今日はアキリーズにするかどうか一瞬悩みましたが前回の勢いのままこいつです。
デカールを貼って、砲塔トップの金網部分のパーツを取り付けたら、さっそくウォッシング。
ところで、この砲塔トップの金網はキット付属品ではありません。
キットのデフォルトは、プラフレームにナイロンメッシュを貼るというものです。
それはいまいち実感が乏しいので、一昨年の暮れに作っていたSd.kfz222の部品請求券を使ってPEパーツを取り寄せたのでした。
で、本題に戻ります。
いつものようにパステル(グレー色)を粉状に削りタミヤエナメルのフラットアースとバフ加えエナメル溶剤で希釈してウォッシング溶液を作りました。
こいつでまずは全体をシャバシャバと洗うように塗るというよりやっぱりウォッシングという言い方がぴったり来ます、汚してるんですけどね(これ前にも言ったっけ?、笑)。
それがだいたい乾いたところで今度はさっきの溶液にフラットブラックを加え少し暗くし、今度は全体のウォッシングではなく部分的にシャバシャバとスミ入れというよりはもう少し広範囲な使い方です。
それが乾くと更に黒に近い色になるまでフラットブラックを加え、今度はほんとのスミ入れっぽい作業を行ってます。
パステル混合ウォッシング溶液を段々黒っぽく調色しながら3回くらいに分けてウォッシングしたという次第です。
継ぎ足し調色してるので薄め加減に注意でした。
トップの写真だと結果がちょっと分かりにくいので部分拡大写真です。
ドライブラシ迷彩の荒っぽさが少しフィルターされて落ち着いて見えてます。
えっ?、いつもよりおとなしいって・・・いえいえ、まだまだこれから(笑)。
雨だれとチッピングをこの後加えて行くつもりですが、
その前に油彩で追い打ちを行うかどうかちょっと様子を見て判断でしょうか?。
あと、泥汚れを付ける方向で行くかどうかお悩み中でありました。
いいところですが、残念ながら本日はここまで。
本日のBGM
勝手にメランコリック・クィーンと呼んでいるケイト・ブッシュ。
彼女、本国イギリスでは凄い国民的歌手のようです。
そういえばロンドンオリンピックで歌ってましたね。
まだまだ序の口というところなんですね。
今後の展開を楽しみにしております。
徐々に色を濃くして、範囲を絞っていくというウォシングのやり方と効果がとても勉強になりました。
私もどこかで試してみたいです。
やっぱり金網がリアルです。
絵的には前回とあまり変わり映えしないのですが、これをやっておくかやってないかで後がだいぶ違ってくるような気がするのです。
>薄い色でまずは広範囲で、湿った部分として濃い色を中心部などにと言う感じでしょうか。<
まいどながらの説明不足ですみません。
最初明るめの色でウォッシングするのは色のトーンを落ち着かせるためと埃っぽさを出すためで、段々暗くしながら影になる部分を攻めて行くと言う方が正確です、すみません。
エアブラシでのシャドウ吹きに変わるようなものかもしれません、仕上がりはだいぶ違いますが・・・。
湿った質感はなかなか難しくてうまく行きません。パステルはかなり乾いた感じになるので湿気は油彩の役割かなと考えています。
>まだまだ序の口というところなんですね。
見た目に派手な汚し要素は、やはり泥汚れとチッピングなので、それはこの次のお楽しみでありました。
なんか久しぶりのパステルウォッシングなので、なんかいまひとつ調子を出しきれてないような・・・。
ウォッシングについてはいろいろ説明不足ですみません。
hajimeさんへのリコメの方もご参照ください。
表現の幅と言う意味ではやはりエアブラシの方に軍配が上がると思います。シャドウ吹きなんかは筆塗りでは絶対不可能なのでそういう部分を別の方法でどう代用して行くかという事ばかり考えています。
>やっぱり金網がリアルです。<
こればっかはPEパーツのお陰です。
タミヤの部品請求券はこの上なく便利です。
本来の目的とは違いますが、この手はとても重宝します。
タミヤファクトリーに直接持ち込むとその場で在庫確認も出来、かなりスピーディーに入手できます。
タイヤのトレッドに詰まった乾燥泥の感じがイイですね(^^)
デカールも貼られて、引き締まった感じになってきました
これからの雨だれとチッピングでどう変身していくか、楽しみです。
>Sd.kfz222の部品請求券を使ってPEパーツを取り寄せた<
今時の改訂版には、こんなものが付いているのですね。
メーカー的にはイージーかも知れませんが、有難いですね
タミヤはアフターがしっかりしているので安心できます
ワタシの様に組説を無くしてしまうとどうしようも有りませんが(笑)。
>タイヤのトレッドに詰まった乾燥泥の感じがイイですね(^^)<
ありがとうございます。まだまだ調整中の様子見段階です。少し泥汚れを追加しようかなと思ったりです。
>今時の改訂版には、こんなものが付いているのですね。<
そうなんです。キット自体は古くても物によって新しいフィギュアとの組み合わせがあったりしてタミヤさんはまぁまぁ楽しませてくれます。
タミヤに限りですが制作済みのキットの組説はしっかり保管しております。
まいどお世話になります。
>思わず、えっ!と叫びそうになりました。<
ありがとうございます。で、でもそんなに驚かれなくても・・・。
みなさんからは悪評高いタミヤアクリルですが、筆塗りの私にはとても扱い易いんですけどね。
色によって隠蔽力が弱いものがあったりしますが、ベタ塗りの場合でもたいてい2~3度塗り程度でムラはなくなります。
ラッカー塗料は乾燥が速過ぎてリターダーを加えない限りフィギュアのような小さなものを除いて筆塗りではとても使えません。
タミヤアクリルでのドライブラシは、かなり塗り重ねても塗膜がさほど厚くならないという非常にありがたいアドバンテージがあります。
ラッカー塗料でのドライブラシはあまり試みた事がないのですが、乾燥が速い分その部分のコントロールがたいへんしんどいように思えます。
>迷彩のボケ具合はエアブラシでも難しい部分<
そうなんですね。hajimeさんもそのような事をおっしゃっていたので意外に感じています。
なんせエアブラシ自体持っていないので、つい万能かと思い込んでしまうのです(汗!)。
この後、まいどながらのヘヴィーウェザリングで攻め込みますが、
今回はそこをバランスを考えつつ、汚れの合理性を担保しつつ進められれば良いなと思ってます。
塗料にマット感とざらざら感が増し増しですね。
参考になりました。ありがとうございます。
実はパステル粉がエナメル溶剤だけでは定着できない事がわかり、塗料を混ぜるとそれが可能になるという現象に気付いたのでした。
くうさんはアクリル溶剤でパステルの定着を行ってらっしゃいましたが、パステルの種類によって違ってくるのでしょうか?
過去記事ですが↓
https://blog.goo.ne.jp/ncc1701_junkychoro/e/9ec1ccc55f83108e17c76c34b4df7be6
https://blog.goo.ne.jp/ncc1701_junkychoro/e/10df921a1fe7110bc3c189bba5d8f4da
そんな事があり、塗料と混ぜると面白い事に気が付きました。
乾いた埃っぽい表現に一番適しているように思います。
塗料の色とパステルの色と更に溶剤の希釈具合といった組み合わせでいろいろ遊べて楽しいです。
錆でボロボロになった表現にも最高に相性が良いです。