今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

キジロの保護、そして改名「ハチ」

2024年11月04日 | サクラ(新顔)とハチ(キジロ)
秋の冷たい長雨が多かった先週の土曜日、キジロを保護しました。
キジロは子猫の頃わが家にやって来て以来の、6年間の家裏生活に終止符を打ちました。
ここ1,2年は夏に来訪の乱れがあったけど、通してみれば大変な優等生だった。
特に2年目から4年目にかけて殆ど皆勤賞で、本人(猫)も保護者もよく続けたものだ。
2年前まで苦楽を共にしたサクラ、当初守ってくれた今は亡きルイの存在も忘れまい。


雨宿り中のキジロ

先週のキジロは家裏で雨宿りすることが多かった。
目が合ったり家中で物音がすると勝手口に出て来て、その都度食べた。
保護に反対だった妻も、これでは仕方ないかと。
(※ 妻の反対理由は、現状で何も困ってないキジロの自由をわざわざ奪いたくないと。)
かねてから練習した通りキジロを抱き上げて家の中へ。
妻が毛布を被せた途端にキジロが猛烈に暴れ出した。
結局放してしまい、キジロはリビング方面に逃げた。
その時勝手口がまだ開いていたので、身体を張ってガードしたのです。
やがて閉じた勝手口に戻って来たキジロ、今度はしっかりと毛布でくるんだ。

"外の"キジロの見納めです

ケージの中でしばらくビービー鳴いたがやがて静かに。
手を入れて撫でると安心したように甘えて来る。
6年間頼りにしてきた保護者の存在は、保護後のキジロにとって唯一の拠り所だ。
キジロはその日のうちにウェットもカリカリも食べ、翌朝にはトイレ大小も完璧だった。
もう少し落ち着いたらノミや腹虫駆除を行い、病院検査となります。
6歳半くらいになるキジロ、手術は先生との相談だ。
(先生は不妊手術は5才までと決めていて、強引にモドキの手術を頼んだ自分は要注意人物なのです。)

ケージの中では床面のトイレの陰に隠れたまま

さて、ここでキジロの新しい名前を決める必要が。
キジロは仮の名前で夫婦の間では「キーたん」と呼んでいました。
これからは直接呼びかける必要が生じたわけで、しかも家には既に「キー」がいる。
で、いろいろな名前を考えた挙句、妻が選んだ「ハチ」に決めました。


人の声がすると甘え鳴きするハチ

ハチよ、今のおまえは不安と怖れでいっぱいだろう
突然拘束されて檻に入れられれば
人間だって誰だってそうなるのは当然だ
でもおまえには、かつて知ったるこの保護者がついている
早く新しい生活に慣れておくれ
これからは二人三脚で、幸せに向かってまっしぐらだ


ハチは6年半の外生活に終止符を打ちました

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大雨の日、キジロは・・

2024年10月12日 | サクラ(新顔)とハチ(キジロ)
今週の水曜日は当地でも大雨になりました。
正確に言うと前日からお湿り程度の雨、夜になると本降りになった。
2日続けての北風冷雨で気温も上がらず前日は20℃、その日は16℃が最高。
前日の前の日は真夏日で、まるで夏が一気に冬になった様相。
その日、水曜日の朝は凄まじい土砂降りの雨音で目が覚めた。
遅めの起床で1階のトイレから家裏を見やると、寝床の中からキジロが挨拶してきた。


外はモーレツな雨。
キジロがいつ来たのかは知らないが、どうやら寝床で雨宿りしていたようだ。
こういうときのキジロは・・勝手口を開けると早速出て来た。


キジロは濡れていなかった。
しっかり食べ終えてもまだ土砂降り、また寝床に戻って様子見。
で、11時頃に勝手口を開けるとまた出て来てしっかり食べて、雨は弱まってきたけど再び寝床に戻った。



少し寝入っていたのだろうか、弱雨の中そろそろお帰りかと思い、13時頃に勝手口を開けたらまた出て来て3回目のご飯。しかもおかわりも。
帰るかと思ったら帰らずにまた寝床に入って熟睡してしまった。


しかし15時頃に見るといなくなっていたので帰ったかと。
そのまま家裏に放っておいた寝床がこんな形で役に立った。
現在家にお迎えするために抱き上げ訓練中のキジロ。
今年の冬までには外の生活を卒業させるつもりです。
寝床の利用もこれが最後かなと思うと感無量。

最近の気温の乱高下のせいか、このところのキジロの来訪は不安定だった。
1日に2,3回来たかと思うと来ない日が続いたり。
先日4日続いて来なかった日はついに3点セットに確認してしまった。
(※3点セットとは清掃局、動物愛護センター、警察のことです。)
だがそれ以降は皆勤賞で来ています。食欲も増してきた。

さてそのキジロ、17時頃に勝手口を開けるとまた寝床から出て来た。
もう雨が止んでいるのに、寒かったのか再び寝床に戻っていたらしい。
4回目のご飯、しっかり食べて帰りました。


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サクラ、頑張って生きる

2024年10月02日 | サクラ(新顔)とハチ(キジロ)
難治性口内炎の痛みと闘いながらの日々を送るサクラ。
行動は他の猫たちと変わらないのだけど、どこかはかなく見える。
食欲はある方だ。
ウェットに関してはよく食べるし、カリカリも患部を痛がりながら少しは食べる。
だからお腹はいつも結構張っている。
でも首から背骨周りや手足の関節周りはまさに骨と皮だけ、テントテストすらできないほどガリガリに痩せているのです。
最近は自分で毛繕いするようになったけど、それでも毛並みはぼさぼさのまま。

また首が細くなって、首輪が頭から抜けそう

サクラは3週間の"休肝日"を終えました。
食べるとき以外の休眠中などにも時折口をあぐあぐしたり手で掻きむしったり。
幹部が沁みて安息できない様子が1日に数回見られるようになって、限界と判断した。
現在はまたステロイドを所定量の半量投与しています。
カリカリを食べるときは軽く痛がる様子も見られるけど、普段は落ち着いてきた。
やはりサクラにとってステロイドは必需品。
でも今回のテストで、2週間くらいなら薬止めても大丈夫だとわかったのは大きい。
先生の話では、1週間止めることが出来れば副作用防止に大変有効だと。


何となく他猫の傍にちょこんといるサクラ(右端)

相変わらず自分では水を飲まない。
毎日最低1回はチュールでだましだまし薄いスープを飲ませます。
水分量の多いかるかんの「パテ」も1袋。この食事介助は欠かせません。
サクラもわかっていて、その時間になると介助部屋の出窓に行って待機。
結局自分で飲み食べするのだけど、きっかけはスプーンで口に運ばないと飲まない。
朝のウェットやカリカリは他猫たちと一緒、同じように食べます。
最近はピーピーとくれくれ鳴きするようになった。
蚊の鳴くような小さな声だったのが、今でははっきりと聞こえるほど大きくなりました。


死んだような寝方はダイフクの影響?

他猫とのコミュニケーションが殆どない。みんなと一緒にいてもいつも独りでいる感じ。
動きは結構活発だし周囲にしっかりと打ち解けている。
でも何だろう。
今にもポキッと折れちゃいそうな、明日にもさっさと逝っちゃいそうな、何となくこの世にいるとは思えない感じ。
とっても線が細いのです。

妻も同様に感じるのだろう、ある日しんみりと「この子、長生きしそうもないね。」
かつて同じように線が細かった猫、今は亡き「みう」にもそんなきらいがあった。
それが遠慮がちな猫の特徴だと書いているサイトにも出会った。
みうには随分思い入れし、みうも頑張ってやがてリビングの華になった。
だが、その矢先に急逝した。
最近サクラがみうに重なって見えるのです。
だからサクラには、頑張って長生きしてほしい。
難治性口内炎の克服。サクラはとにかく、頑張って食べること。
サクラと保護者の二人三脚の闘いは続きます。


ここ数日は廊下の片隅が居場所

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何とか生きてるで候ふ

2024年09月21日 | サクラ(新顔)とハチ(キジロ)
まさに残暑これ極まれり、尋常じゃない暑さですね。
今夏は暑さの新記録を次々と打ち立て、ついでに野菜の高騰も新記録。
わが家では必需品だったオレンジジュース、値上がりを通り越して店頭から消えました。
それにつけても最近の天気予報、当たりませんね。
今月の初めだったか、当地では晴れマークのない週間予報が何日か続いたけど、実際には殆どが晴れ、太陽を見ない日はなかった。

今回はキジロくんの登場です

コンピューター予報にしてもAIにしても、要は経験則ベースだから過去データが物を言う。
今年の夏は過去の経験から大きく外れているのに違いない。
予報士の人たちは、気象庁の縛りがあるせいかそんなことは言えないのかな。
予報がバラバラになれば混乱を招くので、それもやむを得ない?
外れても外れてもシラッとしてまた予報する。なんとまあお疲れなことで。
個々の判断をもっと尊重する予報の仕方があると思うのですが。
中にはウェザーマップの森田さんのように、「外れちゃいましたね」と申し訳なさそうに外れた理由を説明する人もいる。
好感持てます。

ところで、今年の夏がどのくらい異常なのかチェックしようと過去の記録を見てみました。
庭の温度計に関する限り、去年も猛暑日熱帯夜が彼岸まで続いた。
去年の猛暑日熱帯夜の最後は9月28日。
一昨年以前は、猛暑日や熱帯夜は飛び飛びあっても連続するのは8月上中旬だけ。
残暑が異常に暑くなったのは去年からのようです。

「お~い、主人公が出てこないぞ~」

さて、余談が長くなりましたが、当ブログでは唯一外暮らしを続けているキジロくん。
さすがにこの暑さにはバテたようで、8月は来ない日が多かった。
日陰にいてもうだる暑さ。風通しを求めてもまるで熱風。
キジロに限らず、この時期の外暮らしは大変だ。
外から戻ってクーラーの風に当たってひと息ついた時のあの幸福感。
外猫たちにも味わわせてやりたいものだけど、猫にはクーラー嫌いが結構いるからね。

猛暑日熱帯夜は続いていたけど、9月になるとキジロの来訪は復活してきた。
1日置きだったのが3日に2日、4日に3日と来るようになり、今ではほぼ皆勤賞。
先日(16日)の涼しかった日は朝夕晩と3回食べに来た。
猫には、気温以外に夏の終わりが近いことを知る術があるのだろうか。
ただ勝手口ドア下のたたきは暑いらしく、フェンス際の石桝の上で待機。
食べ終わるとそそくさと消えてしまう。

「お~い・・」

キジロは、勝手口の中からなら触ったり撫でたりできる。
でも外で出会うと、こっちが近づく前に逃げてしまう。
もうすぐ6年になる付き合いで、しかも殆ど毎日のように顔を合わせてきた。
その割には信頼関係がイマイチ希薄な感じ。
家にお迎えするにしても、どのような方法で行うか。
できれば捕獲機は使いたくないし、
リン一家のようにドア開けて入って来るのを待つわけにもいかないだろうし。

今考えているのはサクラのように、勝手口の内側から抱き上げて入れる方法。
ただ、サクラの場合は小柄で軽かったから何とか出来た。
それでも暴れられたら持ちこたえられず手放してしまった。
家の中に逃げたので何とかなったけど、果たしてキジロが本気で暴れたら・・。
今からスキンシップをせっせと図って、いざというときのキジロの不安を少しでも和らげるよう努めていくつもりです。

「外から意思表示するのは結構大変なんだよね」

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普通の家猫生活を希望します

2024年09月12日 | サクラ(新顔)とハチ(キジロ)
猫は群れない動物、基本的にひとりで生きると言われています。
ノラは然り? 保護されて家猫になって、しかも多頭生活を始めたら・・。
はじめは家庭内ノラ。保護者や他猫を警戒するし、煩わしいに違いない。
でも次第に慣れて警戒心が解け、しかも気心が通じ合うようになると・・。
仲間たちもいいもんだ、と思うようになるような気がします。

4年半の外(家裏)生活を経て、体調不良(口内炎)のため保護して家に迎えたサクラ。
以来家猫生活歴がほぼ2年になった。
これまで介護もしたし、今も食事の介助を続けています。
当初は1階の保護部屋に居住。部屋は開放していたが自ら出ることはなかった。
昨秋の大量保護で部屋に居場所がなくなり、2階の物干し部屋に居住を変えた。
そのうち自室を出るようになり、1階に下りてたまにキッチンで食べたり。

サクラ(手前)とココ、奥にモドキとヒョウ

いまだに人が怖く、近寄っただけで逃げる。
でも猫たちの間では空気のような存在。気にもしないし気にもされない。
太れない体質なのか、超小柄で子猫のような外観がそうさせているのだろうか。
リビングキッチンで過ごす時間が増え、今では猫たちの真ん中でヘソ天爆睡したりする。
食事時は他猫たちと一緒にキッチンで待機。
皆と一緒に食べ、皆と一緒に寝る・・それがサクラの望みだったようだ。

上にニャー、下にサクラ (リビングの出窓で)

1日に1回か2回、物干し部屋の出窓に行って待機する。
そこが飲食の介助の場と決まっている。介助の時だけは触っても撫でても全然平気。
自分では爆食したり、かと思えば一切口にしなかったり、大変ムラが大きい。
食べたいものが日替わりメニューで、前回は爆食しても今回は口すらつけなかったり。
相変わらず自分から水を飲むことがない。
飲食介助の際は、希釈スープと水分の多いウェット(かるかんパテ1袋)。
計算上1日80cc~130ccの水分を摂ってはいるが、いつも脱水状態だ。


他猫に交じって寝るサクラ(奥)

1日置きにステロイド半錠を投与。所定量の半分だ。
食事中、食べ物が患部に当たるとグアッとなって頭を振って吐き出すが、患部から離れるとすぐにまた食べだす。
かつて麻酔下診察した先生は、頬の内奥が腫れているが歯茎はきれいだと言っていた。
最近になって、グアッとなる頻度が薬投後と空き日で変わらないことが気になった。
それで薬の効果を試してみることに。
副作用が強いと言われるステロイドです。なしで済めばそれに越したことはない。

今日で薬なし10日目。
グアッの頻度が少し増え、昨日今日は食事以外の時も時折染みてるような素振り。
やはり投薬は必要なようだが、もう少し様子を見てみます。


リビング窓辺で外を見やるサクラ

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