今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

モドキたちが来なくなる・・

2023年06月17日 | その他・一見さん
前記事からの続投です。
前記事で紹介した豹柄新猫ちゃん(実際にはキジトラ?)は毎晩来ているようだ。
とにかく、人の気配がするとさっと隠れるので存在がよくわからない。
でも結構早い時間から来ているようなのです。

再掲:前記事で紹介した新顔ちゃん

で、この子が大変な大食漢だということがわかった。
食べては隠れ、隠れては食べ、2ヶ所の餌場であるものすべて空にする。
舐め上げるような食べ方が特徴的なのでこの子だとわかるのです。
ということは、朝昼晩いつでもやって来るダイフクは別として、
モドキやシンやクロなど他の子たちは来ても空の状態ではないか。

シン(左)とクロ(右)

今までは大食いの子が来ても、例えばクロは事務所側でしか食べなかったし、
シン(当初は大食いだった)は早めに来て食べ終えたらそれで帰った。
いつまでもいて、あるだけ空にしちゃうのはこの豹柄の子が初めてなんです。
しかも隠れているので対策がとれない。
よく調べてみたら、どうやらこの子は2週間くらい前から来ていたらしい。
いつ来ても空ならば、他の子たちがこの場所を諦めてしまうのも時間の問題だ。

さて困った。
モドキはもちろんシンにしても、お友達になって保護するという当方の目論見に暗雲が立ち込めて来た。
Mさん情報でモドキの無事は確認できたけど、このままじゃあ離れていく一方だ。
6年以上のお付き合いで気心の知れたモドキ。
何とか呼び戻す方法を模索中です。

往年のモドキ、中のココレオにご挨拶?

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いろいろありました ~周辺ノラたちのその後~

2023年06月02日 | その他・一見さん
ノラたちの暮らしって、本当にはかなくてせつないですね。
まさに当ブログ「猫愛」の第3話で紹介したスンスンのよう。
お店や当家周辺でも、今年は一見さんカテゴリーが忙しくなりそうです。
記事数も既に例年1年分を越え、少し多かった一昨年をも越える勢い。
タイトルの「その後」というのは、前回一見さんを書いた5月1日以降のことです。

当記事を書いてる間にも状況が変わり、2度も書き直すはめになりました。
いやはや、変化(出会いと別れ)のスピードが速くなりつつあるのかな。
5/1はシン、ミーにクロ、それに別記事(前回)で常連モドキの消息について書きました。
その後5月上旬にはシンの姿を見なくなり、下旬にはクロが忽然と姿を消した。
あの猛烈な大食漢で皆勤賞だったクロが来なくなるなんて、何かあったとしか思えなかった。

1ヶ月ほど姿を見てないシン

一方ではハルに似た柄の新猫に遭遇。
その猫ちゃんはその前に、夜遅くレジ外台から中を覗いていたと店長さんから聞いていた子。
その時も置き餌を食べるでもなく、近づいても慌てて逃げない。
脱走猫か捨てられたか、あるいはどこかで世話になってる猫ちゃんのようでした。
その猫ちゃんとはそれ以来出会ってません。
そして4日ほど前、ついに恐れていた報せが来たのです。

ハル似の新顔ちゃん、人馴れしてる?

ミケチビJr.以来4年ぶりの、周辺でのニャンコ遺体処理情報(清掃局)。
それは当ブログ始めてから2度目、モドキの記事を書いた翌日のことでした。
場所はM家バス通り向かいのマンション群敷地の向こう側。
まさに先日Mさんがモドキが場所を変えたと言った辺りで、しかも柄は白黒猫。
いやいやこれは大変なことになった。そう思いました。

その翌日のこと。店からの帰宅時に、店前からSC道路を横切る白黒猫を目撃。
それはモドキと思えたが、シッポの長さが確認できない。
悠然とSC駐車場を行くその猫を車で追ってライトで照らした。
しかしその猫はフェンス沿いの茂みの中に隠れてしまった。
その辺りをライトで照らしたまま、車を降りて名前を呼びつつ探したけど、
気配はすれど結局確認できなかった。
あれがモドキとわかれば不安を払拭できたけど、その後はモドキの確認できていません。

先日久しぶりに会ったモドキだが・・

もっともモドキでなくとも、猫ちゃんが事故死したことに変わりない。
年間30万匹というロードキル。そのひとつひとつに悲劇があることを忘れてはなりません。
いろいろあったお店周辺ですが、毎晩の置き餌2ヶ所は必ず誰かが食べています。
そうこうするうちに一昨日の夜、スタッフが久々にクロに出会った。
クロは事務所側でしか食べないので、もう1ヶ所はシンかたまにモドキの可能性が高いようだ。

大食漢健在だったクロちゃん

さて、家周辺でもちょっとした事件がありました。
先日の夜、本当に久しぶりに家裏で猫同士の唸り合いが。
自分はこの声に大変敏感です。
5年前、シロキとハリーの家裏餌場争奪戦の唸り合いが街全体の住民問題に発展した。
自分が猫保護活動を正式に宣言したきっかけとなった事件だ。
(シリーズ「ノラと家猫と・その1」前後編を参照下さい。)
唸り合いは、その時も大変ご迷惑おかけした斜め裏のBさん宅の庭でだった。

すかさず裏に回って、B家の庭にいる2匹を脅したり照らしたりしたが動かない。
1匹はキジロと確信。でもシルエットでみる限り両方ともキジロに見える。
埒が明かないので道路から回って外側から同じことをした。
凄まじい唸り声をあげているのはどうやら1匹のようだ。
ただ、キジロは普段とても静かな子なのでキジロの声かどうかがわからない。
しつこく照射しているうちに静かになった。
周辺の雨戸が開かなかったので安堵し、とりあえず家に戻った。

が、不安はすぐに現実に。今度はもっと遠くの方から唸り声が聞こえてきた。
道路を回っていくと、B家の駐車場側で2匹が対峙しているのが見えた。
1匹がブロックの上から、家基礎の奥に隠れたもう1匹を大声で威嚇していた。
どちらもそっくりでキジロに見える。
失礼して駐車場の奥に進むと、ブロック上の1匹がゆっくりと隣地側に移った。
駐車場から隣地の生垣方面に向かった偉そうな子がキジロに違いない。
何しろここはキジロの縄張りだ。


家裏では皆勤賞のキジロです

その子を道路からライトで照らしながら追いかけた。
慌てて逃げようとしないところが、やはりキジロだと思った。
と、その子が向きを変えて戻って来た。
そして自分に近づいたところで目が合ったのです。その目を見てびっくり仰天。
右目が涙でびしょびしょに濡れ、目が暗黄色でしかも黒目がなかった。
とても見えているとは思えなかった。

実はその数日前、キジロが右目を腫らしていたので抗生物質を投与したばかりでした。
その後は妻の役割で自分は見てなかったが、まさかこんなことになっていた?
しかしよく見ると、キジロにしては顔が細い。キジロは威嚇されていた方だったのです。
その子が駐車場に戻った時、キジロはもういなかった。

そこで一計。この子なら餌を差し出せば食べるかもしれない。急いで家に戻る。
そして抗生物質入りのウェットをもって駐車場に向かった時は、既にその子もいなかった。
その後しばらくして、キジロが勝手口にやってきました。
あの片目の潰れた子はその後会ってません。
でもあの時ライトで照らしたあの目が、脳裏に焼き付いて離れない。
自分こそ助けが必要なのに、気丈に他猫を威嚇していた。
幸い町内の大事にはならなかったけど、ノラの生き様のはかなさを覚えずにはいられません。


今朝のキジロ (片目の潰れた猫ちゃんの写真はありません)

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一見さん扱いの猫ちゃんたち

2023年05月09日 | その他・一見さん
当ブログでは、1年以上続けて顔を見せなかった猫ちゃんは一見さんの扱いにしています。
中には付き合い歴数年の子もいるけど、長期ブランクがあったりで一見さん扱いになってます。
ということで、一見さんとは言え思い入れのある子も結構いるのです。
一方新顔の猫ちゃんは、ここ数年は年間2匹程度であまり見かけなかったのが、
今年は文字通りの"一見"や再会を含め、早くも5匹(家2店3)と多めです。

家周辺ではニャーの夜散歩中に、3年ぶりにキーのそっくりちゃんと出会った。
丸々としてたので、どこかで世話になってるのだろう。
先日は家裏で白地に黒ぶちの猫ちゃんをチラ見しました。
店の新顔と言えば、昨年はサビとコミケ、そしてシンの再来。
今年は3月にミーが現れたが1週間で消息を絶った。
その後、チキンに似た茶トラが来たけど今のところ1晩だけ。
モドキが留守になった現在、お店の夜の部はクロとシンの2匹です。

2月にココに追われて以来顔を見せなかったシン、先月下旬に姿を再確認
モドキと思っていた置き餌消化、実はシンだった
夜遅くから明け方に来てるらしい(シンの記事は最新で2月12日にあります)

4月1日に現れ、それ以来ほぼ皆勤賞のクロ。早めにやって来ておかわり三昧
驚くべきはその食欲。毎晩170g缶詰2缶半とカリカリ1椀を一気に食べます
ウェットの量はわが家10匹+キジロの1日分と同。しかもいまだに衰えず

先月下旬に1晩だけやって来たチキン似の茶トラくんです

今はこんな感じですが、そこはやはり一見さん、この先どうなるかはわかりません。
ノラにとって最大の問題である日々の食事、一時でもいいから幸せを味わってほしい。
願わくば、できればお友達になって手術や家猫修行を受け入れてもらいたい。
でも、それには時間がかかるんですね。
その間をやり過ごすには、やはり先任のココレオやキジロとの折り合いが肝要なのです。

思えばいろんな一見さんが現れては消えました。
初代一見さんのポン。常連となったシャッポにソトチビにダイフク。
しっかり保護できなかったせいで行方不明になってしまった。
常連の中でも重鎮のモドキは、いまだにノラ生活を続けている。
そして無念の死を遂げたチビにルイ。みな忘れないようにと、独自のカテゴリーを作りました。

でも、他にも思い入れのある子はたくさんいます。
カブキにミセミケにミケチビは、常連さんにしてもいいくらい。
カブキやミセミケとは年単位の付き合いだったし、ミケチビは半年以上店で暮らした。
Mさん宅の子になった直後に6匹の子を出産したのはハル。
他にもコンやボーやレオ似の子猫。
先日Mさんとモドキの話をしたとき、どうやらミーも健在なことがわかった。
みんなみんな、猫に優しい広大な住宅街で元気でいることを祈るばかりです。

わが家にみうとリン一家を紹介したソトチビだが、自身は行方不明になった
(後ろはみう)

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真っ黒クロちゃん

2023年04月07日 | その他・一見さん
ブログ村の参加カテゴリーを変更しました

春は新猫の季節。ここ数年は誰も来なかったけど、今年は2匹目が参上。
ミーに続く2番手は黒猫ちゃんです。
黒猫は初めてだけど、あの魔女の宅急便のジジそっくり。
ただ、シッポはジジとちがって玉シッポ。


この子は1才くらいだろうか。
人を見れば逃げるけど、慌ててという感じでもない。
捨てられたか脱走したか、あるいは今まで食べ物をくれる誰かがいた感じ。
まあ、そうでもないとこの冬を越せなかったろうけど。



クロちゃんは新参さんの例に漏れずで大変な大食漢。
あのミーと同じで、一度に160gの缶詰2缶は平らげます。(いや、もっとかな。)
カリカリをあまり食べないところも似ている。(缶詰は総合栄養食。)
もう少し前から気配はあったけど、初めてカメラに納まったのは1週間前。
夕方になると顔を出して店に滞在しているようだ。
不思議なことに、これまでココレオと鉢合わせしたことはありません。



ただ、騒動はありました。
誰もいない事務所に入り込んでいたのです。
妻が戻った時、出口(ココレオ用に開けたドアの隙間)がわからず大パニックに。
30秒ほど大暴れしてようやく隙間から飛び出していったそうな。
その日と次の日は来ませんでした。

でも、その次の日にやって来た。
あの騒動以来、時間帯が遅くなって夜になるとやって来ます。
まあ、店としてはココレオとの時間差でその方が助かる。
モドキとは一度ニアミス。何も起こりませんでした。
さて、黒猫のクロちゃん、当面はこのまま見守ろうと思います。


黒猫ちゃんは、みな目がまん丸でかわいいね

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ノラの暮らしははかなくも、せつなくも

2023年03月16日 | その他・一見さん
ミーが忽然と姿を消しました。ミーの記事を書いた翌日(日曜日)のことです。
記事を書いた晩は例によって爆食い(缶詰2缶)してからSC内?の散歩に。
それからモドキやシンの分を出す。ただこの2匹は来たかどうかがわからない。
と言うのも戻ったミーが残りをきれいに平らげちゃうので。
しかしその翌朝は、モドキやシンが食べ残したまま。ミーの気配がなかった。

1日待って月曜の朝から、例の3点セットに確認をとってます。
清掃局、警察、愛護センター。事故事件の情報はない。
とは言え、事故で大怪我をしてどこかに隠れて養生、なんてこともあり得る。
そのまま朽ち果てて・・なんて悲しい例もかつて店にはありました。
SC内外の植栽帯や隠れそうなところをくまなく探したけどいなかった。
もっとも猫が本気で隠れたら、そう簡単には見つからないだろうけど。

写真写りが悪いので没にしたんだけど・・(本当はクリクリお目目です)

ミーが消息を絶ってから今日で5日目。
自分の意志で場所を変えたのか、あるいは戻れなくなったのか。
ココの見張りを嫌ったのか、人の通行(事務所への出入り)を嫌ったのか。
おかわり無制限の最高の場所を、ミーは後にしたようです。
人間社会で暮らすノラは人との関りを受け入れないと生きていけない。
ミーは、ダメだったということなのか。
ノラの哀しい宿命(さだめ)をまた垣間見た思いです。

こんなことならもっと写真撮っておけばよかった

8日間の短い付き合いだったけど、喪失感は意外と大きい。
ミーのいなくなった事務所周辺が妙に無機質に、静かに感じる。
こんな時自分は、あの言葉を思い出す。
ノラ保護を始めたばかりの頃、シャッポの突然の失踪に何ヶ月も足を棒にして探し回っているときに出会った言葉。
「出会いがあれば別れもある、シッポの生えた天使たち。」

ミーはこの店に来る前にも、誰かのお世話になっていたはず。
その人とお別れをしてこの店にやって来た。
そして今度はこの店とお別れして、出会った誰かにお世話されながら癒しまくるのに違いない。
ただただ、優しい人に出会うことを願うばかり。
ノラとの付き合いはこちらが受け身一方、願うことしかできないから。

ミーがいた頃の定位置で今も待ち続けるココ

いやいや、まだ過去形にするのは早いぞ。
レオだってココだって、5日以上いなくなって戻ってきたことがある。
モドキやカブキのように何ヶ月もいなくなって再来した子も多い。
それどころか、シンやミセミケは1年以上経って再会した。
この界隈は優しい家が多そうだから、意外と近くにいるのかもしれません。

ミー、また会おうな

コメント (2)
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