前回記事が作業でテンパっていた事もあり、説明を端折り過ぎてしまっていたことを反省し、経験のない人にもわかりやすいように説明を加えておこうと思いました。が余計わかりにくくなるだけかもしれませんが・・・(汗)。
最初にUVレジンの接着剤BONDICについて
まずは基本情報としてメーカーサイトをリンクしておきます。
売り手側からの情報なので、そのつもりで割り引いて見てくださいね。
接着力の強力さを謳ってますが、それにはやや疑問が残ります、同種の類似商品の中では強いのかもしれませんが比べてないのでよくわかりません。普通の条件下での接着力なら瞬着の方が強いという印象です。
一番大きな特徴は今までの接着剤では不可能だった条件下で接着が出来るという事に尽きます。
●接着面積が極めて小さい場合
●固着するまで保持しておく事が不可能な場合
●圧着のための圧力が加えられない場合
●固まった後、白濁したりせず一定の透明度を保っている
みたいな感じなので、今回で言えばLEDの表面と光学繊維の切り口との密着接合に重宝しました。
使用上の注意点は付属のUVライトの光がレジン液によく当たるようにすることでしょうか。
光が当たらない部分はレジンが液体のままで固まりません。
あとUVライトの光は直視しない方が良いと思われます。
Youtubeで「BONDIC」を検索すると他の製品との比較情報などを含めいろいろインプレッションが上がってますので参考にしてください。
個人的には今使ってるのが無くなった時にリピート買いするかというと、
別の製品を買う可能性が高いです、値段が高過ぎるので。
モーターについては特に説明不要かと思います。電池を繋げば勝手に回ります。
ただプラスマイナスを間違えるとプロペラが逆回転になったりするのでそこだけは要注意です。
写真で見せる分には逆回転でもわかりませんが、自己満足度に大きく影響します(笑)。
マイクロモーターは主に直径が6mmのものと4mmのものがあるようで、通販でだいたい5ヶ1000円以内です。
小さくても意外にパワーあります。小型のドローン用にも使われているのでしょうか?
ちょっとややこしさを感じるのはLEDかと思います。
これも電池を繋げば点灯するのですが、発光ダイオードと呼ぶくらいで電気が一方通行なので、プラスとマイナスを間違えると点灯しません。
更にややこしさを感じるのはLEDそれぞれに適正な電圧と適正な電流を保つために抵抗を入れてやる必要があったりまします。
これが合わないと点灯しなかったり破損したりするようです。
でも最近は適正な電流を確保するための抵抗器とセットで売られているものもあり、かなり気軽に扱えるようになってます。
基礎知識としてLEDから生えてる足の長さでプラスとナイナスを判別します、短い方をカソード、長い方をアノードと呼びますがややこしくて覚えにくいので、短い方がマイナス、長い方がプラスと覚えるのが良いでしょう。
リード線付きのLEDも売ってたりするようなので、そういうのをうまく使えば半田付けも必要ないかもしれません。
私が買ったLEDに簡単でわかり易い解説がついてましたので、写真で上げておきます。
たぶん抵抗器を可変抵抗にすれば照度を変化させることができるのではと思いますが、適正な機材が判断できません。
経験豊富な方がいらっしゃれば教えてほしいところです。
あとは電飾に関わるもので、光学繊維(光ファイバー)について
インターネットとかの光通信で使われているあれです。
スペースが充分にある場所ではLEDの頭をそのまま露出させれば良いですが、翼端灯のように狭い場所ではこれで光を導いてやる必要がある訳です。
綺麗に光らすためには光源になるLEDの発光部分と光学繊維の切り口の断面をしっかり密着接合させる必要があります。そこで最初に紹介したUVレジン接着剤の出番になります。UVレジンは固まっても割合透明で光を通すのでその分失敗も少なくなりますが、それでもLEDの表面と光学繊維の切り口が離れたり、斜めに接したり光が光学繊維の中まで入りにくい状態になると照度が落ちてしまったり発光が弱くなったりしますので肝と言える作業になります。
あと翼端や尾灯に露出させる場合はニッパーで切断するよりカッターナイフでスパッと切った方が断面が潰れないのでよりベターと思われます。
もちろん塗装の際に切り口を塗りつぶさないように長めに出しておき塗装後に切断するなど手順を考えておく必要もあります。
翼端灯の場合は翼端灯カバーの透明パーツをどう取り付けるかも考えておく必要があります。
翼端灯カバーはキットの付属パーツを使わずにUVレジンを盛り付けて成型するという方法もあります。
照明を暗くして撮影しているのでピンボケ甚だしいですが、ご覧の通り左翼側の赤はこんな感じで光ってくれました
翼端灯カバーはBONDICで盛り付けましたが、これはネイルアート用の透明UVレジンを使った方が透明度が高くて綺麗かもしれません。ただその場合UVレジンの硬さにいろいろ種類がありそうなのでその選択に注意が必要そうです。
おそらくハードなタイプが扱い易いように思います。
しかし、右翼側は・・・だいぶ光が弱くなっちゃいました・・・
たぶんLEDとの接合がうまく行ってないと思われます。
ほんとは青色LEDの方が良かったんでしょうけど・・・買いに行った時に店頭在庫切れで・・・
緑でももっと緑っぽければ良かったんですけどね・・・しょうがないので諦めです。
尾灯です。
光学繊維が長めに飛び出てますが塗装後にカットします。
着陸灯
これも左右で照度にずいぶん差が出来てしまいました。
チップLEDを主翼内に入れた方が良かったんでしょうね。ま、その場合遮光に苦労したかもしれませんが・・・。
電圧は今3V(電池2本)でテストしているので4.5V(電池3本)か上限の6Vまで上げて試してみる手はありますね。
電飾については苦労した割りにイマイチな結果ですが、
いろいろ楽しい経験値を蓄積できたので良しといたしましょう。
あとはベースと塗装がどうなるやら、お楽しみに(笑)。
最初にUVレジンの接着剤BONDICについて
まずは基本情報としてメーカーサイトをリンクしておきます。
売り手側からの情報なので、そのつもりで割り引いて見てくださいね。
接着力の強力さを謳ってますが、それにはやや疑問が残ります、同種の類似商品の中では強いのかもしれませんが比べてないのでよくわかりません。普通の条件下での接着力なら瞬着の方が強いという印象です。
一番大きな特徴は今までの接着剤では不可能だった条件下で接着が出来るという事に尽きます。
●接着面積が極めて小さい場合
●固着するまで保持しておく事が不可能な場合
●圧着のための圧力が加えられない場合
●固まった後、白濁したりせず一定の透明度を保っている
みたいな感じなので、今回で言えばLEDの表面と光学繊維の切り口との密着接合に重宝しました。
使用上の注意点は付属のUVライトの光がレジン液によく当たるようにすることでしょうか。
光が当たらない部分はレジンが液体のままで固まりません。
あとUVライトの光は直視しない方が良いと思われます。
Youtubeで「BONDIC」を検索すると他の製品との比較情報などを含めいろいろインプレッションが上がってますので参考にしてください。
個人的には今使ってるのが無くなった時にリピート買いするかというと、
別の製品を買う可能性が高いです、値段が高過ぎるので。
モーターについては特に説明不要かと思います。電池を繋げば勝手に回ります。
ただプラスマイナスを間違えるとプロペラが逆回転になったりするのでそこだけは要注意です。
写真で見せる分には逆回転でもわかりませんが、自己満足度に大きく影響します(笑)。
マイクロモーターは主に直径が6mmのものと4mmのものがあるようで、通販でだいたい5ヶ1000円以内です。
小さくても意外にパワーあります。小型のドローン用にも使われているのでしょうか?
ちょっとややこしさを感じるのはLEDかと思います。
これも電池を繋げば点灯するのですが、発光ダイオードと呼ぶくらいで電気が一方通行なので、プラスとマイナスを間違えると点灯しません。
更にややこしさを感じるのはLEDそれぞれに適正な電圧と適正な電流を保つために抵抗を入れてやる必要があったりまします。
これが合わないと点灯しなかったり破損したりするようです。
でも最近は適正な電流を確保するための抵抗器とセットで売られているものもあり、かなり気軽に扱えるようになってます。
基礎知識としてLEDから生えてる足の長さでプラスとナイナスを判別します、短い方をカソード、長い方をアノードと呼びますがややこしくて覚えにくいので、短い方がマイナス、長い方がプラスと覚えるのが良いでしょう。
リード線付きのLEDも売ってたりするようなので、そういうのをうまく使えば半田付けも必要ないかもしれません。
私が買ったLEDに簡単でわかり易い解説がついてましたので、写真で上げておきます。
たぶん抵抗器を可変抵抗にすれば照度を変化させることができるのではと思いますが、適正な機材が判断できません。
経験豊富な方がいらっしゃれば教えてほしいところです。
あとは電飾に関わるもので、光学繊維(光ファイバー)について
インターネットとかの光通信で使われているあれです。
スペースが充分にある場所ではLEDの頭をそのまま露出させれば良いですが、翼端灯のように狭い場所ではこれで光を導いてやる必要がある訳です。
綺麗に光らすためには光源になるLEDの発光部分と光学繊維の切り口の断面をしっかり密着接合させる必要があります。そこで最初に紹介したUVレジン接着剤の出番になります。UVレジンは固まっても割合透明で光を通すのでその分失敗も少なくなりますが、それでもLEDの表面と光学繊維の切り口が離れたり、斜めに接したり光が光学繊維の中まで入りにくい状態になると照度が落ちてしまったり発光が弱くなったりしますので肝と言える作業になります。
あと翼端や尾灯に露出させる場合はニッパーで切断するよりカッターナイフでスパッと切った方が断面が潰れないのでよりベターと思われます。
もちろん塗装の際に切り口を塗りつぶさないように長めに出しておき塗装後に切断するなど手順を考えておく必要もあります。
翼端灯の場合は翼端灯カバーの透明パーツをどう取り付けるかも考えておく必要があります。
翼端灯カバーはキットの付属パーツを使わずにUVレジンを盛り付けて成型するという方法もあります。
照明を暗くして撮影しているのでピンボケ甚だしいですが、ご覧の通り左翼側の赤はこんな感じで光ってくれました
翼端灯カバーはBONDICで盛り付けましたが、これはネイルアート用の透明UVレジンを使った方が透明度が高くて綺麗かもしれません。ただその場合UVレジンの硬さにいろいろ種類がありそうなのでその選択に注意が必要そうです。
おそらくハードなタイプが扱い易いように思います。
しかし、右翼側は・・・だいぶ光が弱くなっちゃいました・・・
たぶんLEDとの接合がうまく行ってないと思われます。
ほんとは青色LEDの方が良かったんでしょうけど・・・買いに行った時に店頭在庫切れで・・・
緑でももっと緑っぽければ良かったんですけどね・・・しょうがないので諦めです。
尾灯です。
光学繊維が長めに飛び出てますが塗装後にカットします。
着陸灯
これも左右で照度にずいぶん差が出来てしまいました。
チップLEDを主翼内に入れた方が良かったんでしょうね。ま、その場合遮光に苦労したかもしれませんが・・・。
電圧は今3V(電池2本)でテストしているので4.5V(電池3本)か上限の6Vまで上げて試してみる手はありますね。
電飾については苦労した割りにイマイチな結果ですが、
いろいろ楽しい経験値を蓄積できたので良しといたしましょう。
あとはベースと塗装がどうなるやら、お楽しみに(笑)。
いやぁ~これは凄い、本当に為になるノウハウ記事でした
製作がとっても大変なのに、こんなに丁寧な解説記事を書いて頂いて本当に申し訳ないです。
>短い方をカソード、長い方をアノードと呼びます
これホントに懐かしい単語、そうですよね何んと言ってもダイオードなんですから
「これを読んだら君も電飾が出来る!」の記事ありがとうございました
ぶんぶん計画、これからいよいよ合体・塗装ですね、ますます楽しみです。
今回も貴重な役立ち情報が満載でメモメモさせていただきました。
BONDICってのもサイトを覗いてみて興味津々です。
じつは電飾したいプラモがあるんですけど、いろいろ難しそうなので積んだままになってます。
いつかチャレンジしたいです。
コメントありがとうございます。
記事にした甲斐がありました。
自分が一旦理解してしまうと人がどこを難しいと感じるのかがわからなくなってしまいます。なのでついつい説明を忘れてしまったり・・・経験のある人ばかりが見てる訳ではないので、ちゃんと説明しなきゃといろいろ後から気が付くのでした。
電飾メインのモデルを作りたくなってくる今日この頃です(笑)。
>これホントに懐かしい単語、そうですよね何んと言ってもダイオードなんですから
もしかして黒猫2号さんは子供の頃ラジオ作ったりしてました?、そういえば鉱石ラジオってほとんどダイオードとバリコンだけで出来たラジオがありましたっけ。懐かしい~!。
メモメモいただき、ありがとうございます(笑)。
BONDICは確かに便利なんですが、値段が高過ぎるのが玉に傷であります。
UVレジンとUVライトをそれぞれ別個に用意するのも方法かもですが、最初は右左がわからない事もありますのでそういう意味ではBONDICは確実な選択肢として悪くないと思います。
>じつは電飾したいプラモがあるんですけど、いろいろ難しそうなので積んだままになってます。
電飾は考え方としては簡単なのですが、実行しようとすると大なり小なり工作が必須になりますし、それがモデルによって難易度もずいぶん違ってきますよね。そういう意味で電気的な部分の理解より「切った貼った盛った削った」の工作をどう考えるかの方が重要な気がします。
さて、どんなプラモなんでしょうか?
モスキートぶんぶん計画、今後の展開楽しませて頂きますね。
この間までは「こんにちは」だった時間帯です。日が落ちるのがすっかり早くなりました。
>カソード・アノードなんて言葉聞いたの何年ぶりでしょうか?
真空管やトランジスタを扱ったご経験がおありなんですね。子供の頃ラジオやアンプを自作されたりしたのでしょうか?
私は2度ほど挑戦しましたが全敗でした(笑)。
そもそも理系のお仕事だったり?。
>貴殿もスピーカーを自作されていらしゃる経験が今も活きているように思います。
プラモ作りや工作が子供の頃から好きだったので、逆にプラモの経験がスピーカーに生かされていたというのが正解です。
>Ganpon殿はRC可動化の達人で、
Gaonponさんのブログはよく見に行きます。あの方は凄いですね。
電子関係の知識はもちろんですが、工作技術の凄さに驚かされます。
>私はチマチマとプラモを作るだけしか出来ない人間で
何をおっしゃいますか、それは私も同じで、しかもどちらかと言うとコロナでなくても外に出るのが嫌いな性格だったりしますのでチマチマやるしか発散するものがございません(笑)。
0-sen(零銭)さんには道の駅全駅制覇という一大プロジェクトとプラモに於いてはコアなアイテム選択とその制作をたっぷり楽しませていただきます故、何卒よろしくお願い申し上げます。
モスキートはようやく帰結が見えそうな処に辿り着きました。まだだいぶ時間はかかりそうですが・・・(汗!)。
流石です。
翼端灯だけで無く、尾灯と着陸灯まで電飾されるとは凄いです。
LEDと光ファイバーの接合は私も苦労している所ですが、今回教えていただいたBONDICはかなり使えそうなので、ひとつ買ってみようかと思います。
私の場合は翼端灯などのクリア部分はクリアパーツのランナーやアクリル材を削って使うのが普通でしたが、前回からクリアレジンも使うようになりました。
アクセサリー製作用の硬度の高いやつです。
LEDを1~3個しか使わない場合は抵抗は入れずに電池直結で使うことが多いです。
殆ど白色のLEDしか使わないので、1発3Vで直列か並列かで計算すれば大丈夫です。
LEDをもっと沢山使う場合は、E-153という品番のCRD(定電流ダイオード)を電源+とLEDのアノード側の間に入れて使っています。
こうすると入力電源が9Vでも12Vでも15mAにしてくれるので、抵抗値の計算が要りません。
モーターは仰る通り単純明快ですね。
プロペラは回ってしまえば逆回転でも違和感はないので、脱落防止のために意図的に逆回転させる方も居られるようです。
以前からいずれそのうちと思っていたことではありますが、クラキンさんが背中を押して下さらなかったらずっと面倒臭がったまま終わっていたようにも思います。その意味でたいへん感謝いたしております。
元々はプロペラだけ回ればいいやと思っていたのですが、材料を物色するうちに悪乗り半分で電飾に手を出してしまいました。
BONDICは高過ぎる値段はさておき、便利なことは確かです。それとたった4秒で硬化というのはウソじゃないです。念のため6秒程度はUV照射してますが、この速さは実にありがたいです。あとUVライトが値段の割にはちゃっちいです。
難点は硬化しても完全に硬い感じではありません、実用上は全く差し障りないですが僅かに柔らかさがあるのと、透明度がアクセサリー用のハードタイプのUVレジンより少し劣るのではと思います。若干の濁り感がありますが、私はこれで翼端灯に使ってしまいました。
>LEDをもっと沢山使う場合は、E-153という品番のCRD(定電流ダイオード)を~~~抵抗値の計算が要りません。
なるほど、そういうのがあるのですね。メモメモ(笑)。
こんどLEDを大量に使うことがあれば事前に相談に伺いますので、その時はよろしくお願いいたします。
ところでクラキンさんは電気関係のお仕事をされてた?。
>脱落防止のために意図的に逆回転させる方も居られるようです。
なるほどそうなんですね。順回転だとシャフトから抜けようとする力が働きますもんね。
それでも私は順回転がいいですけどね。
まだまだどうなるかわかりませんが、よろしくお願いいたします。