今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

先生の見解 ~ポニーのハゲハゲについて~

2024年11月16日 | チキン,キリン,ポニー
昨日、病院を訪ねていろいろ先生に相談してきました。
簡単には捕まらず通院も容易でない家庭内ノラたちの症状について、写真や観察結果を駆使して少しでも専門家のご意見を伺おうと。
先生は快く応じてくれた。
当面の問題はダイフクの耳やモドキのハゲそれにココの血尿だけど、もうひとつ長引いているポニーのハゲ問題がありました。

ポニーの背中のハゲ

ポニーの背中がハゲてきたのはもう1年も前、脱走して帰還した直後のことです。
そのときもう一つの大きな変化は、一度に5匹もの猫たちが家に加わったのでした。
当初はガブガブナメナメやってたがノミや糞は見当たらなかった。
ただ、今にして思えばノミアレルギー特有のブツブツがあった。
その後ガブガブナメナメが収まってきたけど、春にはマイフリガード夏にはシャンプー。
一時はハゲが治ってきたように見えたのに、結局生え揃わずにハゲたままでいる。
同じころ同じようにハゲたちび太が治ってきたのとは大きな違いだ。

太もももハゲています (お腹のハゲは少し治ってきた)

この状態を先生に問うと、やはりノミアレルギーの可能性が高いと言う。
ハゲ方やブツブツの存在からまず間違いないだろうと。
ただ、ノミの駆除が完全にできたのにまだハゲているとなると・・。
問題の元が除去されれば数ヶ月で生えてくるはずらしい。
自分の話から先生がもうひとつの可能性として挙げたのはストレスハゲだった。
多頭飼育の環境ではよくあるらしい。
そう言えば1年前急激に頭数が増え、その連中が合流してきたのが今年の春にかけてだ。
そして、新しい連中を一番受け入れられなかったのがポニーだったのです。


ダイフクがいなければいつもの場所(テーブル下)にいつものメンバーで

ココレオやヒョウは大丈夫だった。モドキも最近になって大丈夫になった。
問題はダイフク。
今でも少し近寄られただけで、「シャーッ」と鳴きながら逃げていく。
そのダイフクの居場所がリビングの中心に迫って来て、今やリビングのど真ん中だ。
リビングの中心はキー、チキン、ポニーがたむろしていた場所だった。
今ではチキンもポニーも追い出されたままだ。
ポニーにとってストレスフルな状況なことは間違いない。
さて、保護者にとって、新たな対策が必要になるかもしれません。


ダイフクがリビングに来ると冷蔵庫の上などに避難します

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運命が育てたチキンとキリン

2024年08月17日 | チキン,キリン,ポニー
キリンの里親さん(奥様)から妻に連絡がありました。
当家とは旧知のご家族で、今でも時折連絡取っています。
キリン(現在はみいちゃん)はいたって元気だけど、残念ながら写真はありません。
奥様は写真が苦手で、これまで送ってくれたのは息子さんに撮ってもらった1枚だけ。
話を聞くうちに懐かしくなって、保護時の状況は同カテゴリー初期の記事にあるのですが、少し角度を変えてまた書いてみようと思います。

チキンは2019年の6月に保護された。
ショッピングセンター(SC)通路の当店近くにベンダーが並んでいて、チキンはその下で衰弱してうずくまっているところを小学生の姉妹が保護。
でも家に持ち帰れば、親に飼育を反対されるに違いない。
4年生のお姉さんが途方に暮れているのを当店の常連さんが見かけて、店に連れてきた。
店に一時預けて親との交渉に向かったが、やはりダメだったとうなだれて戻って来た。
困り顔の姉妹。結局その子たちの意を汲んで、店で預かることにしたのです。

衰弱した保護当時のチキン

まずベンダーの周辺をくまなく探し回ったが他猫の気配はなかった。
預かったものの当方もここまで小さい幼猫育ての経験がなく、その日は日曜休診だったので翌日病院に連れて行くことにした。
ところが翌朝になると、チビちゃんは死んだように動かない。
慌てて病院に連れて行くと、診断結果は極度の低体温症と脱水症状。
一応毛布に包んだとは言え、ひと月足らずの幼猫を一晩店に置いたのがまずかった。
それからは家に持ち帰り、とにかく暖めて水分補給に努めた。
その甲斐あってチビちゃんの容態は回復し、夕方にはモリモリ食べ始めたのです。

あの時、ベンダーの下で衰弱したチキンが小学生の姉妹に見つけられてなかったら。
店の常連さんが途方に暮れた姉妹を見かけて、店に連れて来なかったら。
(おそらく姉妹は家の外で飼育しようとしたに違いない。)
最初の晩、店で放置された時間がもう少し長かったら。
幾度と起こった奇跡が、今のチキンを支えてきたんだなとしみじみ思うのです。

怖いもの知らずのチキンの得意技「参りましたぁ」(手前はリン)

キリンは、チキンを保護した2週間後にK君が店の奥で保護した。
K君はその2年後にご家族の事情で退職するのですが、何故か猫に好かれ、また猫の扱いや探し方に長けた青年です。
ドラマチックなチビの2度の救出劇をはじめ、数々の猫保護にも携わってきた。
数か月前には懐かしい猫たちの写真をラインで送ってくれたのですが、その中にチキンとキリンの写真があった。

キリンは店の建物の床下に隠れて生活していたらしい。
店では朝晩水撒きをするし、当時はまだ外暮らしだったテンチビ(現レオ)の置き餌をくすねていたらしく、飲み水と食べ物には困らなかったようだ。
K君はSC建物の壁と当店建物裏の隙間でキリンを発見。
でも見つけたところで、すばしっこく人を警戒するキリンはどうにもならない。
ところがさすがはK君、おやつをエサに左手1本でキリンを捕まえた。
なぜなら右手でそれを撮影していたからです。

保護当時のキリンは、チキンよりも小柄だったがすっかり大人びていた

状況からしてチキンとキリンが兄妹(姉弟)なことはまず間違いない。
わが家で2匹が対面した時、安心しきった様子になったことからもわかります。
まだ余力のあったキリンはその場を離れ、食べ物を探すうちに店に居つき、隠れて暮らすようになったと思われる。
生後ひと月足らずの幼猫が2週間もの間独りで生き抜いて来た。
もし食べ物に出会わなかったら、もしK君に捕まっていなかったら。
キリンにも、チキンと同じように数奇な運命を背負ってきた過去があるのです。

とっても仲の良かった2匹です

それから2カ月後、キリンは里親さん宅に巣立っていきました。
現在2匹はもう5才。立派な猫に成長した。
数々の奇跡を経験して成長した2匹は幸運な猫?
確かにその通り。でも、ちょっと待て・・
そもそも何で2匹はベンダーの下にいたのでしょう。
SCが開店する前に、誰かがそこに置き去りにしていったことは明白です。
そう、2匹は捨てられた猫でした。

現在のチキン

保護猫とひと口で言うけれど、彼らにはみな同じような過去がある。
一方その数十倍数百倍の、奇跡が起こらなかった猫たちがいることも忘れてはならない。
もし奇跡が起こっていたら、今のチキンやキリンのようになっていたに違いない。
悲運の猫たちに待っているのは、「エサをやるな」の邪魔者扱い、虐待、そして殺処分。
地域猫になったとしても、明日の生活に保証はない。
生まれてから死ぬまで人間に運命を翻弄される。
それでも彼らは人間を許し、人間を信じ、奇跡を信じようとするのです。


2年前のキリン

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また剥げてきたポニーくん

2024年08月13日 | チキン,キリン,ポニー
猫には冷房の好きな子と嫌いな子がいるようで、ニャーなどは好きな方。
嫌いな子はキーとポニー、クウやレオもあまり好きじゃない。
今年は梅雨の前から夏が来たような形で、わが家も6月から冷房開始。
猫の数が多く各部屋に分散しているので全部屋冷房と相成った。
さあ、たまらないのがポニーとキー。
冷房が始まった途端に玄関、廊下、キッチン(冷房なし)の住猫となりました。

冷房前までは仲間とゆったり過ごしていたポニーとキー(右はちび太)

リビングに続くキッチンは、扇風機で冷風を送るので少しは涼しい。
キーはキッチンでも大丈夫だけど寒いと廊下や玄関に。
人工的な涼しさ(寒さ?)を徹底して嫌うポニーは玄関の住猫となりました。
でも玄関の出窓はやっぱり暑い。
ポニーなりに避暑地を探し、玄関タイルの上(床下の空気が漏れてくる)に落ち着た。
ここならタイルは冷たいし、床下の空気は涼しいのです。


下駄箱の下には床下に通じる空気孔がある

わが家では玄関に猫トイレを置いていて(写真より手前)、保護部屋の連中も使用する。
ポニーにとってはこわ~いダイフクやモドキが頻繁にやって来る。
そのたびにシャーと逃げ惑うポニー。
そのせいだろうか、ついにポニーの身体に変化が。
せっかく生え揃った背中の毛がまたぞろ剥げてきたのです。


再び剥げてきたポニーの横腹

最近になって冷房に慣れたのか、恐い連中を避けたのか、ポニーがリビングに戻って来た。
キーもリビングに戻って来て、かつてのように2匹窓辺でつるんでます。
チキン、ちび太にクウの昔仲間も時々参加。
レオもたまに加わる。
さて、そんなのどかな環境下、ポニーの毛はまた生えてくるでしょうか。

リビングに戻ると「撫でて~」も復活、怖がりと甘えん坊が同居するポニーです

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険悪雰囲気緩和剤

2024年04月23日 | チキン,キリン,ポニー
先日、独身貴族の愚息が帰省してきた。
長女はやや離れてますが、次女と長男は近くに住んでるのでちょくちょく帰ってきます。
来客があると真っ先に隠れるのがキーとクウ、それにチキン。
帰った後、最後まで隠れているのがクウとチキン。(もともと隠れてるのがケン。)
そう、チキンはわが家でも人見知りの強い猫なんです。

たまにニャーが甘えん坊になってオジンの膝の上
そんなときでも、うっとおしくくっついてくるのがチキン

ところが猫社会ではさにあらず。
物心つく前にわが家にやって来て、大勢の大人猫たちに囲まれて育ったチキン。
怖いもの知らずのやりたい放題。警戒心はあっても他猫を警戒の対象にしたことがない。
それは大人になっても変わらないようだ。

一時は他猫を寄せ付けなかった孤高の猫ニャーにも、畏れもなければ遠慮もない。
後追いとはちょっと違って、とにかくニャーのすること真似してまわる。
ニャーが新しい居場所を開拓するとすぐにお邪魔。
ニャーも、相手がチキンだと嫌な顔ひとつしないから不思議だ。

ご飯待ちの間にニャーに手を出すチキン
こんなことができるのはチキンだけ

保護部屋の猫たちにも同様。
あのこわ~いボスキャラのモドキにだって平気で近づいちゃう。
家に来たばかりのモドキは本当に怖そうだったけど、それでも何のその。
さらに、もっとヤバそうなダイフクにだって遠慮しない。
これまた不思議なことに、モドキもダイフクも今のところチキンには手を出さない。
チキンを見ているとそれがわかるような気がする。
つまりチキンには、他猫に対して警戒とか敵意というものがまったくないのです。
相手から見ればそれがわかるのだろう。要は安全パイ?

かつてキーやクウがチキンから逃げ回っていた時がある。
あれって、チキンは遊びたいだけだったんだと後になってわかったのです。

いつも一緒のココレオ
時としてチキンを入れて3匹に

ところで、わが家には安全パイと見なされれている猫が3匹います。
サクラにシロキにチキン。
サクラとシロキは他猫をまったく意識しない。なので他猫からも意識されない。
先日、モドキとレオが至近距離で一触即発の睨み合いをしていたときのこと。
その間をスタスタスタとシロキが通過した。シロキにはその先のトイレしか見えていない。
呆気にとられたモドキとレオが気を取り直して睨み合いを再開しようとしたとき、
今度は何かを物色してウロウロしていたサクラが間を通過。
さらに、ポニーと追いかけっこしていたチキンがすっ飛んできた。
ついには白けちゃったモドキとレオが散会。
安全パイの3匹、険悪になりかけたわが家の雰囲気を緩和する貴重な存在なのであります。


1ヶ月前、オジンの胸(お腹?)で同居するシロキとチキン
シロキがオジンの上に乗ってくるのはこれが最後となりました

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ポニーくんのハゲハゲは

2024年02月01日 | チキン,キリン,ポニー
脱走の記事以来のポニーくんの近況になります。
あれは自分が入院していた時のことなので昨年の9月、もうそんなに前になるんですね。
妻がひとりの時にポニーがするすると脱走してしまった。
店から来たポニーはまったく土地勘がないし、もし見失って見つからなかったら・・。
そのときの妻の胸中は察するに余りある。
家に戻すことができて本当に良かった。終わりよければすべてよし。
こういうときの妻の機転は天下一品なんです。

少しは毛が伸びてきた現在のポニー

さて問題はその後に生じたポニーのハゲハゲです。
ちび太ほどではないけど、下半身や下腹部それに後足の裏側にハゲが集中。
見てると、やはりその辺を舐めまくっているのです。
で、今はどうかというと、当時より少しはましになった程度。

これは剥げ始めた当初の写真です (昨年10月)

触ってみると、毛の薄い部分を中心にブツブツとできものの跡のようなものがある。
初めはノミに食われた跡かと思ってノミチェックしたりマイフリやったり。
しかしノミはいないようでした。
本人(猫)はいたって元気。ストレスフルな状態にあるようにも見えない。
毎日のようにチキンと追っかけっこして遊んでます。


ストーブの前でシロキおじさんと過ごすのも日課

最近思うのですが、先住猫グループの間にちょっとした団結心のようなものが芽生えてきた?
今まで相容れなかったポニーチキンとリン一家が、一緒にコタツで過ごしたり。
何かみんなで和気藹々としたひとときが多くなった。
保護部屋の連中に対抗するというより、みんなwelcomeという包容力のある団結です。
そんな雰囲気をリードしているのは、やはりニャーのような気がします。

暇さへあれば舐めまくっているちび太とポニー

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