秋の冷たい長雨が多かった先週の土曜日、キジロを保護しました。
キジロは子猫の頃わが家にやって来て以来の、6年間の家裏生活に終止符を打ちました。
ここ1,2年は夏に来訪の乱れがあったけど、通してみれば大変な優等生だった。
特に2年目から4年目にかけて殆ど皆勤賞で、本人(猫)も保護者もよく続けたものだ。
2年前まで苦楽を共にしたサクラ、当初守ってくれた今は亡きルイの存在も忘れまい。
雨宿り中のキジロ
先週のキジロは家裏で雨宿りすることが多かった。
目が合ったり家中で物音がすると勝手口に出て来て、その都度食べた。
保護に反対だった妻も、これでは仕方ないかと。
(※ 妻の反対理由は、現状で何も困ってないキジロの自由をわざわざ奪いたくないと。)
かねてから練習した通りキジロを抱き上げて家の中へ。
妻が毛布を被せた途端にキジロが猛烈に暴れ出した。
結局放してしまい、キジロはリビング方面に逃げた。
その時勝手口がまだ開いていたので、身体を張ってガードしたのです。
やがて閉じた勝手口に戻って来たキジロ、今度はしっかりと毛布でくるんだ。
"外の"キジロの見納めです
ケージの中でしばらくビービー鳴いたがやがて静かに。
手を入れて撫でると安心したように甘えて来る。
6年間頼りにしてきた保護者の存在は、保護後のキジロにとって唯一の拠り所だ。
キジロはその日のうちにウェットもカリカリも食べ、翌朝にはトイレ大小も完璧だった。
もう少し落ち着いたらノミや腹虫駆除を行い、病院検査となります。
6歳半くらいになるキジロ、手術は先生との相談だ。
(先生は不妊手術は5才までと決めていて、強引にモドキの手術を頼んだ自分は要注意人物なのです。)
ケージの中では床面のトイレの陰に隠れたまま
さて、ここでキジロの新しい名前を決める必要が。
キジロは仮の名前で夫婦の間では「キーたん」と呼んでいました。
これからは直接呼びかける必要が生じたわけで、しかも家には既に「キー」がいる。
で、いろいろな名前を考えた挙句、妻が選んだ「ハチ」に決めました。
人の声がすると甘え鳴きするハチ
ハチよ、今のおまえは不安と怖れでいっぱいだろう
突然拘束されて檻に入れられれば
人間だって誰だってそうなるのは当然だ
でもおまえには、かつて知ったるこの保護者がついている
早く新しい生活に慣れておくれ
これからは二人三脚で、幸せに向かってまっしぐらだ
ハチは6年半の外生活に終止符を打ちました