今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

なにこれ?

2024年11月22日 | ダイフク
またしてもモドキとダイフクの登場
この1ヶ月間は昨秋保護した子たちの記事ばかり
10匹もいる先住の子たちはどこへやら
というのも・・


・・これ喧嘩ではありません
昨日夫婦の遅い夕食中、目の前での光景です
ジェンダーレス恋愛? (Panromantic) 
いや、そうでもなさそう
モドキはちょっと迷惑そうだし



どうやら2匹だけの猫団子、と言ったところでしょうか
知らぬ間にくっついて、知らぬ間に離れてました
それにしても1年前まで出会えば喧嘩
わが家に来てからも何度か修羅場を演じてきた2匹
猫って、人間以上に変われば変わるもんですねェ


今日の夕食時もやってました

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扁平上皮癌を正しく恐れる

2024年11月20日 | ダイフク
先日、ダイフクの耳から採取した組織の検査結果を聞いてきました。
外部検査機関の仰々しい報告書を渡された。
しかし内容的には、新しい情報が何もなかった。
その場でダイフクの耳組織を顕微鏡で見た先生の言とまったく同じだったのです。
「悪性の可能性が高いので、確定するためには病理検査をして下さい。」
そう言われたので、外部の専門検査機関への依頼を承諾したつもりだったのに。
先生の診断では心もとないだろうと謙遜して、専門機関での検査を勧められた?

まあそれはそれとして、問題はその後の話。
先生の行った検査は「針吸引検査(FNA)」と言って、生検(病理検査)とは違うらしい。
病理検査をするには耳を正常な部分で切除して提出する必要があると言う。
いやはや、それが困った。
ダイフクは高齢のため去勢手術を断られた猫。理由は麻酔のリスクが高いからでした。
しかし耳を切除するとなると麻酔が必要。
なので癌が確定した後に最後の手段として耳を切除する、という話だったはずなのに。
切除して見なければ癌だとわからない? う~ん。

実は最近同じようなことがあった。夏前に切除手術した妻の腫瘍の判断です。
お腹の腫瘍の組織をとって検査した結果は「良性と推定されるが断定はできない。」
腫瘍を切除した後、病理に回して検査しないと断定はできないと。
結局病理検査の結果は担当医と同じで、良性か悪性かはわからずじまい。
そのため転移の可能性について後日検査することになったのです。
要は"断定"と言えばそうなってしまうけど、推定判断が診断結果ということなのだ。

最近のダイフクはリビングにいい場所を見つけました

その時はダイフクの耳切除に関して即答できませんでした。
先生は猫耳の扁平上皮癌についていろいろ教えてくれた。
耳が先端部分から欠けていき、しまいには頭から顔へと進行する。
最後には骨が浮き出て、見ていられないほど凄惨な状況になると。
実はわが家にも経験があるのです。
かつて文太というワンコがいて、その子が晩年鼻の扁平上皮癌になった。
進行が早く、診断結果が出たときはもう手術不能の状態。
そのうち鼻の骨が浮き出て、褥瘡で腰や手足の関節部分の皮が剥け肉が削げ・・。
痛み止めが効かないのか毎晩悲壮な鳴き声を上げるので、夫婦交代で寝ずの看病をした。
「頑張れ」などと言えない、回復する見込みのない病気。
一方文太の気力と生命力は感激するほど、そして悲しすぎるほど強かった。
半年間の闘病の後、文太は17才で旅立ちました。
食べ物が喉を通らなくなって、最後は見かねた担当医の提案で安楽死を選んだのです。

若き日の文太 (左はテツ)

先生からはダイフクの今後を判断するためのいろいろなアドバイスを頂きました
中でも重要なのは耳異常の進行速度に関する観察。
ネットで調べると、この癌は進行が速いとか遅いとかいろいろ書いてあって混乱する。
予後数か月という記載が多いけど、何を基準にしているのかが曖昧だ。
とりあえず、ダイフクの過去写真をチェックして耳の先端の変遷を調べました。

ダイフクの前記事で、保護時耳先にかさぶたがあったと書いたのは自分の勘違いでした。
みうの耳先がそうだったので、それが脳裡に焼き付いていたのかもしれません。
保護したときのダイフクの右の耳先は少し欠損して、その内側に黒ずんだ部分があった。
汚れと間違えるほどの小さなシミだ。
その黒ずんだ部分は今年の6月になってもあまり変わっていません。(下写真②)
10月の出血はその黒ずんだ部分からによるものです。(下写真③)
血糊で見難いけど、傷口(旧黒ずんだ部分)の大きさはやはりあまり変わってない。
下写真④は、10月出血した時にできたかさぶたや血糊が取れた時の様子です。
実は一昨日また出血して、今は耳先の欠損部分を含めた大きなかさぶたになっています。


ダイフクの耳先:左より①昨年10月保護直前②今年6月③10月3日④11月16日
③と④は出血後の写真で血糊がついて見難い。患部の大きさは②と同程度に見えた
①の時点で耳先端にわずかな欠損あり。患部は先端よりやや内側にある        .

さて、これを見てどう判断するかです。
上の写真④などはネットで見る猫耳扁平上皮癌の写真と酷似しています。
患部広がりの進行速度に関しては、先月の出血でそれ以前と較べるのが難しくなった。
ただ、出血したこと自体が間違いなく進行していることの現れだろう。
幸いなことに、耳先の場合は癌の進行が滅茶苦茶早いというわけではなさそうだ。
(上記写真を見ての自分勝手な推測です。)
外科的な切除手術ができるうちに、麻酔のリスクについてもう少し調べてみたい。
何事にも即決判断というのがどうしてもできない自分は、現在心の準備中です。

本日のダイフクの耳:先端部分の患部と赤い点々は血が飛散したものです

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さらなるダイフクのシャンプー、そして耳の異常(がん?)

2024年11月07日 | ダイフク
本記事は、カテゴリーをまたぐ「2024ノミ騒動シリーズ」の「その12」となります  

ちび太からすっかりお株を奪ってしまったダイフク、ノミ問題が収まりません。
9月末には5回目のシャンプー。櫛で40匹ほど駆除。
10月には再び怪しくなり、夏日の暖かい日を選んで6回目のシャンプー。
その時は少なく10匹強の駆除だったけど、例の3倍サイズのデカノミが数匹。
何と4ヶ月の間に6度のシャンプーです。
マイフリガードも駆除スプレーもやってるのだけど、先入観のせいかまだまだ怪しい。
ただ、見た目は体毛ふんわかできれいになった。

そのダイフク、しっかりとリビングを中心とする先住猫社会に紛れ込んだ。
時折リビングでバサバサ逃げ惑う音がするけど、原因がダイフクかどうかわからない。
チキンなんかも「やんのか」意識満々の追いかけ魔的なところがあるからです。
辛辣ではないけど相手にとっては迷惑な話だ。
いずれにせよ、ダイフクに対する先住猫たちの反応は相変わらずイマイチ。
ところがそうこうするうちに、モドキが1階に下りて来て玄関付近の廊下に陣取り始めた。
するとヒョウがそれに合流、ダイフクもかつてのよしみで一緒にいることが多くなった。
こうして、ダイフクに関わるリビングでの一触即発の緊張が解消したのでした。

リビングソファのダイフク(左、中ポニー、右ちび太)

ダイフクの耳に異変が起きたのはそんな時でした。
もともとダイフクは保護したときから耳の先端にかさぶたができていた。
その症状はかつてのみうの耳に似ている。あの時は随分調べまくった。
みうの場合は水泡もできたので真菌かと思ったが、他に虫(蚊)刺さされや紫外線。
みうが前庭疾患で倒れたとき病院を3院はしごして自分の懸念を伝えたが、まともに取り合ってくれた先生はいなかった。
自分の懸念とは扁平上皮癌です。白毛の猫は要注意らしい。
みうはそのひと月後に旅立った。耳先が癌だったかどうかは、結局わからずじまいでした。

同上 (中サクラ、右リン)

ダイフクの耳先のかさぶたは徐々に肥大化し、イボのようになっていた。
そのイボがなんかの拍子にとれて、出血したのです。
癌の心配があったのですぐに病院に行きたかったが所用が目白押し。
結局病院に行くまで10日も経ってしまったが、その間微量の出血が止まらなかったのが不安を大きくした。
家を出てから病院でのダイフクは、声も出さず微動だにしない。
度重なるシャンプーのせいで、嫌な時はじっと我慢してやり過ごす術を覚えたようだ。
看護婦さんに「この子大丈夫?」と心配されてしまった。

ダイフクの耳:右耳先端の"イボ"が取れて出血

先生は耳先端の細胞を採取して電子顕微鏡でチェック。
エイズ発症したシロキの余命を「もって3ヶ月」と宣告したあの若い男の先生だ。
その時の診断は結果的に当たった。
先生は絵を描いて説明してくれたけど、検査の結果は「悪性の可能性大。」
ただしそれは推定であり、確定するにはさらなる(外部)検査が必要だと。
で、精密検査をお願いしました。
悪性か良性かによって、その後の対応も処方もまるで変わるからです。
精密検査の結果は2週間後。
とりあえずは止血剤と抗生物質をもらってきました。

さて当のダイフク、家に着くとあっという間にどこかに消えた。
やがてサクラ部屋(物干し部屋)に隠れていることがわかったけど、そっとしておいた。
以来、ダイフクはサクラ部屋の住猫になっています。


今も時折リビングに下りてきます (テーブルの下)

※2024ノミ騒動シリーズ
その1 それはちび太から始まった ~ノミとの格闘2024ラウンド~ 2024.6.28
その2 せつないダイフクの改心? 2024.7.10
その3 ダイフクのノミ駆除 (前編) 2024.7.12
その4 ダイフクのノミ駆除 (後編) 2024.7.15
その5 ラブラブ2匹を引き裂いた保護者(とダイフク) 2024.7.23
その6 続々シャンプー決行中・その1 2024.7.28
その7 続々シャンプー決行中・その2 2024.8.3
その8 続々シャンプー決行中・その3(中間考察含む) 2024.8.8
その9 しつこさ極まるダイフクのノミ、一方ダイフクの目的は・・ 2024.8.23
その10 ノミ生産マシーン?のダイフク 2027.9.14
その11 死火山が活火山に・・なかなか治らないノミの喰痕 2024.10.6

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ダイフクの独立、そして家猫修行へ

2024年10月18日 | ダイフク
モドキの最新記事(9/17)に書いたように、仲良く"陰の"生活をしていた3匹。
メインの生活の場であるリビングには殆ど顔を出さず、玄関や2階の手摺に居住していた。
3匹仲良くと言っても、モドキとヒョウが高いところでダイフクは近くの床にへばりつく。
ダイフクにとっては何ともせつない状態が続いていたのです。

階段の上で通せんぼするダイフク (手摺の上にはモドキとヒョウが)

モドキとヒョウが洗面台やオバン部屋出窓に場所を変えるたびに、ダイフクも移動する。
それもまたせつない。
やがてそのせつなさから逃げるように、ダイフクは時折1階に顔を出すようになった。
でも他猫の目(=警戒心)が気になるのだろう、廊下からリビングキッチンを覗くだけ。

今度はリビングの入口で通せんぼ

やがてダイフクは2階のモドキヒョウと決別して、1階の住猫となりました。
1階で伸び伸び過ごすには他猫の目を何とかしなければ。
そのうちキッチンでご飯準備の際に、他猫に交じって待機するようになった。
やはり食べ物には勝てない。
一方警戒心マックスの先住猫たちは、ダイフクが来るとみな逃げて回った。


リビングの爪とぎ上でくつろぐ

ここがダイフクの正念場だった。
"いつもいる"ダイフクに、先住猫たちの警戒心が少しづつ解けていく。
やがてちび太、ニャー、チキンをはじめダイフクの傍にやって来る。
ダイフクが寝そべっている傍を通り過ぎる。
その時が、ダイフクの最大の試練だった。

リビングの真ん中、テーブルの下で爆睡

そこで相手に手を出したら終わり。
ダイフクへの警戒心は再びマックスになって、ダイフクには居心地の悪い状態が続く。
逆にダイフクがみなを襲って蹴散らすような真似をすれば、叱られる程度じゃすまない。
まだ信頼を得ていないダイフクに保護者の鉄槌が下って、ケージ暮らしに逆戻りだ。
でも、ダイフクは頑張って手を出さなかった。
そしてまだまだ完全に打ち解けてはいないけど、少しづつ先住猫たちに溶け込んでいる。
あの寝相が示す生来の鷹揚な性格で、「ダイフクおじさん」と呼ばれる日も近そうだ。


他猫がくつろぐ場所に参加することもできました

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ノミ生産マシーン? のダイフク

2024年09月14日 | ダイフク
本記事は、カテゴリーをまたぐ「2024ノミ騒動シリーズ」の「その10」となります

久々の本シリーズですが、まだまだ治まったわけではありません。
ただ、徹底した掃除と駆除スプレーの甲斐あって、部屋のノミはほぼいなくなりました。
ノミ取りホイホイ(4台)は2週間連続"収穫"ゼロで今は中断しています。
でも油断は禁物。日々の徹底掃除は欠かせません。

ちび太のノミはたまに1匹2匹見つけるし、先日はモドキに2匹ポニーにも1匹発見。
猫達は相変わらず盛んにかいかいとなめなめを繰り返しています。
しかし群を抜いてすごいのがダイフク。まるでノミの塊のよう。
3回目のシャンプーの後、ほどなくしてまた背中が濡れてきて、さらに黒ずんできた。
試しに櫛で鋤き取って確認するといるはいるは。
それで急遽4回目のシャンプーを決行。

ニャー(上)とダイフク

湯に浸すと早速流血(溶けたノミ糞?)したのでお湯洗いを2回。
今回は洗濯ネットから出してシャンプーをしっかり地肌まで塗り込んだ。
その状態で鋤取り。目視でノミを見つけてできる限り駆除した。
驚くことに、ダイフクのノミはその状態でも地肌を這って逃げ回った。
「ノミは水に弱いから洗えばすぐに除去できる」なんて記述はみな嘘だ。
軽く洗ってシャンプーの泡を落とし、ダイフクの身体を軽く拭いてさらに鋤取り。
ダイフクを横にしたり仰向けにしたりして、二人がかりでノミを見つけては駆除した。
ノミの数が半端じゃなくかなり長い間作業。
その間ダイフクは小刻みに震えながらじっと耐えていた。

相変わらずモドキ(上)のストーカー

ダイフクの顔をタオルで覆い、念入りにノミ駆除スプレーをかけてケージ内に解放。
捕り損ねたノミが毛の表面に浮いてくるのでさらに鋤取りで駆除。
こうして数えただけで100匹以上、実際には130匹くらいは駆除したのです。
作業を終えたダイフクはすぐにご褒美にパクつくなど慣れたもの。
真っ白にフッカフカのふわんふわんの身体は、さすがに気持ちよさそう。
ところが2日後には背中が濡れ、黒ずんでくるのでした。

それから2週間。次は懸案のクウかケンか、それともダイフクの5回目をやるか。
一方ポニーの下半身の毛が薄くなり、下腹部や両後足の内側と後部の毛がなくなった。
同じ症状がケンやモドキにも現れたのです。ちび太もかつてそうだった。
モドキには脇腹に10円ハゲもでき、地肌が赤味帯びている。
線状肉芽腫、毛包虫症、皮膚真菌症と原因をいろいろ調べているうちに、ノミアレルギーの可能性もありそうだとわかった。
ここから先は、誰かを病院に連れて行って診てもらうしかない。

ヒョウにくっついてうれしそうなダイフク

重なるシャンプーで人間にすっかり慣れたダイフクは、おっとりした「いい子」になった。
モドキ、ヒョウとは仲良し3匹組になり、先住猫たちとの距離も縮めたそう。
まだまだ警戒されてますが、そのうち仲間に入りそう。
その辺の状況は別記事にて。

「あー、幸せ」

※2024ノミ騒動シリーズ
その1 それはちび太から始まった ~ノミとの格闘2024ラウンド~ 2024.6.28
その2 せつないダイフクの改心? 2024.7.10
その3 ダイフクのノミ駆除 (前編) 2024.7.12
その4 ダイフクのノミ駆除 (後編) 2024.7.15
その5 ラブラブ2匹を引き裂いた保護者(とダイフク) 2024.7.23
その6 続々シャンプー決行中・その1 2024.7.28
その7 続々シャンプー決行中・その2 2024.8.3
その8 続々シャンプー決行中・その3(中間考察含む) 2024.8.8
その9 しつこさ極まるダイフクのノミ、一方ダイフクの目的は・・ 2024.8.23

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