まだ組立中ではありますが、基本色をどうしようか考えるため調色の候補色をピックアップ。
私は筆塗りしか出来ず、基本色塗料はタミヤアクリルしか使いません。
それが一番いいからという理由は全くなく、単に扱いに慣れてるからというだけです。
左からデザートイエロー、ダークイエロー、木甲板色、バフ。
適当に調色しながら車体の内側を使って色々試し塗り。
結局この中のお試し調色は採用せず(写真では色がちゃんと見えてません)、
デザートイエロー、木甲板色、ダークイエローの3色でダークイエローやや強めの調色でとりあえず決定。
手順は色々ありますが、ひとまず足回りを先に塗装しながら組み上げることにします。
車体下部側面を下地塗装もなくいきなりベタ塗り、2回重ね塗りしてます。
様子をみながら、違和感があれば車体上部塗装時に再度調色を試みます。
テストも兼ねているので他の部分は塗装しません。
足回りは激しく汚してしまうので多少難があっても安全という考えです。
転輪を塗装しました。
履帯を塗装しました。
金属部分はいつものオリジナル調色履帯色、クロームシルバー+フラットブラック+フラットレッドの3色(全てタミヤアクリル)の混色です。
ゴムパッドはシンプルにラバーブラックです。
ベルト式履帯はただ嵌め込むだけだとこんな風になってしまい興醒めです。
そこで、車体に真鍮線を通したり、瞬間接着剤を使って調整します。
矢印1番と2番の部分は浮き上がりの反発力が強いと思い1mm径の真鍮線を車体に通して押さえました。
しかし、あとから瞬着で充分な事がわかりスプロケット側だけ真鍮線は撤去しました。
矢印3番~7番の転輪は履帯と瞬着で接着しますが、第一転輪と第七転輪は接着しません。
ここを接着してしまうと弛み方が極端に見えて若干違和感が生じるので・・・わりといつもの処理です。
その代わり弛み方が自然に見えるようにドラブスプロケットとアイドラーの(矢印1番と2番)部分での接着の仕方や押さえ方を工夫するようにします。
場合によっては第一転輪、第七転輪に該当する部分を糸で吊って調整する場合もあります。
また、矢印8番と9番あたりの位置も瞬着調整しています。わりと重要な位置かもしれません。
キットの履帯がかなり柔らかい材質で出来ていたため、今回は楽に調整できました。
足回りがそれなりに綺麗に決まると嬉しくなるので、その後が一機に進みます(笑)。
ちょっとした追加工作ですが、排気管と思しき部分がキットのママだとこんなんです。
ちょっと頂けないので穴をあけました。
箱絵をみるとこんな風になってます。
内側を黒く塗って、ジャンクボックスの中にあったナイロンメッシュを貼りました。
余分な周りをカットしてこんな感じ。
あと、たまに大きな隙間が生じる部分もあり、ラッカーパテで埋めました。
削って均しました。
AFVだから大らかにとは言ってもあまりに目立つところはちゃんとしないとね。
そんなこんなでほぼほぼ基本塗装前の組み上げとしては終了という感じです。
パーツ状態で見ていた時は割と小ぶりな車両に見えていましたが、
組み上げて全体が見えるとかなりなボリュームがあり、太くて長い砲身と相まってなかなか迫力があります。
雑具ラックもPEのメッシュを貼り付け、砲塔への取り付けは基本塗装後にします。
コマンダーズハッチとドライバーズハッチは開閉可能になっています。
砲塔にもちょこっとPEが・・・
これ何なのでしょうね?・・・ガス抜きみたいな排水口みたいな・・・。
で、箱絵にちょっと気になる部分が・・・
ファイナルドライブカバー内側に注目、いくつかボルトが見えます。
で、キットのその部分はツンツルテン・・・。
更に、このキットのランナーに謎の部分があるのを発見・・・。
これって・・・気になるなら切り取って移植しろって・・・その割には形が・・・。
ガン無視かな?(笑!)。
以下次回に続く・・・。
何と言ってもAFV(装輪式除く)はやっぱり履帯命、垂れ下がりが綺麗に決まると嬉しくなります。
今回のベルト式履帯は材質がとても柔らかく処理がたいへん楽で助かりました。
>排気口の加工も流石です<
ありがとうございます。素組を基本としてはおりますが、ここはどうしても・・・簡単な加工で済む事でもありますし。
>このランナーは何のためなんでしょう?<
謎なのですよ。組説はいっさいこれに触れておりません。
黒猫2号さんからの情報ですが海外キットにはボルトやリベットをこんなところから切り取って貼り付けて再現する形になっているものがあるという事で、もしかするとファイナルドライブカバー内側のボルト再現用なのかと邪推した次第です。
>これからいよいよ塗装ですね。<
そうなのですが、ネット上の実車写真などを眺めていると、部分的に滑り止め塗装がされている部分があるように見えたり見えなかったりしてどうしよかという感じです。
あと、車体と砲塔はどうやらアルミ合金のようで錆はNGになりますのでチッピングが悩ましくなったりであります。
履帯の垂れ下がり具合、フィッティング方法も非常に勉強になります。
なるほどなぁ・・・🤔です。
排気口の加工も流石です。 これは効果絶大だと思いますよ。😄
このランナーは何のためなんでしょう?
曲げて使えって事でしょうか?
これからいよいよ塗装ですね。
凄く楽しみです。
いつもたいへんお世話になっております。
履帯はやっぱAFVの命かと・・・精密な組み立て式も良いのですが、モールドさえしっかりしていればベルト式は気楽に作業出来るので案外捨てたもんじゃないです。
>これはポリ製だと思うのですが、瞬着が効くのですね。<
タミヤのベルト式はたいがい瞬着が効くと思います。
海外製の中には瞬着が効かないのもあるみたいですね。
>車体下部、転輪の内側の汚しはこの時点では既に済んでいるのですか?。<
まだ済ませてません。ピグメントなどで泥の塊を付ける場合は別ですが、今回は砂漠仕様でウォッシングだけで済むはずなので後から処理で充分と判断してます。あれもこれもひとまとめで一気に汚します、これ快感です(笑!)。
特に今回のように転輪の間隔が狭い場合は影になってほとんど見えないですし、履帯の上側も十分筆の入るスペースもありますので・・・。
>なにやらデジャブ感のある画像が、しかもつい最近の(笑)<
そうなんです。私も黒猫2号さんの記事を見ていなかったら気にも留めてなかったはずですが・・・。
わざわざランナーにあんな加工を施すって他に理由を思い付かないですよね。
六角頭にはなってないですが、せっかくあるなら利用してあげようかな・・・?。
タミヤのインストではガン無視ですが・・・。
ベルト式履帯のリアル化手順、すごく良く分かって大変参考になりました、ありがとうございます<(^^)>
鮮明画像に番号付きで説明して頂いたので、頭の中で置き換えなくてもビジュアルで一発です!
これはポリ製だと思うのですが、瞬着が効くのですね。
それとちょっと気になったのですが、車体下部、転輪の内側の汚しはこの時点では既に済んでいるのですか?。
>キットのランナーに謎の部分があるのを発見・・・<
なにやらデジャブ感のある画像が、しかもつい最近の(笑)
ナットのつもりなら、せめて六角形にしておいてくれよ!ですよね(^^;。