今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

今年もいろいろありました

2017年12月23日 | ニャー
ちと早いですが今年最後の記事です。
師でもないのに、何故か今年の師走は忙しい。トシもトシだし、いい加減のんびりしたいなあと思っても、お世話しているニャンコたちのことを思えばそうもいかない。そもそもこの2年ほどは遠くに出向いた記憶すらないのです。てなことで、ニャンコたちと植物のお世話以外はしばらくお休みすることにしました。

現在自分が保護している現役ニャンコは11匹。店と家、中と外に分かれています。特に外ニャンの生活は変化が激しく、自分が筆を遅らせている間にも随分変わりました。チビたちの成長は早いので、年明けに向けてさらなる変化もあるでしょう。今回はニャーのカテゴリーを借りて、そんな彼らの今の状況を書き留めて、今年の最後にしたいと思います。

◆ニャー
ニャーに襲われました。前回のニャー記事を書いた数日後です。勝手口から外ニャンを見つめるニャーを手で除けようとした瞬間、その手に飛び掛ってきた。無言で本気モードの、とても長く感じた約5秒間。あまりの凄まじさになす術がなかった。逃げたニャーを追いかけて洗面所に閉じ込めたが、骨まで達した傷と大出血の惨事にそれ以上は動けなかった。

今は自分の左手は膨らんだままだけど、ニャーとはそれまでの関係に戻っています。あのとき、ニャーは我を失ってはいなかった。自分の気に障ることをしてはならないという、大人同士の付き合いを忘れかけていた保護者への警告だったのかもしれません。

              
                ニャー:「来年もよろしこです」

◇家の3匹
みうはかなり積極的になって自室にいる時間が短くなった。ニャーのこともあまり気にしなくなりました。そして、自分(オジン)の強烈な後追いニャンコに。イエチビが飛び掛ってきた最初の数回に「シャーッ」と脅してイエチビをビビらせ、2匹の序列が決まった。ニャーはひたすら逃げる作戦なので、イエチビが調子に乗ってニャーを付け狙うようになった。その結果として、微妙な三角関係が出来上がったのです。イエチビはまだ子猫。もちろん本気の攻撃はないけど、自室から出したときは一応リード付です。この3匹の扱いは、あくまでもニャーを中心にしています。

そう言えば最近になって、ニャーとみうが並んで爆睡している光景を時折目にします。みうが少しづつ目標をクリアし始めました。天真爛漫なイエチビの、"恋のキューピット"効果かもしれません。

              
               代わりばんこに箱に入ってお遊び

              
               イエチビは打たれ強いのが取り柄?

◇ソトチビとイエミケ一家(家裏)
ソトチビが昼にもやって来て一家の寝床に入るようになり、そのうち一家が戻ってきても出ないので一家はやむを得ずソトチビの寝床へ。こうして寝床交換が起こりました。一家にとっては勝手口側の方がご飯に近いので好都合かも。保護者の悩みは、ソトチビが寝床にいるのかいないのかわからなくなったことです。

              
               イエミケ一家の箱で休むソトチビ
           (でもこの箱は、昨冬のみうとの思い出の箱です)

それにしてもチビたちの成長は早い。朝は氷点下2度前後が続く昨今ですが、チビたちは夜明けと同時に寝床を出てご飯を待っています。順調に成長するイエミケのチビたちは、ちび太が店にやって来た頃の年齢(2ヶ月くらい)になりつつあります。

              
        "家族"です:イエミケと黄チビとソトチビ(耳だけ見える)

              
                 この子たちの未来に光を

◇テンちゃんとちび太(店)
相変わらずです。テンちゃんは夜間以外はリード付。同じ事務所に寝泊りするちび太はケージの中。朝スタッフが来ると、2匹は勢いよく外に出ていきます。そして思い切り日光浴。ちび太はダイフクが来なくなった分、一層人恋しいニャンコになりました。店外にもあまり出なくなって保護者も一安心。でもモドキが来たときはちょっと大変。2匹とも事務所で待機する時間が増えました。

テンちゃんはリード付ではありますが、広い店内と3mのロングリード。結構ダッシュしたり走ったりと、ちび太のおかげで運動するようになりました。夜は暖かい部屋でぐっすりと眠れるし、何よりいつもスタッフに見守られている安定した生活です。

              
              お気に入りの場所で休むテンちゃん

              
                  テンちゃんとちび太

◇ダイフクとモドキ
ダイフクは前回書いた頃からあまり来なくなり、3,4日おきに早朝だったり夜遅かったり変な時間に来ていたけど、この1週間は見ていません。念のために置き餌をしてみるとなくなるので、夜間に来て食べているのかと思っていたら、実はそれがモドキだったらしい。

ことによるとダイフクはモドキに追い払われたのかも。まあしかし、昨年は他ならぬ店のスタッフに追い払われても居着いたくらいしたたかなダイフクのこと、さほど心配はしていません。念のために周辺のニャン事故情報を確認したけど該当なし。

              
               やさしい顔立ちになったダイフク

一方モドキは毎日来るようになりました。だいたい昼頃から夕方にかけて。当SCの中で生活しているとの見方もあります。食べ終わっても直ぐには帰らず、昼から夜まで店にいることも。問題はまだ若年のモドキ、なかなか好戦的で他のニャンコを見ると直ぐに闘いを挑もうとする。無邪気なちび太は自分から近づいて何回も危機一髪、あのテンちゃんもモドキを見ると後退りします。

テンちゃんのお昼寝場所を占領したり、ダイフクが来ていた時間になるとその食事場に陣取ったり、昨年のダイフクほどではないがヒールキャラになりつつあるモドキ。でも甘えるような鳴き声は相変わらずです。

              
             モドキ:テンちゃんたちのお昼寝場所にて

              
               ダイフクの定位置に陣取るモドキ

現状はざっとこんな感じです。上記の他には、何と言っても昨年末にいなくなったシャッポ、それに出会いは浅かったけどカブキ、コン、ミセミケが姿を見せなくなりました。もちろんモドキのように再来の可能性も十分にあります。

さて、2週間ほどのお休みです。その間どんな展開が待っているのか、来年はどんなスタートになるのか、正月三が日は休業日ですが自分はニャンコ出勤で頑張ります。

来年もよろしくお願い申し上げます。

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あれから1年 ~シャッポ:自由を愛した風来坊~

2017年12月21日 | シャッポ
あれは昨年の、今日のことでした。
シャッポが唐突に消息を絶った。当初は戻って来るに違いないと思いながら、事態は本格的な捜索へと深刻化していった。そのうちシャッポがいた頃の店の光景が色あせてきて、次々と新しいノラが現れる中で時代も無情に変化し、そして、いつしかシャッポは過去の存在となっていました。

その過程でいろいろな思いが頭を過って、とにかく考えさせられた。ノラを幸せにするとはどういうことか、シャッポは何を望んでいたのか、自分は彼の信頼に応えられなかったのか、何故、どうしてシャッポはこの店を後にしたのか・・・。残されたのは、シャッポの理解者になろうとして結局なれなかった自分でした。

今は、ノラの理解者のような書き方を自嘲しています。自分にはその資格がないから。それに、家裏で暮すイエミケの2匹のチビたちを見ていると、生まれながらに備わったそれぞれの個性を強く感じます。ひと口にまとめてニャンコたちのことを語るなんて、やっぱり無理なんだよな。

ノラたちと付き合い始めて、次から次へと押し寄せてくる出会いに感慨に耽っている暇すらないこともわかった。自分はそのひとつひとつの個性とも向き合おうとしているのだから、手馴れたボラさんたちなら呆れるくらい悠長なやり方なんだろう。でもこうして自分の経験を綴ることで、ノラたちを理解する上で少しでも役に立てばと思うのです。

これからもシャッポのように、離れていくニャンコはいるだろう。今の接し方では、自分は選ぶのではなく選ばれる立場だから。先月、行方知れずだったモドキと4ヶ月振りに再会したことは心強かった。シャッポも、どこかで達者で暮らしている可能性がぐっと高まったからです。シャッポと暮らした8ヶ月間、本当に沢山の思い出を残してくれました。


以下に、これまで使ったシャッポの写真のうち主なものを編集してみました。実はシャッポの写真は他にもかなりの量があるのですが、ここには自分にとって思い出深い写真が集まっています。特に冒頭の写真、チビがいなくなった夜(そのときはまだ事故死と知らず)にチビを探し続け、PCの中のチビの姿をいつまでも追い続けたシャッポの姿は忘れられません。

                  シャッポ:店生活の軌跡             
     
      
     
     
     
     
      
     
     
     
      
     
     
     
               
    

               3匹(ニャー、チビ、シャッポ)
              

                   シャッポとチビ
              
     
      


                   シャッポとニャー
              
     

                  シャッポとダイフク
              


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お昼寝不足?のテンちゃん

2017年12月13日 | (故)テン
「早く現れないかな、」と心待ちにしているのは誰?

テンちゃんです。待ちわびているのはちび太の保護者さん候補。やさしいテンちゃんがちび太の将来を案じてる? そうなんです、と言いたいとこだけどちょと違うかな。テンちゃんは、ちび太の安眠妨害に悩んでいるのです。では、いなくなってほしいのかというとそうでもなさそうで・・。

              
           ちび太とテンちゃんは相変わらずいつも一緒
               (右上の置物みたいのがちび太)

テンちゃんは人間で言えば60台の半ばくらい。定年になって第2の人生(猫生)を始める頃です。近年では多くの人がそうであるように、テンちゃんだってまだまだ現役OKだ。そのテンちゃんが選んだ第2の人生は、お花屋さんの看板猫でした。えっ? テンちゃんが選んだわけじゃない? まあ、お硬いことは抜きにして。

看板猫の仕事は楽です。要はゴロゴロしていればいい。お客さんが来て、撫でてくれたら思い切り甘える。それだけです。でも、リードのこなし方を覚えたり用事のあるときはスタッフを呼んだり、そこいらのノラにはできない仕事だから報酬は結構いけてます。つまり、食べ放題のご飯と暖かい寝床。

そんな穏やかなテンちゃんの生活だけど、玉に瑕は時々店をうろちょろするダイフクとモドキ、それになんてったってちび太です。S君やダイフクやオジンの後追いも始めたし、ひとりお遊びの時間も長くなった。でもちび太はやっぱりテンちゃん大好き。四六時中テンちゃんにまとわりついて過ごします。おかげでテンちゃんは、安眠、喫食、快便のいずれも奪われてしまったのです。

              
               日向ぼっこを楽しむテンちゃん

              
               あっ、下からちび太が狙ってます

              
                     突撃~!

テンちゃんが心底ゆっくりできるのは夜かもしれない。狭い事務所だけど夜はリードから解放されるし、ちび太はケージの中です。当初はエイズのテンちゃんと隔離するためのケージでしたが、今ではちび太の傍若無人からテンちゃんを守る目的になりました。

それにしても子ニャンの破壊力がこんなにもすごかったなんて。かつてのわが家の3匹組もきっと同じだったに違いない。肝心の世話は全て妻まかせ、いいとこ取りしていた自分がよくわかりました。(おかげで今は自分が世話係です。) でもちび太は、眠くなると人間の赤ん坊のように抱っこや膝の上をせがんでくるかわいい奴。時々テンちゃんもそう思ってるんじゃないかと思うときがあります。

              
           霜除けシート上での昼寝が最近のお気に入り

              
                と、隣にはやっぱりちび太が

              
          何と添い寝? たまにはこんなこともあるのです
              (昨年のニャーとチビを思い出します)

ちび太に飛びつかれようが何されようが、殆ど怒ることのないテンちゃん。本当にご苦労様です。相変わらず見回りには余念がないけど、たまに遭遇しても一時のようにいきり立つことはなくなった。穏やかそして物静かになって、鳴くのは移動したいときだけ。テンちゃんは今の生活を自分なりに体得して、自分の性格すらそれに合わせようとしているかのように思えるのです。

              
        相変わらずのゴジラ顔、でもやさしいゴジラになりました


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寒いですニャー

2017年12月10日 | ニャー
ニャーです。
やっとまた出番がきて、言いたいことがたくさんあったような、ないような・・。
それにしても寒いです。
オジンも、温暖化なのに冬がどんどん寒くなるって呆れています。
まったく猫族にとっても迷惑な傾向なんだニャー。

最近は朝外に出ても、ひえーって感じですぐに入りたくなる。
それでビービー言って中に戻ると、やっぱり家猫だからね、って顔されます。
オジンも「チビたちなんか寒くたって外で遊んでるぞ、」とか言って、
何かと外猫と比較したがるんです。
ニャーだって店時代は外で冬を越したとか。
そんなこと言われても、何だかなあ。

              
             朝は氷も張って、寒さが身に染みます

そう言えば最近、健康診断に行きました。
何でもニャーのおしっこがやけに少なくて、しかも固まらなくなったとか。
塩分濃度が高くなったかと、腎機能チェックをしたかったらしい。
でも結果は健康そのもの、おしっこはもう少し様子を見ることになりました。
オジンとオバンは生化学やってたから、こういうことにはとてもうるさい。

そうそう、オジンが血液検査の結果の紙を見て「自分のと同じだ」と言ってた。
人間も猫も測定するのは同じ機械なんだな、と。
猫は保険が効かないので値段が高いとか。
健康第一とオバンは言います。
でも自分は製薬会社に勤めてたくせに、病院嫌いで行きません。
ニャーももう、病院はこりごりだニャ。

              
            寒いばかりじゃない、家の中も気になって・・
                   (写真右下にみう)

イエチビって呼んでるガキはまだいます。
だんだん態度がデカくなって、ニャーを追っかけて来る。
ガキのくせに戦闘態勢で忍び寄ったりと、とにかく生意気なんです。
「じゃれてるだけだよ」とオジンは言うけど、君子危うきに近寄らずだ。
イエチビはニャーやみうの前ではリード付。
それでも逃げ回っていると、「まあ、刺激になっていいかも」だって。
何言ってんだか。

イエチビも背中にできものができて、病院に行ったらしい。
真菌の可能性があるとかで塗り薬をもらってきた。
オジンは「ソトチビに使った薬の方がいいよな」なんて言ってました。
変な自信をつけちゃったようで危ないニャー。
みうの耳や目は、違う先生に診てもらいに行くようです。

              
                    イエチビです
              もう大きさはみうに近くなってきました

相変わらず外の見回りには余念がありません。
自慢じゃないけど他のニャンコの気配にはとっても鋭いんです。
家の中のどこにいても、外の動きがわかっちゃう。
店時代も、ニャーは先手必勝で逃げるから喧嘩をしない、って言われてたらしい。
ただ最近は、開いてる窓が少ないのでチェックするのが難しくなった。
「人間の動きもよく見ているよな」
そう言うオジンは、何だか嬉しそうです。

              
         朝外にいると、時々イエミケ(写真上)が挨拶に来ます

最近の楽しみは、日が昇ったときに2階のベランダからオジンと見渡すこと。
今では2階のベランダはオジン付、だから時間も短いです。
でもこの時期は最高の日溜まり所なので、
何とかここで昼寝ができるようにしてほしいんだけど、
ニャーの気持ち、オジンはわかってくれてるのかニャー。

ベランダでオジンは、ニャーを抱いて外を見渡せるようにしてくれます。
ニャーの高さではくもりパネルがあって外が見えないから。
時間にして3分から5分くらい。
この時間が、ニャーはとっても楽しいんだ。
鳥がすぐそばを飛んだり、
庭にイエミケがいたりすると、思わず身を乗り出しちゃう。
するとオジンが、「お前抱かれてること忘れてんじゃないか」なんて慌てたり。

そうなんだよね。
オジンには何されても気になりません。(怒ると怖いけど)
まるで一身同体。
でもオバンは口癖のように言います。
「ニャーは孤高の猫、ひとりでいるのが好きなんだ」って。
うーん、ちょっと違うかな。
ニャーはオジンとオバンにくっついているのが何よりも好きだから、
邪魔されたくないだけなんです。

ところでオジン、ニャーの写真も少しは撮ってね。
(ニャーのこと書くたびに慌てて撮り足してんの知ってるよ。)

              
                 ひとりのときはコタツの中
       オジンとオバンがいるときはコタツの外に出てくっつきます


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共同生活、始まりました

2017年12月08日 | ソトチビ
気になる気になるイエミケ一家とソトチビの共存。その後の状況は既に他の記事で書いてました。そうなんです、まるでアパート暮らしのような共同生活が、家裏で始まったのです。

              
        仲のいいソトチビ(食事中)とイエミケ(こっちを見ている)

2つの寝床を背中合わせにして間に衝立を置く。イエミケ一家は棚の上が好きなので、向こう側の寝床で棚の方を向いてます。ソトチビの寝床はこっち側で、勝手口の方を向いている。本当は空気の流れに直角に置いた方が暖かいのですが、この置き方だと風の強い日はソトチビの寝床が向かい風になってしまうのが難点。でも、とりあえずそれぞれの寝床で休んでいます。

寝床をリフォームしてからこの3週間、ソトチビは毎晩やって来ます。どうやら結構寒がりなのかも。だいたい19時頃来て、朝にはいない。その時間はイエミケ一家も夕飯食べ終わって静か。寒い日はたまに、ソトチビが朝までいるときがあってそんな日はややこしい。というのも、イエミケ一家の食事場がソトチビの目の前になるからです。

イエミケはソトチビと仲良しなので問題ない。問題はチビたちで、やっぱり怖くて食べられない。何てったってソトチビはコワモテだし。(子猫には関係ないかな?) こちらも食事場を変えたりと気を遣ったのですが、やがて白黒チビが、そして黄チビも慣れてきました。

              
     (手前の箱の中から)見ているソトチビにまだ黄チビが食べられない

ところが今度は、ソトチビが夕方にも来るようになった。もともとソトチビはわが家ではあまり食べないのですが、本家の事情なのかよく食べる時期がたまにあります。そんなときはこっちが気付くまで寝床で待ってるらしい。問題は、その夕方の時間帯がイエミケ一家の夕食と重なることだった。

2組の食事を同じ場所に置いて、こっちは誰々のそっちは誰々の、とか言ったってわかるわけがない。案の定最初は早い者勝ちに。でも、それぞれの置き場所を変えたところ、驚いたことに自分の分と相手の分を認識するようになったのです。今ではソトチビの食事は寝床の前の台の上、一家の食事はいつものドア下に置いています。それでちゃんとすみわけができるようになった。

              
          ソトチビの食事は台の上(あっ、奥に黄チビが)

              
            すると、イエミケ一家の分には口つけない

さらにそのうち、あることに気付きました。ソトチビも一家も、ご飯を食べるとしばらく出歩くようだ。食べてもずっと居座るダイフクやモドキとは違います。その習慣を利用して、留守中に寝床のカイロを交換する。16時間以上暖かい優れものです。(宣伝文句は20時間) 今は寒いのでこれを2枚づつ、それぞれの寝床(敷布の間)に入れてます。

そんな生活を続けているうちに、チビたちも徐々にソトチビになれてきた。先日のことです。ソトチビが食べていると、物陰からチビたちが見ている。どうやら合流しようか、隠れていようか迷っているようだ。 と、そのとき動き出したソトチビ、何と鳴いたのです。しかもイエミケが子供たちをあやすときの、あの「クルルルル」というやさしい鳴き方。ソトチビはしばらくそうして鳴いていたが、やがてゆっくりと去っていきました。

              
            ソトチビの声を久々に(初めて?)聞きました

あの声はイエミケそっくりだった。その後も数回、ソトチビのそんな鳴き方を聞きましたが本当はもっと鳴いているのかも。(イエミケと思っていたのがソトチビだったとか。) 先日のNHK「ダーウィンが来た」(猫特集)で♀猫の共同子育ての話をしていたけど、もしかしたらそれなのかなあ、などと思っている次第です。

夜は凍てつく寒さの中、冬を生き抜こうと懸命に頑張っている健気なチビたち。ソトチビにとっても、今の状態がずっと続けばいいな、と思います。でも時は無情。チビたちはどんどん成長していく。この先どんな運命が彼らを待っているのか、自分に何ができるのか、次のステージはもうそこまで来ているのかもしれません。

              
            最近は台の上で食事する"ソトチビ姉さん"


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