今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ハードル高いリビングの入口

2025年01月17日 | ハチ(キジロ)
ハチがなかなかリビングデビューできません。
一度だけ足を踏み入れたけどダイフクに睨まれて退散した。
(ダイフクの休息場所=爪とぎの横にいたからです。)
家の中に招待(保護)して2ヶ月半、予想外に時間がかかってます。


ピアノ下の爪とぎはダイフクの休息場所

保護者には滅茶苦茶慣れまくって、レオとスリスリ競争。
キッチンで作業するときは必ず出てきて足に絡みつくので、危なくて仕方ない。
抱くと緊張しまくるけど、当初よりはだいぶ慣れました。
一方猫社会にはうまくなじめないようで、気疲れするせいか保護部屋に引き籠り気味。
朝飯夕飯の時はキッチンに猫たちが集まるのでやはり入って来れない。
しかし食欲が勝って、他猫の中心に頑張って居座ることも。とにかく食いしん坊。
他猫と喧嘩するとか警戒したりとかはない。要は気を遣うのが苦手らしい。

保護部屋から周囲を見渡すハチ

キッチンに猫たちが集まってが騒がしくなると、そそくさと自室(保護部屋)に戻る。
外時代のハチはこうして、様々な危うさから身を守って来たんだな。
平和を愛する小心者。
それが6年間の長きにわたってわが家に通い続けた秘訣のようだ。
ハチの過去記事を読み返しても、「優等生」とか「皆勤賞」といった言葉が並びます。

しかしながら、ハチは大変立派な頬袋(ジョール)の持ち主。
下顎まで包み隠すくらいで、わが家では断トツだったダイフクを抜く大きさ。
顔が縦方向より横方向に長かったりして。(扁平顔?)
そして頭や耳の付け根や首周りに怪我の痕がたくさんある。(※)
ハチの本当の姿、それは自分のイメージとは逆で百戦錬磨の強者(つわもの)なのかも。
※昨冬および2年前の首の傷とは違います。当時の傷は治癒して毛も生えてました。


家裏時代をともに過ごしたハチとサクラ(右)

ハチは夫婦のどちらも選ばずに甘えてきます。
人見知りしないようなら、里親さん探しが可能になる。
15匹の中よりは1匹の方が、ハチも気楽に過ごせそうだし。
その前に手術を受ける予定です。5才までと言ってる先生との交渉次第だけど。
頭にある傷痕を許容してくれる里親さん、何とか探したいものです。
ハチの甘えぶりは保護者を目一杯癒しまくること間違いないので。

とは言え、里親さん探しは大変ですよね。
ツテはもう当たりまくったし。
譲渡会やネットは保護ボラさんのかわいい猫たちが目白押し。
ボラさんたちの子が譲渡されれば、その分またノラたちの保護が可能になるわけだし。
最後まで面倒見たいのは山々なれど、まずは自身の健康第一ということでしょうか。


日光浴は保護部屋のケージの中で

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ハチ、いよいよデビューへ

2024年11月26日 | ハチ(キジロ)
ハチが家猫化プログラムを終了し、家の中全面開放となりました
ケージ生活1週間と保護部屋生活2週間、計3週間の隔離期間でした。
必要な工程とは、①保護者馴れ、
②ノミ駆除(マイフリガード)、③腹虫駆除(ドロンタール)、④湯浴全身シャンプー、
⑤ケージを自分の隠れ家として認識する(何かあった時に逃げ込めるように)。

保護部屋のハチ (4台の大型ケージはそのままなので入り放題)

外生活時代に6年間の付き合いがあるハチ。①は初めから問題なく②③もすぐに完了。
時間を要したのは⑤で、この段階を終えた頃④を行って、晴れて全面開放となった。
シャンプーでは洗い水も汚れずノミもいなかったが、一応ノミ駆除スプレーと爪切りも。
実は気になることがあって、耳下の毛がまた少し赤味がかって濡れてきたのです。
かつてモドキやダイフクにもできたぐじぐじ丸ハゲになりそうな予感。
これは真菌による可能性が高いので、とりあえずシャンプーの後に消毒しました。
家猫になればすぐに手当、ノラ時代とは雲泥の差だ。

水飲み中 (水桶は部屋に3ヶ所あります)

ハチはとにかく甘えん坊。保護者が部屋に入ればだみ声で鳴きながらスリスリゴツゴツ。
自分の(腰痛)リハビリ体操を保護部屋で行い、ハチと一緒にいる時間を増やした。
ときとしてちび太やココレオが乱入してご挨拶。
保護してわかったのは、ハチはとても穏やかな猫。
そう言えば外時代も喧嘩らしい喧嘩はまったくなかった。
唸り合いは1回。と言っても追い詰められて一方的に唸られて、結局自分が加勢した。
そんなハチだから、リビングデビューは問題ないと思われた。

シャンプー後 (身体を乾かしてます)

いざ保護部屋を開けてみると、ハチは全然出る気配なし。
部屋の入口から廊下を見渡すのがせいぜい。
一方家の猫たちは興味津々になって、代わる代わるハチと鼻ツンツンのご挨拶。
ココはちょっと唸りかけたけどハチが応じず。
問題はダイフク。一触即発?の至近距離睨み合いがあった。
その時はハチが視線を外して収まったけど、今後も要注意だ。
しかしその後、何故かダイフクが保護部屋に入ってハチと過ごす時間が多くなった。

日向ぼっこ (箱の中でダイフクが寝ています)

解放して3日目、今もハチは開放された保護部屋で過ごしています。
まだリビングに顔を出したことはありません。でも部屋を出るときがある。
ご飯の時です。
どんなノラでも食べ物への執着心は絶大だ。まさに死活問題だから。
保護されても、もう食べ物には困らないとわかるまでは同じです。
ハチも保護者がご飯準備を始めると察するのだろう、ビービーと鳴きだす。
部屋を開放した日、ビービー鳴きながらキッチンまで出て来た。
待機する他猫たちが啞然とするその真ん中に陣取って、ひたすら上を見てくれくれ鳴き。
他の猫たちが目に入っているのかどうか。
少し食べると落ち着いて、部屋に戻って残りを食べた。
かくしてハチは、リビングデビューならぬキッチンデビューを果たしたのでした。

キッチン前廊下でご飯待ち (奥はヒョウ)

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キジロの保護、そして改名「ハチ」

2024年11月04日 | ハチ(キジロ)
秋の冷たい長雨が多かった先週の土曜日、キジロを保護しました。
キジロは子猫の頃わが家にやって来て以来の、6年間の家裏生活に終止符を打ちました。
ここ1,2年は夏に来訪の乱れがあったけど、通してみれば大変な優等生だった。
特に2年目から4年目にかけて殆ど皆勤賞で、本人(猫)も保護者もよく続けたものだ。
2年前まで苦楽を共にしたサクラ、当初守ってくれた今は亡きルイの存在も忘れまい。


雨宿り中のキジロ

先週のキジロは家裏で雨宿りすることが多かった。
目が合ったり家中で物音がすると勝手口に出て来て、その都度食べた。
保護に反対だった妻も、これでは仕方ないかと。
(※ 妻の反対理由は、現状で何も困ってないキジロの自由をわざわざ奪いたくないと。)
かねてから練習した通りキジロを抱き上げて家の中へ。
妻が毛布を被せた途端にキジロが猛烈に暴れ出した。
結局放してしまい、キジロはリビング方面に逃げた。
その時勝手口がまだ開いていたので、身体を張ってガードしたのです。
やがて閉じた勝手口に戻って来たキジロ、今度はしっかりと毛布でくるんだ。

"外の"キジロの見納めです

ケージの中でしばらくビービー鳴いたがやがて静かに。
手を入れて撫でると安心したように甘えて来る。
6年間頼りにしてきた保護者の存在は、保護後のキジロにとって唯一の拠り所だ。
キジロはその日のうちにウェットもカリカリも食べ、翌朝にはトイレ大小も完璧だった。
もう少し落ち着いたらノミや腹虫駆除を行い、病院検査となります。
6歳半くらいになるキジロ、手術は先生との相談だ。
(先生は不妊手術は5才までと決めていて、強引にモドキの手術を頼んだ自分は要注意人物なのです。)

ケージの中では床面のトイレの陰に隠れたまま

さて、ここでキジロの新しい名前を決める必要が。
キジロは仮の名前で夫婦の間では「キーたん」と呼んでいました。
これからは直接呼びかける必要が生じたわけで、しかも家には既に「キー」がいる。
で、いろいろな名前を考えた挙句、妻が選んだ「ハチ」に決めました。


人の声がすると甘え鳴きするハチ

ハチよ、今のおまえは不安と怖れでいっぱいだろう
突然拘束されて檻に入れられれば
人間だって誰だってそうなるのは当然だ
でもおまえには、かつて知ったるこの保護者がついている
早く新しい生活に慣れておくれ
これからは二人三脚で、幸せに向かってまっしぐらだ


ハチは6年半の外生活に終止符を打ちました

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大雨の日、キジロは・・

2024年10月12日 | ハチ(キジロ)
今週の水曜日は当地でも大雨になりました。
正確に言うと前日からお湿り程度の雨、夜になると本降りになった。
2日続けての北風冷雨で気温も上がらず前日は20℃、その日は16℃が最高。
前日の前の日は真夏日で、まるで夏が一気に冬になった様相。
その日、水曜日の朝は凄まじい土砂降りの雨音で目が覚めた。
遅めの起床で1階のトイレから家裏を見やると、寝床の中からキジロが挨拶してきた。


外はモーレツな雨。
キジロがいつ来たのかは知らないが、どうやら寝床で雨宿りしていたようだ。
こういうときのキジロは・・勝手口を開けると早速出て来た。


キジロは濡れていなかった。
しっかり食べ終えてもまだ土砂降り、また寝床に戻って様子見。
で、11時頃に勝手口を開けるとまた出て来てしっかり食べて、雨は弱まってきたけど再び寝床に戻った。



少し寝入っていたのだろうか、弱雨の中そろそろお帰りかと思い、13時頃に勝手口を開けたらまた出て来て3回目のご飯。しかもおかわりも。
帰るかと思ったら帰らずにまた寝床に入って熟睡してしまった。


しかし15時頃に見るといなくなっていたので帰ったかと。
そのまま家裏に放っておいた寝床がこんな形で役に立った。
現在家にお迎えするために抱き上げ訓練中のキジロ。
今年の冬までには外の生活を卒業させるつもりです。
寝床の利用もこれが最後かなと思うと感無量。

最近の気温の乱高下のせいか、このところのキジロの来訪は不安定だった。
1日に2,3回来たかと思うと来ない日が続いたり。
先日4日続いて来なかった日はついに3点セットに確認してしまった。
(※3点セットとは清掃局、動物愛護センター、警察のことです。)
だがそれ以降は皆勤賞で来ています。食欲も増してきた。

さてそのキジロ、17時頃に勝手口を開けるとまた寝床から出て来た。
もう雨が止んでいるのに、寒かったのか再び寝床に戻っていたらしい。
4回目のご飯、しっかり食べて帰りました。


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何とか生きてるで候ふ

2024年09月21日 | ハチ(キジロ)
まさに残暑これ極まれり、尋常じゃない暑さですね。
今夏は暑さの新記録を次々と打ち立て、ついでに野菜の高騰も新記録。
わが家では必需品だったオレンジジュース、値上がりを通り越して店頭から消えました。
それにつけても最近の天気予報、当たりませんね。
今月の初めだったか、当地では晴れマークのない週間予報が何日か続いたけど、実際には殆どが晴れ、太陽を見ない日はなかった。

今回はキジロくんの登場です

コンピューター予報にしてもAIにしても、要は経験則ベースだから過去データが物を言う。
今年の夏は過去の経験から大きく外れているのに違いない。
予報士の人たちは、気象庁の縛りがあるせいかそんなことは言えないのかな。
予報がバラバラになれば混乱を招くので、それもやむを得ない?
外れても外れてもシラッとしてまた予報する。なんとまあお疲れなことで。
個々の判断をもっと尊重する予報の仕方があると思うのですが。
中にはウェザーマップの森田さんのように、「外れちゃいましたね」と申し訳なさそうに外れた理由を説明する人もいる。
好感持てます。

ところで、今年の夏がどのくらい異常なのかチェックしようと過去の記録を見てみました。
庭の温度計に関する限り、去年も猛暑日熱帯夜が彼岸まで続いた。
去年の猛暑日熱帯夜の最後は9月28日。
一昨年以前は、猛暑日や熱帯夜は飛び飛びあっても連続するのは8月上中旬だけ。
残暑が異常に暑くなったのは去年からのようです。

「お~い、主人公が出てこないぞ~」

さて、余談が長くなりましたが、当ブログでは唯一外暮らしを続けているキジロくん。
さすがにこの暑さにはバテたようで、8月は来ない日が多かった。
日陰にいてもうだる暑さ。風通しを求めてもまるで熱風。
キジロに限らず、この時期の外暮らしは大変だ。
外から戻ってクーラーの風に当たってひと息ついた時のあの幸福感。
外猫たちにも味わわせてやりたいものだけど、猫にはクーラー嫌いが結構いるからね。

猛暑日熱帯夜は続いていたけど、9月になるとキジロの来訪は復活してきた。
1日置きだったのが3日に2日、4日に3日と来るようになり、今ではほぼ皆勤賞。
先日(16日)の涼しかった日は朝夕晩と3回食べに来た。
猫には、気温以外に夏の終わりが近いことを知る術があるのだろうか。
ただ勝手口ドア下のたたきは暑いらしく、フェンス際の石桝の上で待機。
食べ終わるとそそくさと消えてしまう。

「お~い・・」

キジロは、勝手口の中からなら触ったり撫でたりできる。
でも外で出会うと、こっちが近づく前に逃げてしまう。
もうすぐ6年になる付き合いで、しかも殆ど毎日のように顔を合わせてきた。
その割には信頼関係がイマイチ希薄な感じ。
家にお迎えするにしても、どのような方法で行うか。
できれば捕獲機は使いたくないし、
リン一家のようにドア開けて入って来るのを待つわけにもいかないだろうし。

今考えているのはサクラのように、勝手口の内側から抱き上げて入れる方法。
ただ、サクラの場合は小柄で軽かったから何とか出来た。
それでも暴れられたら持ちこたえられず手放してしまった。
家の中に逃げたので何とかなったけど、果たしてキジロが本気で暴れたら・・。
今からスキンシップをせっせと図って、いざというときのキジロの不安を少しでも和らげるよう努めていくつもりです。

「外から意思表示するのは結構大変なんだよね」

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