引き続きのMk.Ⅳ Male、ただいま絶賛ウェザリング中です(笑)。
まずは履帯にウォッシングして乾き待ちの図。
いつもなら手を抜いて見える部分にしか行いませんが、今回はモーターライズです。
グルグル回るので全周に渡って満遍無く行っておく必要があります。
そのため一旦車体から外して作業しました。
ウォッシング溶液はいつもと同じですが、若干パステル粉を多めにしました。
タミヤエナメルのフラットアースとバフを混色しパステル粉を混ぜながら溶剤でシャブシャブに希釈してます。
車体の紅白マーキング部分にタミヤアクリルのハルレッドでチッピングを描き込んだ後、全体にウォッシングを行いました。
紅白マーク部分のチッピングはウォッシングで流れないように基本塗装色とおなじ水性アクリルで行ったため、失敗したなと思ったら乾燥する前に拭い取ったりして手早く修正する必要があったりです。
ウォッシングは履帯に使ったのと同じパステル溶液で行い、更にエナメルのフラットブラックとレッドブラウンを混色してこれも溶剤でシャブシャブに希釈してスミ入れを行っています。
↓車体の屋根にあるレール状の部分に乗っているチェーンの付いた角材状の物体は泥濘脱出用の装置だそうです。
角材状の構造物は木の角材に補強用鉄板をボルトでサンドイッチしたような構造ではないかと推測してますが、残念ながら明確な解説を見つけられていません。
泥濘に嵌ってしまった場合、または嵌まる事が予測される場合、角材に付属したチェーンを何らかの方法で履帯に結び付けて使用するのではないかと思いますが、装着方法についてはこれもまた明確な資料が見つかっていません。
ともかく車体の回りをこのゴツイ木鉄複合角材がグルグル回る訳で、車体の屋根に付いているレール状の構造材は車体上部を損傷させずに木鉄複合角材を通過させるためのガイドレールだと言う事が想像されます。
スピードが遅いが故に可能な事なのでしょうね。
実際に使用している時の映像があれば面白そうなのですが残念ながら見つかっていません。
そんなこんなでありますが、
ドツボに嵌る恐れもありつつですが、ウェザリングはもう一息追い込んでみようかと思ってます。
失敗したら笑ってやってくださいまし(笑)。
おまけのYouTube動画です
ボーヴィントン2016TankFestの時の動画です。前回記事の中の動画と同じ車両です。
このMk.Ⅳはリプリカのようですね。
↓今度は2017TankFestの時のおフランスのサンシャモン、これは本物らしいです。
同じく2017Tank Festですが、上の動画でもチラッと登場していたドイツのA7V(レプリカ)がメインです。
こうして見比べてみると、
イギリスのMk.Ⅰ以降の菱形戦車シリーズは抜きん出て実用的なスタイルであることがよくわかります。
サンシャモンやA7Vは塹壕に嵌ったら動けなくなるのは確実です。
↓関係ないですが、なんと今年のボーヴィントンTankFestの様子
全部見ると44分くらいあるので倍速再生で見ました。
冒頭の2分くらいのところで日本の九十五式軽戦車が出て来て興味深いです。
本日のBGM
E.L.P.のタルカス!。実はこのアルバムは持っていません。
中古屋さんで安いの見つけたら買いたいですが、
名曲タルカスはライブ盤のバージョンを今も時々聴いたりしてます。
ただの菱形繋がりです(笑)。
履帯の汚れやチッピング、カッコイイです!
塹壕の間を走ってきた感じがする見事なウエザリング!
今後がすごく楽しみです!
私のコメット、いろいろあって作業止まってます😅
本当のリアリティーとは方向が全く違うのではと思ったりもしますが、
鉄に見せかけたいという一心でこんな風になってしまうのでした(汗)。
ウェザリングはちょっとした事で変化する表情が楽しくて、止められないです(笑)。
いつかそのうちピカピカのカーモデルや飛行機を作ってみたいとは思いつつ・・・。
めちゃ嬉しいコメント、ありがとうございます。
演出過剰かもと思いつつも、塹壕戦の壮絶さを想像してしまうと・・・って感じになりました。
超壕シーンを展示台にするという無謀な試みに誘惑されそうですが、いつになるやら・・・です(笑)。
>私のコメット、いろいろあって作業止まってます<
模型作りは気持ちがゆったりしている時に行うのが良いのではないでしょうか?
逆にゆったりさせるためにという場合もあったりしますが・・・。
ま、ともかく、やりたい時とやれる時が重なる時こそ至福の時ではありますね(笑)。
可動履帯、そして電動走行、なのにその上に全周に渡ってのウォッシング、全く手を抜かない巧みの技ですね。
履帯の汚れが、進行方向に向かって後側に偏っていると云うのが、もう堪りません!
2、3枚目の画像なんか、背景をデジタル加工すればもう気分はソンム!?
ご紹介頂いたYouTubeの映像にあるレプリカ?より、もっともっと本物っぽいです!!。
こそばゆいお褒めのお言葉、謹んで頂戴いたします(笑)。
>全く手を抜かない巧みの技ですね。<
巧みの技かどうかはともかく、こんなに履帯が目立つ戦車も珍しいので拘る価値のある部分であることは確かかと・・・。
もう少し鉄分を強く出せないか思案中であります。
>履帯の汚れが、進行方向に向かって後側に偏っていると云うのが、もう堪りません!<
実はこれ意図して行った事ではないのですよ。
単にウォッシング溶液が溝や段差に沿って勝手に溜る性質を持っていますのでたまたま履帯の取り付け方向が見え方と一致していたというだけだったりします。
でも確かにご指摘の通りで、これが逆だったら違和感があったかもしれませんね。
黒猫2号さん、さすがに見どころが鋭いです。言われないと気付かなかった事でした。
>背景をデジタル加工すればもう気分はソンム!?<
ぐはは、背景に出来そうないい写真が見つかれば・・・ですね。
>もっともっと本物っぽいです!!。<
いやはや、ありがとうございます。
兵器の模型として生々しさを出せたのなら目指す処ではありますが・・・。
うまく行かないかもですが、もう少しだけ欲張ってみようと思います。
凄い迫力です。
YouTubeの動画より本物っぽく見えます。
もうすぐ完成ですね。
お褒めのお言葉、ありがとうございます。
現在、更なる汚し追加を終了したところです。
過去最高のコテコテ仕上がりになるかもしれません(笑)。
それが良いかどうかは別問題でありますが、最終回をお待ちください。
明日にはアップ出来ると思います。