前記事「サクよ、君はそんなにヤワじゃない」よりの続きです
何故捕獲機を嫌悪するのかは以前に少し書きましたが、それは置いときます。
借りた捕獲機は「吊り下げ式」で、吊フックにつけた餌を食べてるうちに閉まる仕掛け。
今回使用した捕獲機
前夜のうちにネットや現物でしっかり勉強、練習して早朝に仕掛ける手はずでした。
思ったより大きいので、出し入れに難渋しないよう2人いるうちにやろうと。
ところが今朝になって、適した餌のないことに気付いた。
というのも、予定していた鳥の冷凍生肉は湯がいても匂いが殆ど出ない。
あれこれ思案しているうちに、やって来たちびたんに妻がご飯を出してしまった。
今朝やって来たちびたん
で、とりあえず今日は諦めることにしました。
十分準備して満を持してやらないと、失敗すれば警戒されて2度目があるかわからない。
しかし昼前になって、妻が「これならどう?」と店から猫用おやつのササミを持ってきた。
これなら匂いも十分だ。
それで昼前にやって来たちびたんを見たとき、急遽決行することにした。
サクラのことを思えば、1日でも早い方がいいからです。
以下写真にて。
ドア下にセットした捕獲機とやって来たちびたん
何やら点検
お、中に入りそう
奥に行かずに入口でUターン?
いや、入りました
トイレの窓から見ていたら中に入ったので、勝手口に移動して待機した。
ここまで来れば、後は閉まる音を待つだけ。
(意外と簡単だな・・。)
と、思ってふとドア下を覗くと、何とちびたんが捕獲機の外にいた。
再び捕獲機の外に出たちびたん
ちびたんはしばらく捕獲機の外から点検していました。
(ことによると、ちびたんはササミを食べないのか・・)
満を持したようで、事前確認にいろいろ漏れがあったことを思い知った。
まあでも、捕獲機に慣らしただけでも収穫はあった。
勝負は明朝にしよう。
と思った矢先のことだった。
外から慌てたちびたんの鳴き声が。
見ると、捕獲機の扉が閉まっていた。
外に出てちびたんが捕獲機の中にいることを確認。
直ぐに布を全体に被せて、ゆっくり慌てず、捕獲機を家の中に取り込んだ。
ちびたんは布を被せた捕獲機の中で静かだった。
その間に養生用のケージを整えて、2時間ほど経ってからちびたんをケージに移した。
途端にビービー鳴き出したちびたん。
その割にはよく食べよく出し、安心させてくれました。
一方のサクラは?
午後になって2回来ました。
1度目は警戒しながら、でも2度目はすっかりくつろいでドア下に横たわっていた。
今日はとりあえず首尾よくいって、ひと安心の1日でした。
でも、まだまだこれからです。
今は閉じ込められた恐怖と不安で最悪の精神状態だろう。
そのちびたんに馴れてもらわなければならない。
それから健康診断。そして里親さん探し。
素敵な里親さんが見つかるまで、気を抜くわけにはいきません。
ケージの中で鳴き通しのちびたん
※本記事はシリーズになる予定。
1.「新顔子猫ちゃん参上 ちびたん」 2021.9.21 (ちびたんカテゴリー)
2.「サクよ、君はそんなにヤワじゃない」 2021.9.24(サクラ・キジロカテゴリー)