今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

全室制覇 これがモドキの生き方だ

2025年01月19日 | モドキ
久々にモドキの登場。
店時代はボス猫の風格、それに相手をじっと見据える眼差しに慧眼の趣があった。
実際顔に喧嘩傷の絶えなかったモドキが、わが家に来てから変わった。
当初の数か月こそ好戦的だったけど、その後はすっかり平和好きな小心者に。
その変化が功を奏して、先住猫たちにも受け入れられたのでした。
変わったというよりはモドキの本質が見えてきた感じだった。

でも、本当にそうなのだろうか。
警戒はしないが物怖じしない性格。
相変わらずボス猫然とした風貌に慧眼の眼差し。
「能ある鷹は・・」とか「真の強者はやさしい」といった言葉を思い出すのです。


愛嬌のあるまん丸目も、半目になると怖くなる

この1年間、モドキは定期的に居場所を変えてきた。
一度変えるとその場所に居座って殆ど動かない。
ご飯も運んでもらうし時としてヒョウを呼び寄せたり。
そうして2週間から1ヶ月経つと、また新しい場所に変えるのです。
居座った場所は1階2階に玄関廊下洗面所まで家中網羅し、余すところがなくなった頃、
モドキの行動パターンが変わりました。

今は各室自由自在に出入りしています。どの猫にもどの場所にも気兼ねなく。
まだ触れない家庭内ノラなので保護者を警戒するけど、逃げたりはしない。
掃除機の時間になっても逃げないのはニャーとちび太とモドキだけ。
ダイフクのような能天気ではなく、今のわが家では最も悠然とした猫なのです。
モドキは時間をかけて、この家の状況を見切ったのだろうか。

一時ほどではないけどガブガブナメナメは相変わらず

モドキと言えば、何といっても悩みの種がお腹と両後足内側のハゲ。
せっせと舐めては自分の毛を抜き取ってます。
ノミはキャプスターの連続投与後見られなくなった。
お腹の毛がないので、いれば目視できるはず。
他猫との相性も悪くないし、日頃の生活ぶりからはストレスもさほどないように見える。
何が原因かよくわからず、先生に写真を見せて相談してみた。
もちろん先生にもわかるはずなく、舐める理由がストレスでないのなら痒みかもと。
つまり何かのアレルギー。だが食生活その他は変わってない。
やはりノミアレルギー? だとすればノミがいなくなれば治るはず。
モドキのお腹が剥げ始めた昨夏の頃に、思い当たることがないのです。

先生からの提案で、一度中止したステロイドの投与をまた始めてみました。
量は少なめで1日置きに半錠。しかし効果がないようなので今年になってまた中止した。
もう少し増やしてみるかと思案中です。


お腹の毛は全然なし (後足の内側は少し生えてきた)

ハゲの悩みを除けば、モドキの生活は安定しています。
(もっとも、ハゲで悩んでるのはモドキじゃなくて保護者だけど。)
ヒョウの面倒もよく見るようになって、少しは雌猫のエスコート術も体得したようだ。
ヒョウも何かとモドキを頼りにするようになりました。

今でも時折Mさんから、モドキの近況について問い合わせがあります。
6匹のハルの子たち(Mさん曰くモドキの子)は皆元気だそうだ。
店時代、モドキがMさん宅に顔を出すと一緒に暮らしているハルの姉さん猫がモドキを毛嫌いするので、Mさんはモドキの保護を諦めた経緯がある。
モドキの里親さん探しをする際は、Mさんに連絡することになっています。
Mさんのためにも、モドキには元気でいてもらわねば。


日光浴:手前からダイフク、モドキ、コタ中にキー、奥にクウ、サクラ、上にリン
(外から網戸越しに)

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経口ノミ駆除剤 ~ダメ保護者の被害猫~

2024年11月13日 | モドキ
本記事は、カテゴリーをまたぐ「2024ノミ騒動シリーズ」の「その13」となります  

モドキ記事の連投です。
すっかりリビング猫群の一員となったモドキ、穏やかで優雅な生活を始めました。
しかし保護者には悩みの種が。ノミの駆除です。
7月に捕獲大騒動の末、モドキをシャンプーした時のダメージが大き過ぎた。
それでマイフリガードに代わる経口タイプのノミ駆除剤を探していたのです。
わが家には、モドキ以外にも触れない子が4匹もいるので。

リビングでくつろぐモドキ (手前)

8月、ノミ騒動がいよいよ深刻化してきた頃、モドキに異変が見られた。
洗面台やケージの上から落ちて、仰向けになって起き上がれずバサバサもがいている。
しばらくすると落ち着いて、普通に起きがって何もなかったように歩き去る。
必死の形相とは裏腹に、その様子が何ともユーモラスだった。
「またやってる。モドキってこんなにドジだったっけ。」夫婦でよく話したもんでした。
9月になって2階に居を移しても、やはり手摺から落ちてバサバサとやっていたのです。

そのうち脇腹に10円ハゲができ、ようやく治って来たと思ったら今度はお腹に。
しかもポニーやちび太と同じように、下腹部と後ろ足内側の毛が剥げてきた。
気になって撮影したお腹の写真に2匹のノミが確認されたのです。
さらにモドキのバサバサが頻度を増してきて、高所から落ちなくてもやっている。
気が動転して起き上がれなくてもがいていた???
考えてみれば猫なのにそんなことあるわけない。何とも能天気な保護者でした。
背中が痛痒くて床にこすって掻いていた、と考えるのが普通なのに。
脱毛に関してはちび太やポニーの時から調べていて、可能性が高いのはノミアレルギーだ。

さかんにガブガブナメナメしています

最終判断は通院して診てもらうしかないのだけど、いかんせん捕獲が大変過ぎる。
いずれにしてもノミ駆除が先決なのは間違いない。
それまで調べていた経口ノミ駆除剤は、製造中止になっていたり価格が高すぎたり使い方がはっきりとわからなかったりと問題があった。
薬のネット購入は、知りたい情報がすべて明確にならない限り控えるのが鉄則です。
しかし目をつけていたある薬の不明点が突然はっきりした。
販売元とは違う会社の取説がネット上にあり、しかも用法が不明で不気味だった。
「1日1錠」と「体重1kgにつき1錠」。使う方にとってはえらい違いだ。
実はこの取説、買収される前の会社のものがネット上に残っていたのでした。
いろいろわかったので、日本では認可されてない「キャプスター」というその薬を輸入代行を通して購入しました。

よく見るとあちこちに小さな"完全ハゲ"が

早速1錠与えたのが10月の下旬。
するとその後、ひっくり返ってもがくバサバサがなくなった。
ことによるとあのバサバサは、ノミに喰われて痛かった??
そう言えばダイフクにも、通常の雌の3倍くらいの巨大ノミがいたっけ。
ところで気になっていたのがキャプスターの持続性。
取説(英語)には1日1錠だがノミが確認されたらさらに続けるとある。
明記はないが、どうやら有効なのは1日くらいのようだ。
実際にはどうかと言うと、2週間ほどしてまたバサバサがあったので2錠目を投与した。
いずれにしてもこの薬は成虫にしか効かないので、繰り返し投与する必要がある。
現在は安定しています。ノミは見かけないがチェックはしていません(できない)。

見るも無残な下腹部と後足内側のハゲ

ところで、モドキのアレルギー?に関してはちょっと失敗してしまいました。
ノミアレルギーについて調べると、治療は抗生物質やステロイドの投与だと。
いくつかのサイトで確認し、中にはブレドニゾロンがいいとまで書いてあるサイトも。
さくらが常用している薬だ。
で、モドキにも抗生物質とブレドニゾロンを所定量の半分づつやってみた。
ところが3日続けた頃、ある動物病院の先生のブログに、ステロイドは症状を悪化させることもあるので要注意と書いてあった。
診断の方向性が確定するまでは使用を避けるべきと。
慌てて投与を中止しました。
最近は身近にいるモドキの写真がいろいろ撮れたので、先ずは先生に写真を見てもらおうと思っています。


こんなになるまで放っておいた保護者は最低だ

※2024ノミ騒動シリーズ
その1 それはちび太から始まった ~ノミとの格闘2024ラウンド~ 2024.6.28
その2 せつないダイフクの改心? 2024.7.10
その3 ダイフクのノミ駆除 (前編) 2024.7.12
その4 ダイフクのノミ駆除 (後編) 2024.7.15
その5 ラブラブ2匹を引き裂いた保護者(とダイフク) 2024.7.23
その6 続々シャンプー決行中・その1 2024.7.28
その7 続々シャンプー決行中・その2 2024.8.3
その8 続々シャンプー決行中・その3(中間考察含む) 2024.8.8
その9 しつこさ極まるダイフクのノミ、一方ダイフクの目的は・・ 2024.8.23
その10 ノミ生産マシーン?のダイフク 2027.9.14
その11 死火山が活火山に・・なかなか治らないノミの喰痕 2024.10.6
その12 さらなるダイフクのシャンプー、そして耳の異常(がん?) 2024.11.7

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モドキ、ついにリビングデビュー

2024年11月11日 | モドキ
ヒョウとダイフクに取り残されて、2階廊下周辺の住猫となっていたモドキが動きました。

2階洗面所のモドキ

1階に下りて来て玄関廊下に陣取った。
もともと玄関は一時3匹で暮らしていた場所、そんなに抵抗はなかっただろう。
間もなくしてヒョウとダイフクもやって来て、3匹が再び集合しました。
ただ、その場でじっと動かないモドキに対して、ダイフクもヒョウも行動範囲が広い。

左:玄関廊下のモドキとヒョウ  右:寝箱を置いたらダイフクが

結局1週間もするとヒョウはオバン部屋に居住を変え、ダイフクはリビングに。
玄関は人の出入りがあるので、その都度場所を空ける(逃げ回る)のが億劫なのだろう。
モドキも同様で、居場所を廊下奥のトイレ前に移した。
玄関でもトイレ前、今度もトイレ前。
迷惑なのは他猫たちで、特に廊下奥のトイレはケンが愛用していたので大変だ。
この場所も人の通行が多いけど、ここならモドキは逃げずにやり過ごせた。
ただ、いかにも裏側斜陽の生活という感じで卑屈に見える。


廊下奥トイレ前にて:モドキのために置いた箱にはダイフクが

それから5日ほど経った先日のこと、モドキは意を決したようにリビングで過ごした。
何がきっかけかわからないが、その日は1日中リビングで寝そべっていた。
ダイフクと違って他猫たちにも受け入れられた。
妻が掃除をしても、他猫たちと同じように少しどいてまた戻って来た。
その2日後、3日前のことです。
前日には木枯らし1号が吹き、その朝は(庭の)最低気温が一桁となった。
いよいよ当家でもホットカーペットの運転開始。
そうなると家の猫たちの生活はがらりと変わる。
猫は一度ホカペを味わったらもう離せない。
かくしてモドキは、リビングの一員になったのでした。

追伸:モドキに大きな問題が。ノミです。
   その話は次回に。

9月に撮ったモドキのお腹、拡大して見たらノミが2匹

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どうする、モドキ?

2024年10月22日 | モドキ
保護してみたら、見かけによらず警戒心が強く気の小さいことがわかってきたモドキ。
ヒョウ、ダイフクと3匹で人目、猫目を避けて生活していた。
ここ数ヶ月は殆どリビングキッチンに顔を出さず、それどころか2階から下りてこない。
それでもトイレは1階で済ませていたが、最近はトイレも水飲みも2階で行う。
ほぼ完全2階生活となりました。


2階の電話台にて (奥はヒョウ)

モドキの居場所は廊下の手摺や電話台と洗面台。
結構狭い範囲で、トイレ水飲み以外は1日中じっとして動かないことが多い。
ヒョウは手摺にも洗面所にもお付き合いするけど、ダイフクはその下の床の上。
そのダイフクが、ここにきて3匹組から離脱。
居住を1階に移し、先住猫たちの社会に加わろうと努力してます。
その後モドキは、オバン部屋の出窓に居場所を移した。

出窓のモドキ、椅子上のリン、ベッド(段ボール)上のレオ (オバン部屋にて)

オバン部屋にはココレオをはじめいろんな子たちが出入りする。
モドキが定着したことによって、この部屋の住猫だったケンは居住を移しました。
そんなモドキにヒョウもよく合流した。
いつも出窓にいるモドキに、部屋に出入りする子たちも慣れてきたようだった。


ちび太とモドキ、店時代の因縁の2匹も仲良く

でも、他の子たちの主な生活の場はリビングキッチン。
モドキに合わせて生活するのはヒョウだけだ。
そんな頼みの綱?のヒョウが、モドキから徐々に離れつつある。
別に嫌いになったとかではなく、若いヒョウは好奇心の塊だ。
家のあちこち探検したいし、他の猫たちとも交流したいのだろう。
1日中じっとしているモドキの傍では収まらないのは当然だ。


脇腹の10円ハゲが治ったと思ったら、今度はお腹の真ん中に10円ハゲ

かくしてヒョウは、モドキから解放されたかのようにあちこち顔を出してます。
ヒョウがしばらく見えないとモドキが呼び戻そうと鳴き喚く。
これがまた実にうるさい。深夜にやられるとこっちが寝ることもできないのです。
で、ヒョウをモドキのもとへと追いやったりする。
ヒョウもいい迷惑だ。

さてモドキ、どうする?
いくら鳴き喚いても、お前が動かなけば事態は打開しないぞ。


最近ヒョウが開拓したサクラ部屋の出窓
モドキもちょくちょくお邪魔しだした
サクラは主に1階に居住するも、食事介助の時はこの場所を使うので2匹には遠慮してもらいます


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モドキ、家の子一周年

2024年09月17日 | モドキ
7年余りのノラ生活を終えて、わが家に迎えたのが昨年の9月中旬。
ノラ生活を無事に過ごせたのは、店だけでなく見守る人達が多かったからに他ならない。
モドキは数少ない恵まれたノラの1匹だ。
とは言え、大怪我をしたり目ヤニや風邪などで幾度も危機に見舞われた。
その都度手当するうちに、モドキは気心の知れたノラとなった。

店時代のモドキ (レジ外側台上にて)

かつて知ったる保護者のいる家に来たノラは慣れるのが早い。
モドキも来た早々に落ち着いたもんだったけど、そこは猫たちがやたらに多い家だった。
しかもノラ時代にライバルだったココレオやダイフクまでやって来た。
当初は威厳を誇示したり修羅場を演じたりしたが、次第に他猫と折り合いをつけていく。
ご執心だったヒョウまで家に来たことがプラスに作用したのは間違いない。
そして見えてきたモドキの本質、実は気が小さくて遠慮する猫だったのです。

ヒョウと違って先住猫たちに警戒され、馴染めずにいるモドキとダイフク。
面識は十分にあっても、保護者への馴れも道半ば。
結局3匹は先住猫たちがくつろぐリビングキッチンを避け、"陰"暮らしを始めた。
早々とわが家に溶け込んだココレオがいなくなった保護部屋生活。
部屋は開放されていたが、出るまでには何ヶ月もかかった。
やがて2階オジン部屋の押入れに根城を移したモドキに、ヒョウが合流していった。
シャンプーを機に再び自ケージに籠城したモドキに合わせて、保護部屋生活に戻った3匹。
ようやくケージから出ても、部屋内のケージの上や椅子の上で過ごした。

保護部屋の3匹 (椅子上にモドキとヒョウ、下にダイフク)

やがて、保護者が寝た後のキッチンに進出。すぐにヒョウもダイフクも従った。
3匹でキッチンを独占したが、他猫の目が気になって落ち着かない。
それで、モドキが次に選んだ場所は玄関だった。
猛暑たけなわの頃、自然の涼を求めるなら確かに玄関土間のタイル上が一番だ。
ただしこの場所は保護者の出入りの度によける必要がある。
ヒョウはそれを嫌って昼間は2階の手摺の上に居場所を変えた。
ダイフクは相変わらずモドキの傍。まるでモドキを慕っているようにしか見えない。

キッチンに進出した3匹

このおかげで、玄関に置いていた人気トイレは廊下の奥へと移動した。
ダイフクを嫌っていたモドキだけど、その頃から少しづつ気を許していった。
そして、ついにはダイフクの目の前でヘソ天に。
夜はヒョウも加わって、3匹の不思議な絆は深まっていった。
やがて、昼間は2階の手摺の上にいるヒョウに合わせてモドキも2階に出張。
選んだ場所は洗面所のシンクの中。
すかさずヒョウがその横に、ダイフクはその下の床に。
階段の上でくつろぐダイフク。ダイフクの通せんぼがまた始まった。


玄関のヘソ天モドキとダイフクとヒョウ(ダイフクの奥)

それからは3匹揃って玄関と2階を行ったり来たり。
この3匹、習慣が次々と変わるので見ていて飽きない。
モドキは当分の間はみんなと合流する気がなさそうだけど、家庭内ノラとはちょと違う。
7年間も付き合ってきた実績はニャーに次ぐものだ。(ダイフクは5年間のブランクあり。)
モドキもそれはわかっていて、我々夫婦が近づいても脅かさなければ逃げないし、親近感のある目つきや表情で接してくれたものだった。
それは家に来た今でも変わってない。
わが家では新参だけど、当ブログでは古株なのです。

2階洗面所にて、モドキとヒョウ

さて前記時にも書いたように、後足の内側から下腹部にかけて毛が抜け始めてきたモドキ。
さらに脇腹に10円ハゲが出来てそこが赤味帯びてぐじぐじと痛々しい。
他にも似た症状の子が数匹いるけど、代表で通院させるならモドキかなと思う。
でも・・、ようやくモドキが心を許しかけたときにシャンプー前の大捕物で信頼を裏切り、振り出しに戻ってしまった。
あれから再び深めてきた信頼関係、また降り出しに戻るのも何だかなあ。
とりあえず抗生物質と少量のステロイドを与えながら、それでも通院を決行するか他の子にするか、ぐじぐじ考えています。

モドキの脇腹10円ハゲと後足裏側のハゲ


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