返らないで安定するように、自動で細かく制御している訳だ。
よってこれらの飛行機は、コンピュータが故障すると、まともに飛べなくなってしまう。
まあ、当然バックアップシステムは持っているだろうけど。

更にちなみに、旅客機は地上では上反角が付いていないように見えるが、飛んでいる時には自らの揚力で翼が上に反って、上反角が付くよう設計されている。


あ~、思いっきり趣味に走ったブログになってしまった・・・って、昔からそうかも。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする