前回記事では看板猫レオたちの生活を脅かす存在のように書いてしまったモドキ。
モドキの昔を知るスタッフが少なくなった上に、今ではレオとココがしっかりと店の一員だ。
かつて店の3匹組(ニャー、チビ、シャッポ)の平和を脅かしたのがダイフク。
その後時代が変わり、弱り目となったダイフクには応援団までできたけど、あのヒールキャラ時代のダイフクに似たイメージがモドキにもついてしまったらしいのです。
ログハウスの前で雨宿りのモドキ(台の下)
しかしどっこい、モドキは悪役ではありません。
過去何回かあった店の子になる機会をモドキがゲットしていれば、今頃レオたちとは立場が逆になっていた。いやそれどころかレオたちとのご縁自体がなかったかも。
たまたま店の環境が整ってなかったのと、モドキにもう一歩踏み出す勇気がなかっただけなのです。
その後ノラとして箔をつけちゃったモドキだが、レオたちの先輩であることに変わりはない。
モドキはこの店の出身者であり、今でもこの店を拠り所にしている。
モドキにしてみれば、レオとココこそが自分の住処への侵略者なのです。
園芸用土コーナー先の資材置き場で雨宿り
モドキは店の隅々までよく知っています
最近は昼間もたまに顔を出すモドキ。
そのせいでモドキの前回記事以降、このひと月の間に3回ほどレオたちとの衝突がありました。
レオが1回、後の2回はココです。
レオのときは、自分(オジン)が直ぐに気付いて間に入ったので事なきを得た。
観葉室のドアを挟んで中のレオと睨めっこ
問題はココとモドキ。
ココもレオも少し鈍いので、モドキが近くに来ても気づかないことがある。
1回目のときはスタッフが集まって作業しているすぐ横。
凄まじい唸り声に全員が振り向くと、モドキとココが抱き合った格好で離れない。
仕方なく足をねじ込んで散会させたという。
モドキは店裏に逃げ、ココもしばらく消えたがやがてギフト室に戻ってレオに合流。
その日はご飯も食べずに、棚下に隠れたままだったらしい。
2回目のときは「ギャッ!」という声に事務所から飛び出すと、店裏の灯油センターに向かって店長のYKさんが全速で走っていた。すぐに事態を察して店長を追いかけた。
見ると、灯油センターの裏側SCフェンスとの隙間でモドキに追い詰められたココが、倒してあった脚立の上からSCのフェンスを越えようとしていた。
慌ててまだ人馴れしていないココを制止、その場を店長に任せ反対側からモドキを追い払った。
モドキは一目散にSCの奥の方へと走り去っていった。
ココは自分と店長に見守られて恐る恐る店に帰還、観葉室のレオに合流した。
店頭のモドキ
これは正直危なかった。
かつてのチビの事故と同じだ。フェンスを越えて擁壁から落ちたらもう戻れない。
たまたま店長が見ていたからわかったものの、SCの中とはいえ店から離れたら目が届かない。
今後の課題となりました。
ところでモドキの逃げる様に、猫の全力疾走というのを初めて見た気がした。
何だかチーターの疾走に似て格好よかったです。
しかもモドキが来店するルートが、正面からではなく裏からではないかという推測も。
まあ本気で追い払ったわけではないので、少し経てばまたやって来ます。
夜のレジ台にて(中からレオが睨んでます)
モドキの前回記事に書いた"新猫"くんについては相変わらず不明。
置き餌の減り具合からモドキ以外の誰かも食べてると思えるのに、気配がまったくないのです。
当のモドキは、SCの時短営業が元に戻ったせいかまた来店時間が遅くなりました。
顔を見るのは1週間に1、2度程度。
食欲もだいぶ細くなって、夏モードに入ったようです。
モドキよ、そろそろ首輪つけような