今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

「遺棄・虐待許すまじ」動物弁護団からのメッセージ 

2024年10月31日 | ノラたちの幸せを願って
猫に関する記事が集まるように設定しているせいか、毎日毎日遺棄・虐待のニュースばかりで嫌になります。これが氷山の一角だと思えば、日本だけで1日に何十件何百件もの遺棄や虐待が横行しているということか。人間って、そんなにひどい動物だったんですね。まずは昨日まいどなニュースの猫編に掲載された記事を紹介します。


ひどいですね。あまりにもひどい。自分が一緒に暮らしていた猫ちゃんに対して、いったいどういう神経してたらこんな仕打ちができるのでしょうか。まさに前回書いた「たまねこたまびと」に出て来る小市民的悪人のなせる業。遺棄やネグレクトというのは虐待に匹敵する人間の悪行なのですが、"悪"という意識を持ちにくいところが余計に問題なのかもしれません。記事の終わりの方にあるようにこの猫ちゃん、何とか持ちこたえているのが救いです。

シャッポ (2016年)

この記事のもうひとつの特徴は、猫ちゃんの元飼い主が動物愛護法違反の容疑(遺棄)で大阪府警生野署に刑事告発されたことです。 救出に携わった保護団体の副理事長が弁護士さんだったからできた。この犯罪者がしっかりと起訴され"相応の"罰を受けることを望みます。できたらこの団体には事後報告もして頂けるとありがたいですね。

猫の虐待については自分も3度ほど経験があります。店時代、店頭でシャッポが若者たちにいじめられそうになり、この時は自分が駆け寄って注意して未然に防いだ。レオも小中学生の集団に数回にわたって棒で追われ(店の中です)、しまいには巨大なたも網まで持ってきた。これも自分が大声で叱ってその都度事なきを得た。そしてダイフク。ある日両後ろ足を引きずるという悲惨な状態で店に現れ、何とか保護できないかとバタバタしているうちに見失ってしまった。お客さん情報でダイフクは近くのマンションでよく棒で叩かれたりとか虐待を受けていたのでそのせいかと。随分探したのですが結局見つからず・・。しかしすっかり諦めていた5年後に、店で再会したのでした。

レオ (2022年店時代)

今後重大な遺棄や虐待に遭遇したとき自分に何ができるだろうかと考えると、体力的に屈強だった昔ならいざ知らず、今となっては何とも心もとない。それこそ「必殺仕置人」にでも頼まなきゃ気が晴れない? なんて思っている人に朗報です。2年前に立ち上がったNPO法人「どうぶつ弁護団」。この団体が遺棄や虐待の刑事告発を目指して情報を求め、今春より毎月sippoに記事を寄せているのです。

「>動物弁護団・調査員からのメッセージ」と題された最新記事を下にリンクしておきます。そこから過去記事に飛ぶこともできます。同団体のHPも検索すれば見ることができます。今のところ参加している弁護士さんは1桁と少ないようですが、今後どんどん増えて強力な団体になることを願って止みません。もし遺棄や虐待を目撃したら、相談してみては如何でしょうか。


ダイフク (2018年店時代)

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猫愛・番外編 新宿東口の巨大猫の話

2024年10月28日 | 猫愛 ~特選・猫たちの物語~
一緒に暮らしていた猫をある日突然捨てる。その猫がどんな思いをしようが、どんなに過酷な運命になろうが知ったこっちゃない。相手が猫だからできるの? いや人間の本性なんてそんなに割り切れるもんじゃない。こういった連中にとっては相手が人間だろうが同じなんです。
突然捨てられればその日の食べ物にも困る。お腹を空かせ、それでも必死で生きようとする猫たちにさらなる追い打ち。面白半分で飼い犬をけしかけて狩りの練習をさせる。逃げ惑い、大怪我をし、時には命を落とす猫たち。そんな猫たちに今度は面白半分の人間の魔の手が伸びて来る。弱い者に牙を剥き出す人間の、何と卑屈で残虐なことか。

この映画は長年かけて作成したドキュメンタリーです。我々の身の回りで起こっている現実です。しかも登場する悪人たちはごく普通の一般市民、プチブルジョアジーと呼ばれる中流階級の連中だ。ただ救いは、その一方でそんな猫たちを守ろうとする人がいる。多摩川の河川敷で暮らすホームレスのおじさんたち。第6話の「おじさんと河原猫」もしかりで、弱き猫たちを守るのはいつも社会の底辺にいる人たちなのかもしれない。それは、「心の痛み」がわかるからなのだろうか。



前回(11話)のテーマは少し重かったですね。さて今回は、ちょっとした息抜きの意味である小話を紹介します。
最近の自分は佐竹茉莉子さんの記事を読み漁っています。ノラたちにとってあまりにもむごいニュースが多い昨今、佐竹さんの話は一服の心の清涼剤のように感じるからです。今回はそんな佐竹さんの小話を紹介。もう1年半くらい前の記事ですが、いずれ紹介しようと思ってお気に入りに入れたまま忘れてました。

3年ほど前、新宿東口にあるクロス新宿ビルに巨大な猫が現れたことはご存じの方も多いでしょう。何ともリアルで、堂々としていて、いかにもそこで暮らしているかのような猫が道行く人々に挨拶してくれるのです。随分と話題になりました。
実はあの猫にはモデルがいて、それが佐竹さんと暮らしていたナツコだったのです。紹介するのは佐竹さんがそれを知った時の小話。ただそれだけなんですが、選ばれた理由を読むと「なるほど」と。猫はやっぱり偉大なり?


Back No.
第1話 「飼い主を亡くし野良になった母猫 ボロボロの姿に『幸せにしたい』とさしのべられた手」
第2話 「お日様はあたたかいって知った」7年間も閉じ込められた母猫、病魔に倒れるも幸せつかんだ最期の日々
第3話 「ヨロヨロの野良猫「困ったらおいで」 すると翌朝わが家に現れた (庭猫スンスン)
第4話 海辺の街に捨てられ、漁師たちに可愛がられた猫の「最後の日々」
第5話 最後の力を振り絞って子猫を託しにきた母猫、保護主のもとに運び終わると……
第6話 河川敷に餌をもらいに来ていた白猫「シロ」 ふたりのおじさんに愛され、生き抜いた
第7話 もうすぐ28歳!路地の人気者、黒猫「ぴーちゃん」 地域猫として町の人に見守られて
第8話 「母の愛」は炎より強い!全身やけどを負って子猫を助け、伝説になった母猫 米国
第9話 「猫の神様」がくれた生きる力、後ろ脚なくても生き抜き天国へ…その名は今も“二代目”に受け継がれ
   下半身不随の猫「らい」が“家族”に与える笑顔。認知症犬「しの」と過ごしたかけがえのない時間 ・他4
第10話 路地でクルクル回っていた全盲の子猫 あるがままの自分を生きる
第11話 いったい多摩川でいま何が起きているのか?棄てられ、虐待される猫たちの現実をまず知ってほしい

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自力で開通したココ

2024年10月26日 | レオ(テンチビ)とココ
サクラやモドキのお腹から虫が出て慌てふためいていた頃、他にも問題がありました。
そのうちのひとつが緊急を要する大問題、ココのオシッコ詰まりです。
それは、ココが使っているシステムトイレに少し血が混じっていることで発覚した。


その頃のココはケージの上段でうずくまっていることが多かった

以後注意してココを見ていると、オシッコの量が非常に少なくやはり血が混じっている。
ココはトイレでもするが、粗相専門で床やオバンベッドの上が多い。
なのでしそうな場所は吸水シートや(大防止用の)段ボールで保護してます。
ココが踏ん張っても、オシッコの出がどんどん悪くなってそのうち殆ど出なくなった。
あの活発だったココが動き回ることがなくなり、ケージの上段でうずくまるばかり。

ん? ケージの中段で上を見上げています

尿道閉塞と言えば自分(オジン)もニャーやチキンで経験している。
オシッコが出ないとあっという間に急性腎炎になり、身体中に尿毒が回ってしまう。
そうなれば飲食もできずただ死を待つばかりだ。
自分自身も経験があり、それがどんなに痛く苦しい病気かよく知っていた。
ニャーは2回、チキンもすぐに尿管カテーテルを施してもらい、何とか持ちこたえている間に2匹とも開通したのです。

ココの場合、前2匹とは違って少し(数滴)は出ていた。
過去の先生の説明から、硬いストルバイトではなく膀胱炎で内壁が剥がれた残渣が原因のようにも思えた。
それで朝晩所定量の抗生物質を与え、カリカリも100%尿管結石用に切り替えた。
その頃はウェットを食べなくなっていたので薬はチュールで、結石用カリカリは食べた。
いずれにしても完全に詰まる前に、緊急に病院に連れて行く必要がありそうだった。
ココはニャーやチキンのように触れないけど、そんなこと言ってられない。

何と、上段にはチキンがお邪魔してたのでした

ところがです。明日病院に連れて行こうとしたその夜に、とあるところから連絡が。
他県で暮らす身内に不幸があったのです。覚悟はできてました。
それからの2日間。朝早く出て夜遅く帰る日が続きました。
本当は泊まりたかったけど猫たちがいるので日帰りとしたのです。

気になったのはココのこと。何しろ他の問題と違って緊急性がある。
1日目は、やはりココがオシッコした痕跡がなかった。
しかし2日目の早朝、ココがよく粗相する吸水シートがくしゃくしゃになってオシッコした跡があった。
その日夜遅く帰ると別のシートにもオシッコの跡が。
何よりココの元気が一気に回復し、目の輝きも戻っていた。
でも、直接開通を確認するまでは気を許せない。

それから1週間抗生物質と結石用カリカリを続け、昨日ようやく開通を確認できたのです。
で、カリカリは結石用からココの好物に戻した。
食欲も完全復活したココですが、本当は少し減らしてくれた方がいいのだけど。
ここのところかなり太り気味で、それが今回の原因かなとも思えるからです。

元気が戻ったココ (手前はレオ)

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どうする、モドキ?

2024年10月22日 | モドキ
保護してみたら、見かけによらず警戒心が強く気の小さいことがわかってきたモドキ。
ヒョウ、ダイフクと3匹で人目、猫目を避けて生活していた。
ここ数ヶ月は殆どリビングキッチンに顔を出さず、それどころか2階から下りてこない。
それでもトイレは1階で済ませていたが、最近はトイレも水飲みも2階で行う。
ほぼ完全2階生活となりました。


2階の電話台にて (奥はヒョウ)

モドキの居場所は廊下の手摺や電話台と洗面台。
結構狭い範囲で、トイレ水飲み以外は1日中じっとして動かないことが多い。
ヒョウは手摺にも洗面所にもお付き合いするけど、ダイフクはその下の床の上。
そのダイフクが、ここにきて3匹組から離脱。
居住を1階に移し、先住猫たちの社会に加わろうと努力してます。
その後モドキは、オバン部屋の出窓に居場所を移した。

出窓のモドキ、椅子上のリン、ベッド(段ボール)上のレオ (オバン部屋にて)

オバン部屋にはココレオをはじめいろんな子たちが出入りする。
モドキが定着したことによって、この部屋の住猫だったケンは居住を移しました。
そんなモドキにヒョウもよく合流した。
いつも出窓にいるモドキに、部屋に出入りする子たちも慣れてきたようだった。


ちび太とモドキ、店時代の因縁の2匹も仲良く

でも、他の子たちの主な生活の場はリビングキッチン。
モドキに合わせて生活するのはヒョウだけだ。
そんな頼みの綱?のヒョウが、モドキから徐々に離れつつある。
別に嫌いになったとかではなく、若いヒョウは好奇心の塊だ。
家のあちこち探検したいし、他の猫たちとも交流したいのだろう。
1日中じっとしているモドキの傍では収まらないのは当然だ。


脇腹の10円ハゲが治ったと思ったら、今度はお腹の真ん中に10円ハゲ

かくしてヒョウは、モドキから解放されたかのようにあちこち顔を出してます。
ヒョウがしばらく見えないとモドキが呼び戻そうと鳴き喚く。
これがまた実にうるさい。深夜にやられるとこっちが寝ることもできないのです。
で、ヒョウをモドキのもとへと追いやったりする。
ヒョウもいい迷惑だ。

さてモドキ、どうする?
いくら鳴き喚いても、お前が動かなけば事態は打開しないぞ。


最近ヒョウが開拓したサクラ部屋の出窓
モドキもちょくちょくお邪魔しだした
サクラは主に1階に居住するも、食事介助の時はこの場所を使うので2匹には遠慮してもらいます


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家の中を自由自在、怖いのは保護者だけ

2024年10月21日 | ヒョウ
ヒョウです
2階の手摺の上が大好きです

玄関の吹き抜けから見上げたヒョウ

モドキとの仲は相変わらずで、1日の大半は一緒にいます
離れているとモドキが呼び寄せる
でもモドキは1ヶ所にじっとして動かないことが多いので
若いヒョウにはつまらない


モドキとヒョウ:オバン部屋の出窓にて

それでヒョウは、あちこちひとりで遠征します
モドキと違って先住猫たちにも早々に馴染んだヒョウは
家の中どこでも自由自在

キッチンでキーと一緒にご飯待ち

ここにきて、ひとりで活動する時間が増えてきました
あらぬところにいるので
保護者はよくレオと間違えます
キジトラの子はみんな、よく似てる


1階の住猫となったダイフクとも再会

ヒョウの難点はまだ保護者が怖いこと
以前よりはだいぶ慣れてきたけれど
近くにずっといるとたまらず逃げていく
触れないのでノミ駆除も簡単にはできません
クウ、ケン、ココ、モドキに続く家庭内ノラ第5号です

最近サクラ部屋の出窓が多くなったヒョウ
逆にモドキを呼んでます

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