今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ケンの新しい居場所は・・

2024年12月11日 | ケン(ちびたん)とコミケ
もともとはオバン部屋の棚上にある寝箱を根城にしていたケンでした。
昨年わが家に合流したレオが保護部屋を卒業して、最初に目を付けたのがオバン部屋。
レオが落ち着けばココも付き合う。
そのうちレオはケンを"邪魔者"として扱い始め、ココは寝箱を占領し始めた。
こうしてオバン部屋はケンにとって安住の場所ではなくなり、ケンの放浪が始まった。

オバン部屋の住(猫)とは言え、ちび太の目を盗んで1階にいる時間も結構あった。
ココレオにオバン部屋を追われた後は、殆どの時間を1階で過ごした。
保護部屋には入れないが、リビングをはじめ1階には隠れ場所がたくさんある。
いざとなれば2階のサクラ部屋やオジン部屋の押し入れもある。
ちび太や保護者から逃げ隠れしながら、それなりにのんびり過ごす時間もあった。
やがてちび太のケン追いにも慣れたのか、必死に逃げまくることをしなくなった。

今年の春、隠れながらも伸び伸びと日光浴

すると、ケンを目の敵にしていたちび太が少しづつ変わってきた。
リビングなどで、ちび太とケンが同じ視界にいることが多くなってきたのです。
家中どこでも自由自在になったレオも、まるで飽きたかのようにケンを気にしなくなった。
で、ケンは晴れて安泰かというと、そうでもない。
何といっても家庭内ノラ。相変わらず人間は怖いし攻撃の対象なのです。
まったく毎日ご飯やトイレも世話になっておきながら、いい気なもんだ。

思えばケンの家猫化再訓練の方針も手つかずのままだった。
1年半前、保護団体に相談して「ケージの中から」やり直すことをアドバイスされた。
しかしその後はココレオはじめ次々と家に迎え、家の環境が大きく変わる事態に。
そんな中で最近までケンの話を失念していました。
ハチを保護する前にケンを、とも思ったのですが結局ハチを優先したし。
もう家の中完全自由になったハチだけど、今はまだケージを卒業できてない。
ハチのケージ完全卒業を待って、ケンの再訓練を始める予定です。

1階で”普通に”暮らせるようになった

なんて考えているうちにケンの周辺で変化が。
10月になって夜温が下がると、ちび太がまた根城をオジンベッドに変えた。
ちび太がいなくなって、ケンは少し破目を外し過ぎたのかもしれません。
ちび太が再びケンを意識し始めたのです。
それがだんだんエスカレートして、以前のように辛辣ではないが追うようになってきた。
ケンはついに2階に避難しました。
ただオバン部屋でもオジン部屋押し入でもサクラ部屋でもなく、選んだのは廊下の電話台。

近場で水飲んでトイレ済ませて、移動と言えばそれくらいのもん。
オバンはたまにあるらしいが、自分はケンが電話台から動いたのをみたことがない。
しかしこの場所はちび太や人間が行き交う場所。
ちび太に至近距離から睨まれたケンのギャッ、ギャッという叫び声が。
だけど不思議と勃発(取っ組み合い)はしない。
当初はそのたびに2階まで行ってちび太を追い払っていたけど、今はもう止めました。
ちび太もわかっているので、今ではリビングから声をかけるだけで大丈夫。


2階電話台の住猫となったケン

そのうち、ケンには頼もしい存在ができた。兄貴分のチキンです。
普段はリビングの中心にいるが、ケンの叫び声を聞くと疾風の如く駆け付ける。
仲のいいちび太とやり合うわけではないが、ちび太の気を紛らわす役目をする。
そのうちチキンは、深夜を中心に時間の半分を電話台のケンと過ごすようになった。
最近は寒くなってきたので、オジン部屋を暖めてケンたちに温もりを送っています。
あとは日光浴だ。
ケンはおそらく、もうひと月半くらいは日の光に当たっていません。
日光はすぐ近くに溢れているのだけど、動けないのか要らないのか。
今の時期、他猫たちは日光を求めて移動しているので、ケンだってほしいはず。
でも、こればかりは移動を強制するわけにもいかないし。
過保護がアダにならないようにと、ただ見守るばかりです。

チキン兄貴がいるから安心

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かっこいいケン

2024年09月08日 | ケン(ちびたん)とコミケ

家庭内ノラのケンです
お腹に猫特有のたるみがなくて
チータのように切れ上がってます
頭が小さくて精悍な野生児そのもの


最近はちび太に追われなくなったので
リビングで過ごすことが多くなりました
すると、少しづつ人にも慣れてきたような・・
他の猫たちとの親和性は大丈夫そう

腕にハゲができました (外傷ではないです)

今のところまだ野生の目をしていますが
遅ればせながらの家猫修行に入れそうです
なんだかんだ言ってケンももう3才
ヒョウと並んで、里親さん探しを始めたい
でも、人馴れ訓練は焦らず騒がず
あくまでも本人(猫)のペースを尊重します

後ろにクウとリン

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居場所を広げるケン

2024年08月14日 | ケン(ちびたん)とコミケ
最近リビングでケンの姿を見ることが多くなった。
家庭内ノラのケンは、殆どの時間をオバン部屋で隠れるように過ごしていた。
その理由はまず人間が怖いこと、そしてちび太に狙われていること。
特にちび太は何と言っても猫なので、どんなに隠れても見つかってしまう。
オバン部屋にある棚上の隅の箱の中でじっとしているしかなかった。

ちび太に追われて逃げた食器棚上(箱中はクウ)

ちび太は夏になる前、2階のオジン部屋からリビングキッチンに居住を移しました。
それでケンは"鬼の居ぬ間"に1階でみんなと一緒に過ごす機会を失った。
ところが、最近になって少し様相が変わって来た。
飽きたのか興味が薄れたのか、ちび太があまりケンを追わなくなったのです。


リビングの丸テーブルでくつろぐケン

目の前にくると追い回すけど、それ以外は気づいてはいるのだろうけど興味なし?
ケンはそんなちび太の真意を試すように、1階にいる時間が増えてきたのです。
ちび太がリビングにいるときはキッチンに、キッチンにいるときはリビングに。
棚の上やカーテンの陰に隠れるなど、いろいろ工夫しながらちび太との共存を図る。
ちび太は2階に行かなくなったので、2階にいればのびのび過ごせる。
飲み水もトイレもあるしご飯は運んでくれる。
それでもケンは、みんなと一緒に過ごしたいらしい。

冷蔵庫の上で兄貴分のチキン(奥)と

最近では平気でちび太の視界の中にいれるようになったケン。
ケンの努力が実って、ちび太との融和も近いかもしれません。
しかしケンにはもうひとつの問題が。
どうしても馴染めない保護者からは今も逃げ回る日々です。
ご飯を目の前に出そうとするとすかさず猫パンチで振り払う。
怒りたいのはこっちなのにシャーシャーの連発。
ケンのQOLを上げると思わば、我慢我慢の連続です。
一方ケンには山ほどの懸案事項が。
シャンプーにノミ駆除に首輪付けに爪切りに、何より手術がまだなのです。
さてさて、どのように進めていくか思案中。


リビング窓で外を眺めるケン

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頼みの綱

2024年02月29日 | ケン(ちびたん)とコミケ
最近はちび太だけでなく、レオにまで追われるようになったケン。
2階からケンの悲鳴がよく聞こえてくるようになりました。
ケンは殆ど2階で過ごしているので、リビングにいる保護者が見守ることができない。
ケンの叫び声が聞こえると、保護者より先に駆けつけるのがチキンです。

チキン兄貴と一緒ならリラックスできるケンです

ちび太とレオは、ケンが動き出すまでケンのいる箱の下でジーッと待っている。
ケンが動き出すと一気に追う。獲物を追う時のネコ科の動物特有の動きだ。
ケンが他の部屋に逃げられればいいのだけど、途中で襲われるとギャーッとなる。
最近はちび太が箱の中まで乱入することもある。
ちび太やレオ以外にも、出会い頭で他の猫に脅されることもある。
でも、チキンがいれば大丈夫。

ご飯も兄貴に見守られていれば心置きなく

チキンがいれば、リビングにいても誰も手出ししません。
ケンにとってはまさにチキン兄貴さまさま。
でも、この兄貴は気まぐれなので急にどこかへ消えたりする。
そんな時たまたまリビングにちび太かレオがいれば、最悪の結末となる。

兄貴のいる奥ならどこだって安心

保護者としては早くどれかのケージを空けて、ケンに気の休まる場所を提供したい。
でもケンは、そんな生活ではあるけど今の状況にまんざらでもない様子なのです。
それはそれでいいことだけど、問題は保護者の方。
ウェット、カリカリと1日4回、その度びに2階に上がってケンの居場所を探す。
いつまで続けられるか、それがケンの家猫再生プログラムを急ぐ理由なんです。

なんだかんだで、もうすぐ推定3才です

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リビングに入れないのはオジンのせい

2024年01月29日 | ケン(ちびたん)とコミケ
何と昨年の7月以来となったケンの近況です。
あれから半年以上経っているのに状況は何も変わっていません。
相変わらずちび太に追われ、オジンを怖がって避け回り、陰に隠れた生活を送っています。
保護団体のアドバイスもあって、ケージに入れて人馴らしからやり直すと決めたのに、サクラがようやくケージを卒業した頃に状況ががらりと変わり、店の連中がどっと押し寄せて増やしたケージも全部独占してしまった。
しかも隠遁生活のケンは、家の中の行き場を次々と失っていくはめになってしまうのです。

リビングに入れず廊下から様子を伺うケン

まずサクラがいた保護部屋に入れなくなった。
次々とケージが増え、怖そうな外猫が新たな住人(猫)として入ってきた。
その過程でサクラも2階の物干し部屋に自ら引っ越し、今は介護部屋と呼び名を変えた。
ケンも同居を試みたけど、ちび太やオジンが頻繁に出入りするので落ちつかなかった。

キッチンにも入れず廊下から様子を伺う

さらにその後、ケンの主な居住部屋であるオバン部屋を模様替え。
何故かココが粗相するので、オバンベッドの隣にあった不使用のベットを処分した。
今は塞いでいたが、かつてはみうに始まってクウ、ケン、サクラなどが安住の地を求めてベッド下に逃げ込んだあのベットです。
部屋はすっきりしたけど、猫たちは新しい仕様に順応する必要を生じた。

模様替え後のオバン部屋。手前ドアの左にケンの根城がある

しかしケンは居住部屋を変えなかった。
相変わらずオバン部屋で、居場所は入口左のライディングデスクの上に限られた。
1日の大半の時間をそこで過ごすが、安全とは言えない。
この部屋は朝は日が当たるので、ちび太をはじめ他猫が日向ぼっこに集まって来る。
当初は時としてちび太がケンの居場所に乱入してきたりしたけど、最近はケン専用の根城として定着したようだ。

現在のケンの根城です。寝床として置いた段ボール箱を愛用してます

ケンにとってさらに悩ましいのは、今年に入ってオジン(自分)が毎日家にいることだ。
ケンがリビングに入れないというのはオジンがいるときだけ。
オジン不在なら殆どリビングで過ごし、ちび太もいなけりゃ目一杯くつろいでいるらしい。
オジンが現れると、背を低くして忍び足の速足でスススッと消えていく。
そういえば夜遅くなると、早く寝ないかと廊下から覗いているケンを見ることがある。
申し訳ないことに、自分は毎晩目一杯夜更かしをする。

リビングの本棚の上でくつろぐケン

ちび太はケンを追うけど、深刻な喧嘩をしたことはない。
追い詰めても手前で止まって見てるか、勢い余って少し絡む程度。
ツインズ(キーとクウ)やポニーチキンのじゃれ合いと較べればどうってことない全然平和。
ケンの過剰反応も問題と言えば問題のように見えるのです。

いずれにしても、ケンにとって今のわが家は住み心地がいいと言えそうもない。
もともとケンは子猫のうちに里子に出す予定だった子でした。
今考えているのは、なるべく早く保護部屋の誰かをケージフリーにすること。
ココレオはもう既に完全フリーで、ケージを根城として使っている。
2匹がケージを完全卒業すれば、次は外にいるキジロを家中に迎える予定です。
しかし・・・キジロにもう少し待ってもらう余裕はあるだろうか。
今のケンなら、むしろケージの中の方が安心できるのではないかとさへ思うのです。


たまにチキン兄貴が同居してます

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