ハチが家猫化プログラムを終了し、家の中全面開放となりました
ケージ生活1週間と保護部屋生活2週間、計3週間の隔離期間でした。
必要な工程とは、①保護者馴れ、
②ノミ駆除(マイフリガード)、③腹虫駆除(ドロンタール)、④湯浴全身シャンプー、
⑤ケージを自分の隠れ家として認識する(何かあった時に逃げ込めるように)。
保護部屋のハチ (4台の大型ケージはそのままなので入り放題)
外生活時代に6年間の付き合いがあるハチ。①は初めから問題なく②③もすぐに完了。
時間を要したのは⑤で、この段階を終えた頃④を行って、晴れて全面開放となった。
シャンプーでは洗い水も汚れずノミもいなかったが、一応ノミ駆除スプレーと爪切りも。
実は気になることがあって、耳下の毛がまた少し赤味がかって濡れてきたのです。
かつてモドキやダイフクにもできたぐじぐじ丸ハゲになりそうな予感。
これは真菌による可能性が高いので、とりあえずシャンプーの後に消毒しました。
家猫になればすぐに手当、ノラ時代とは雲泥の差だ。
水飲み中 (水桶は部屋に3ヶ所あります)
ハチはとにかく甘えん坊。保護者が部屋に入ればだみ声で鳴きながらスリスリゴツゴツ。
自分の(腰痛)リハビリ体操を保護部屋で行い、ハチと一緒にいる時間を増やした。
ときとしてちび太やココレオが乱入してご挨拶。
保護してわかったのは、ハチはとても穏やかな猫。
そう言えば外時代も喧嘩らしい喧嘩はまったくなかった。
唸り合いは1回。と言っても追い詰められて一方的に唸られて、結局自分が加勢した。
そんなハチだから、リビングデビューは問題ないと思われた。
シャンプー後 (身体を乾かしてます)
いざ保護部屋を開けてみると、ハチは全然出る気配なし。
部屋の入口から廊下を見渡すのがせいぜい。
一方家の猫たちは興味津々になって、代わる代わるハチと鼻ツンツンのご挨拶。
ココはちょっと唸りかけたけどハチが応じず。
問題はダイフク。一触即発?の至近距離睨み合いがあった。
その時はハチが視線を外して収まったけど、今後も要注意だ。
しかしその後、何故かダイフクが保護部屋に入ってハチと過ごす時間が多くなった。
日向ぼっこ (箱の中でダイフクが寝ています)
解放して3日目、今もハチは開放された保護部屋で過ごしています。
まだリビングに顔を出したことはありません。でも部屋を出るときがある。
ご飯の時です。
どんなノラでも食べ物への執着心は絶大だ。まさに死活問題だから。
保護されても、もう食べ物には困らないとわかるまでは同じです。
ハチも保護者がご飯準備を始めると察するのだろう、ビービーと鳴きだす。
部屋を開放した日、ビービー鳴きながらキッチンまで出て来た。
待機する他猫たちが啞然とするその真ん中に陣取って、ひたすら上を見てくれくれ鳴き。
他の猫たちが目に入っているのかどうか。
少し食べると落ち着いて、部屋に戻って残りを食べた。
かくしてハチは、リビングデビューならぬキッチンデビューを果たしたのでした。
キッチン前廊下でご飯待ち (奥はヒョウ)