今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

平和を守ったリン母さんの一喝

2024年08月29日 | リン(旧イエミケ),クウ,キー
お母さん猫のリン
とは言っても、息子たち(キーとクウ)はもう7才です

わが家の紅2点、リン(手前)とサクラ(窓辺)

デブっていた体型も元に戻って
その美貌?とともに出てきたのが
貫禄
かつてニャーやちび太から逃げ回っていた時も
気持の上ではまったくひるまなかった
今はリンに手を出す猫は誰もいません

でも、ここに来て怖~い猫が2匹
徐々にリビングキッチンに進出してきた
モドキとダイフクです


テーブル下にダイフク、ソファ上にリン (他にニャー、ちび太とポニー)
(まだダイフクが危険猫のレッテルを貼られる前)

モドキは、外観の割には気が小さいことがわかり
そのうち誰も気にしなくなった
問題はダイフク、初めの頃はよかったけど
ある日、ダイフクがキッチンから誰かを追ってきた
追ってきたと言っても、何だか遊んでほしかった感じ
それでも逃げる方が血相変えて来たので
リビングにいたニャー以外の全員が蜘蛛の子散らすように逃げ回った
それ以来、ダイフクは要注意猫のレッテルを貼られた

ヒョウとモドキの仲間に入れず
誰もいない廊下暮らしとなっていたダイフクは
リビングでも嫌われ、みんなに避けられることに
逃げないのは気を張りながら共存するニャーと・・・

ある朝ダイフクがリビングの奥まで行こうとすると
「シャーッ!」と一喝、リンでした
その剣幕にダイフクはすごすごとシッポを巻いて退散
それ以後は、ダイフクもリビングに来るときは恐る恐る
それが功を奏して、安心した他猫たちに溶け込んでいったのです
リビングの平和を守ったリンは、ダイフクの仲間入りに一役買ったのでした

ダイフクとリン(電話台の上)

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猫愛 ~ほんわか、でもやっぱりせつない猫たちの物語・第10話~

2024年08月27日 | 猫愛 ~特選・猫たちの物語~
前話に登場する障害猫たち、とにかく明るい。障害をものともせず猫生をしっかり謳歌しています。もし足がちゃんと動けたら・・なんて思わない。ありのままの自分を受け入れて、健常な子たちと比較したりなんてしない。もちろん羨ましいとも思わない。意識の上ではまったく対等です。周りの猫たちのようにできないこともあるけど、だからと言って恨めしい気持ちなんて微塵もないし負い目も気遣いもない。周りの猫たちも労わったり気遣ったりすることなく、障害猫をありのままに受け入れているのです。それが理想だとは言いません。労りや気遣いはそれもやさしさの表現だと思います。ただ、猫のように過ごせたら、気が楽になるだろうな。

前話紹介の際にも書きましたが、特筆すべきは保護者さんたちの献身的な努力です。どの話に出て来る保護者さんも、その努力を苦痛に感じるどころかむしろ楽しんでいる。障害猫が猫生を謳歌できるのはもちろんこういった人たちのおかげ。だからと言って猫は感謝しないけど、もともとそんなこと求めてもいない。いわば神の愛(無償の愛)で結ばれているからだと思うのです。

もうひとつ、奇跡的な出会いを経てこんな幸せに恵まれた猫はほんの一握りだ。多くの猫(ノラ)たちは過酷な生活に耐え、つかの間の幸せがあっても長続きせず、虐待や殺処分の恐怖と隣り合わせで生きていることを忘れてはなりません。たかが猫だと思うなかれ。猫にやさしい社会は、間違いなく人にもやさしい社会です。

食事介助が必要な難治性口内炎のサクラ

さて、今回紹介する話も幸せな障害猫の話です。
そして、またしても佐竹茉莉子さんの登場。 Sippoの連載「猫のいる風景」やフェリシモ猫部のブログ「道ばた猫日記」は自分が最も愛読しているサイトです。どの物語も感動的なものばかりで、ひたむきに生きる猫とそれに応える人たちのひたむきさが描かれる。登場する物語はいずれも実話です。佐竹さんはこれはと思う現場に何度も何度も足を運び、猫と人の愛情の絆を見出した時に、猫に寄り添った視点で書き始める。猫の心理描写がこんなにうまい人を自分は知りません。まるで猫と心が通じているかのように猫の気持ちを表現できる。テンちゃんと向き合った時の佐竹さんはまるで話をしているようだったと、当時のスタッフが言うのを今でも覚えています。

佐竹さんが綴る数多くの物語の中からひとつを選ぶというのは大変難しいのですが、これまでに登場したチャッピーやマリやピーちゃんは、自分がその時紹介したいテーマに近い物語ということで選んでいます。そして今回紹介するのは全盲の猫「ふっくん」。ただ、物語は「路子さん」の話を中心に描かれる。路子さんに救われたふっくんは、路子さんが提供する環境の下で伸び伸びと過ごす。路子さんは言う、目が見えないことや外見の悪いことを哀れむ人の気持ちがわからない。当の猫たちが一切気にせず暮らしているのにと。

(クリックしてポップアップ)

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ニャーの独り言 ~よりによって~

2024年08月25日 | ニャー
去年の7月以来1年ぶりのニャーです
チョーお久しになってしまった理由は
ただオジンが忘れてただけです
心臓の手術だの店じまいだの
店のノラたちをまとめて保護したりだの
いろいろあったからね

ニャーの仲間たち(手前がニャー)

わが家の猫も一気に増えて
みんなみんな、大変です
ちょっとヤバそうな大きいのがウロウロすると
緊張が走ります
実は先日、ちょっとした事件がありました

朝のまだオジオバが寝ていた時
白い大猫がウロウロ出て来た
追い返そうとしたら向かってきた
それでついやり合いになっちゃいました
途中で逃げようとしたけどしつこく追いかけて来て
何度も何度もやり合った
そのうちオジンが2階から下りて来て
その足音で白い大猫は保護部屋へと逃げて行った

ニャーはいつも部屋の真ん中に陣取ってます

オジンは毛だらけになった1階中の床に驚きながら
白い大猫ともう1匹の白黒猫を念入りにチェックしてた
怪我してないか調べていたらしい
えっ、ニャーじゃないの?って思ったけど
しばらくするとまた寝に行ってしまった

その日、白黒猫の鈴がとれたとオジン
どうやらあの大柄の2匹は問題児なんだとか
でもあの白黒猫にはまだ鈴ついてるし
ニャーの鈴がとれたんだってことは
リードつける時にわかりそうなもんなのに
あれからしばらくニャーは外に出なかったからかな
オジオバが言うように暑いからじゃない
廊下にあの白い猫の気配がして行けなかったんだニャ
オジンもボケたもんだ

外に出ても暑くて日陰ばかり、すぐに入ります

それにしてもあのヤバそうな白い大猫
何だかその昔にもやり合った気がる
「先逃げのニャー」と異名をとるほど
逃げ回ったのもあの白猫じゃなかったかな
まったく、よりによってあいつを連れて来るなんて
オジンも何考えてんだか

まっ、オジンもあいつの危うさはよく知ってるはずだし
何かと注意してるようだ
そのせいかあれ以来おとなしくしてるので
ニャーもとりあえずは安心なんだニャ

最近は、あの白い大猫(ダイフク)もおとなしいので大丈夫です

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しつこさ極まるダイフクのノミ、一方ダイフクの目的は・・

2024年08月23日 | ダイフク
本記事は、カテゴリーをまたぐ「2024ノミ騒動シリーズ」の「その9」となります

ダイフクの連投です。
前々回の記事(8/19)の最後に、ダイフクのご執心は実はモドキだった?と書きました。
実際、その後もダイフクはしっかりモドキをマークして行動してます。 
ただ隙あらばヒョウにもくっつくので、何とも言えない。
そのうちモドキが洗面所(水飲み)や玄関トイレに行った際に、ダイフクに邪魔されて戻れなくなってプープー鳴き喚くことが多くなった。
そのたびに保護者が助け舟を出しに行く。

しかし先日はついに本格的な勃発が起こってしまった。
朝の6時前まだ就寝中、階下でバサバサとやり合っている音に気付いた。
声はないが明らかに取っ組み合いの音だ。しかもなかなか終わらない。
ついに起きて1階を見に行くと、足音に気付いて散会したのかモドキとダイフクは別々にいたが、リビングキッチン廊下に雲海のように毛が散乱、その中にダイフクの首輪とモドキの鈴があった。
2匹を保護部屋の定位置に追いやってチェック、とりあえず怪我はなさそうだった。
その後は、特段険悪になることなくモドキはダイフクの横を通り過ぎて戻る。


ケージ上のモドキ・ヒョウの下にへばりつくダイフクの狙いは・・

一方ダイフクは、1回目のシャンプーの後にも多数のノミがいることが判明。
マイフリガードが効かないのでフロントラインを施したが(同じだと思うけど)、これまた一向に効き目がない。
それで2回目のシャンプーを行った。
やはりたらい湯船が赤く染まったのですすぎ洗い2回、シャンプーの際はダイフクの全身を念入りにチェックした。
ノミは見つからなかったが、皮膚片のようなものがボソボソと浮いてきたのでダイフクの毛を梳かしつつ櫛で除去した。
シャンプー後の鋤取りではこの皮膚片がさらにボソボソ浮いてきたので除去。
ノミ駆除スプレーを念入りに行ってダイフクのケージ内に解放。
その後念のために大型ルーペで確認したところ、皮膚片だと思っていたのが実は巨大なノミだったことが判明。今まで見た大きいノミ(♀)の3倍はあろうか。
新種? ルーペを覗いたときは一瞬すくんだほどだった。
シンクやダイフクを拭いたタオルにも確認できた。
ケージの中にいるダイフクの表面にも浮いて来たのでできる限り櫛で取った。
40匹くらいは捕っただろうか。でもまだいる。こんなことならもっと真剣に捕るのだったと後悔した。

玄関トイレで休息するダイフク

乾いてからフロントラインを施したが、もうどんなにうまく施しても効かないのでこれを最後としました。
案の定、しばらくするとまたダイフクの背中が濡れてピンク色になってきた。
鋤き取り確認するとやはりノミがいた。
2回目シャンプーの時に捕れたのと違って、ダイフク特有の小さめのノミだった。
もうこうなったら物理的に捕るしかない。
2回目のシャンプーから10日ほど経った頃、3回目のシャンプーを行いました。

3回目は流血が少なく洗いは1回。シャンプーの際はダイフクをネットから出して2人で念入りにチェック.目視で見つけたノミを櫛で除去した。
同時にダイフクの長く密な毛の奥まで念入りにシャンプーで洗った。
ノミ駆除スプレーも毛の奥まで念入りに。
その時はダイフクとモドキがやり合った後だったので、念のため今一度爪も切った。
かなり念入りにしつこく行ったのでいつもの3倍以上時間がかかった。
でもダイフクも慣れたのか、最後までおとなしかった。

夜遅く、キッチン床に寝そべるダイフク (リビングから撮影)

3回のシャンプーでさすがにダイフクの毛はビンビンにきれいになりました。
その頃、モドキとヒョウの行動に変化が。
夜遅くなって人気がなくなるとキッチンに進出するようになったのです。
モドキがキッチン台に上るのでダイフクもその下の床に。
やがて、ダイフクはモドキから離れて廊下の住猫になった。さらにリビングにも進出。
さて、先住猫たちは? 今のところ不穏な雰囲気にはなってません。
一方ダイフクは早くも背中が濡れて汚れてきた。
いろんな意味で、しばらくはダイフクから目が離せない日々が続きます。

現在のダイフクの背中 (4回目のシャンプー計画中)

 ※2024ノミ騒動シリーズ
その1 それはちび太から始まった ~ノミとの格闘2024ラウンド~ 2024.6.28
その2 せつないダイフクの改心? 2024.7.10
その3 ダイフクのノミ駆除 (前編) 2024.7.12
その4 ダイフクのノミ駆除 (後編) 2024.7.15
その5 ラブラブ2匹を引き裂いた保護者(とダイフク) 2024.7.23
その6 続々シャンプー決行中・その1 2024.7.28
その7 続々シャンプー決行中・その2 2024.8.3
その8 続々シャンプー決行中(中間考察含む)・その3 2024.8.8
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つかの間の幸せ

2024年08月20日 | ダイフク
最近登場回数の多いダイフクです。
ラブラブモドキとヒョウの下で、未練たらたら貼りつく生活に戻ってしまったダイフク。
真下にへばりつくダイフクが邪魔なのか、モドキとヒョウがケージの上に移動する少し前、
つかの間ではありますが思わぬ出来事がありました。


たまたま保護部屋に入った時、3匹の所在確認するとダイフクがいない。
あれっと思って探すうち、その光景を見たときはびっくりしました。
モドキとヒョウがいるケージの奥に、ダイフクがいたのです。



慌てて携帯を持ってきて、とりあえず撮ったのが上の写真でした。
で、いろいろ考えた。
これは一体何なんだろう。
3匹の和解? いや、そもそもモドキとヒョウはダイフクに気づいているのだろうか。
すると・・・


ダイフクの位置が少しづつ沈んでいるような気がした。
それにしても、どうやってこの配置になったのか。
ヒョウはまだしも、よもやモドキがいる前面からダイフクが入ったとは到底思えない。
(この時ケージの下の扉は閉まっていた。)
などと考えているうちに、ダイフクの身体がどんどん沈んでいくのです。



まるでダイフクが2匹に怒られないように、こっそり仲間に加わろうとしているように。
これはもう見守るしかない。
これを邪魔して保護者が務まるか (!)
どうやら、ヒョウは気づいている感じ。
気付いてなさそうなモドキが振り向かないよう、ひたすら祈るばかりでした。


そして、ついにダイフクが本懐を遂げたのです。
すごいすごい、奇跡のような光景でした
しばしこのままにしておくとして、もしモドキが気づいて大勃発が始まったら・・。
それでダイフクが横に降りて逃げれるように、そっと下の扉を開けてその場を離れました。
2度と撮れないかもしれない貴重画像 ↓


で、その後どうなったかと言いますと、30分くらい経ってガサガサと音がしたので見に行くと、既に3匹は散会していました。
特に辛辣な勃発は起こらなかったので安心しました。
その後はまた、せつないダイフクが少し離れてへばりつき。
しかし現在の3匹はもう次のステージに移りつつあります。
その話は後日。しばらくこの3匹からは目が離せません。

ダイフクの"通せんぼ"的行動は相変わらずです

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